竹葉堂「土鳳梨酥」をお取り寄せしてみた
今回、ネットショップで見つけた台湾のお菓子「土鳳梨酥(トーフォンリースー)」を初めてお取り寄せしてみました。
これは、台湾では旅行者のお土産として大定番の一品。正直、これまで台湾に行ったこともなければ、今のところ訪れる予定もない私ですが、「それなら自宅で台湾気分を味わってみよう」と興味本位で購入。
選んだのは、竹葉堂というブランドの土鳳梨酥。6個入りで498円というお手頃価格で、お試しにはちょうど良いボリューム感と価格帯でした。
台湾のお土産と言えばパイナップルケーキですね!
中身の飴はパイナップルを100%使用しています。ただ甘いだけでなく酸味がほどよく感じられ、パイナポーそのものの味を彷彿させます。 クッキーはしっとりした食感でバランスのとれた焼き菓子です
見た目は素朴、香りも控えめ
箱を開けてまず感じたのは、日本の焼き菓子にも似た、どこか懐かしさを感じる素朴な見た目。サイズは手のひらにちょこんと収まる小さめの四角形で、焼き色も控えめ。封を開けた瞬間、芳醇なパイナップルの香りが…と期待したのですが、実際にはあまり強い香りは感じられず。
「これがあの人気の台湾土産?」と、ちょっと戸惑いつつ、まずは半分に割ってみることに。
割ってびっくり!崩れやすい生地と粘り気ある餡
驚いたのはその“割りづらさ”。表面の生地がかなりポロポロと崩れやすく、指で割ろうとした瞬間に細かく散ってしまいました。さらに中のパイナップル餡は、思った以上にねっとりと粘り気があり、まるで接着剤のように指先にくっついてきます。
ただその分、餡の量はしっかり詰まっており、「パイナップルたっぷり!」という感じは伝わってきました。
気になる味は?…やっぱり日本の菓子はすごい
肝心の味はというと、パイナップルの爽やかな酸味と自然な甘みが感じられ、「確かにフルーツの味が生きているな」という印象でした。
ただ、やはり気になったのはその“食感”。餡のねっとり感が強すぎて、口の中で絡みつくような重さがあります。そして、生地がかなりパサついていて、食べていると口の中が乾いてくるような感覚に…。
全体的に、「素朴なお菓子」としては悪くないのですが、「もう一度食べたいか?」と聞かれると、個人的には微妙なところ。むしろ、改めて「日本の焼き菓子って本当に完成度が高いんだな…」と再確認するきっかけになった気がします。
総評:話題としてはアリ、でもリピートはなし
初めての台湾パイナップルケーキ体験でしたが、率直に言って、食べにくさや食感の好みの問題もあり、リピートしたいという気持ちはあまり湧きませんでした。
とはいえ、旅気分をちょっと味わえたこと、そして「海外のお菓子にもいろいろあるんだな」と実感できた点では、いい経験になったと思います。
気になる方は一度、お試し価格でトライしてみるのはアリかもしれません。