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「選ぶのは正義じゃない、生き方だ」ファークライ4の魅力を語る

投稿日:2018年11月12日 更新日:

これぞ“狂気の安定感”! ファークライらしさ全開のオープンワールド体験

ファークライシリーズを遊ぶのは、私にとって今作『ファークライ4』が2作目となる。
初めて触れたのは、PS3で発売された名作『ファークライ3』。
それまで「洋ゲー=とっつきにくいもの」という印象を持っていた私の価値観を大きく揺さぶり、虜にさせてくれたタイトルだった。

思い返せば、ファークライというシリーズは、ただ“オープンワールドが広い”とか“グラフィックが綺麗”といった単純な魅力だけでなく、その根底にある「狂気」と「自由」が、強烈な中毒性を持っていた。

今回プレイした『ファークライ4』も、その魅力をしっかりと継承し、さらにPS4という新世代機ならではの進化を感じさせてくれる、濃密な体験となった。
ちなみに、この記事を書いている現在はすでに本編をクリア済みで、2周目をじっくりと楽しんでいる最中である。

オープニングから度肝を抜かれるグラフィックの進化

ゲームを開始してまず感じたのが、「え、もうここまで来てたの!?」と声が漏れそうになるほどのグラフィックの進化だ。

中でも印象的だったのが、オープニングで登場する“お猿さん”。
わずかな動きや表情、毛並みの質感ひとつ取っても、その再現度はまさに本物。
この時点で「ファークライ4はただの続編じゃない」と、強く感じたのを覚えている。

美麗なグラフィックに加えて、広大で高低差のあるヒマラヤ風の世界「キラット」は、ただ歩き回るだけでも楽しいと感じさせてくれる。
前作とはまた違った自然の雄大さがあり、世界そのものがひとつの大きなキャラクターのように思える。

自由度が最大の魅力!ストーリー以上に“遊び”が広がる

物語自体は、前作『ファークライ3』と比べると若干薄味に感じる部分もあった。
しかし、その分“プレイヤーがどう世界を動くか”に重きを置いているように思えた。

サイドミッション、動物との遭遇、武器のカスタマイズ、拠点の解放、乗り物による大暴走…。
「これをやれ」と押し付けてくるのではなく、プレイヤーが気の向くままに行動できる。
その“奔放さ”こそが、ファークライらしさなのだろう。

ゲームにおいて「何をするか」「どこに行くか」「誰を助けるか」はすべて自分次第。
強いて言えば“世界の中で生きている”という感覚が、本作ではよりリアルに感じられた。

良識では測れない登場人物たちの狂気と魅力

そして、ファークライを語るうえで欠かせないのが“濃すぎるキャラクターたち”の存在だ。

今作でプレイヤーの前に立ちはだかるのは、狂気に満ちた独裁者「パガン・ミン」。
一見、華やかでスマートな風貌ながら、その内面には爆弾を抱えているような危うさがある。
彼の言動は、どこか人間臭く、そして時に妙な魅力すら感じさせる。

さらに、主人公に協力する組織“ゴールデン・パス”の仲間たちもまた一筋縄ではいかない。
同じ目標を掲げながらも、思想や戦い方、目的意識がそれぞれ食い違っており、時には対立すら起きる。
この多面的な構造が、単純な“勧善懲悪”の物語ではないという、ファークライ独自の深みを作り出している。

正しさよりも“自分の意思”が問われる選択

ストーリー中盤以降、プレイヤーはたびたび「どちらの道を選ぶか?」という選択を迫られる。
だが、そこには“正解”や“善悪”の基準が明確に存在しない。

自分が信じる道を貫くのか、それとも利便性や効率性を取るのか——。
答えはプレイヤー自身が導き出すしかなく、その選択の重みもまたプレイ体験を深めてくれる要素の一つだ。

こうした道徳や倫理にとらわれない“灰色の世界”は、人によっては不快に感じるかもしれない。
けれど、だからこそ「自分の物語」として没入できる魅力がここにはある。

善悪を超えた“覚悟”が試される世界

ファークライの舞台には、絶対的な正義も、わかりやすい悪も存在しない。
支配と反抗、忠誠と裏切り、信仰と狂気が入り混じるキラットの地で生き抜くために求められるのは、倫理や常識ではなく、「狂気とうまく付き合う覚悟」だ。

野生動物と対峙すれば、倒した後に皮を剥ぎ、肉を得ることもある。
それらはクラフト素材として必須であり、バッグの容量や武器所持数の拡張などに使われる重要資源だ。

動物愛護の価値観とは真逆の行動だが、ファークライの世界ではそれが“生きる術”になる。
残酷な行為のように見えても、これはあくまでゲーム。
現実とは切り離して考えないと、この世界の面白さには到達できない。

武器と乗り物で“戦士”へと変貌する快感

ファークライ4では、数多くの武器やアイテムが登場する。
序盤では限られた装備しか使えないが、拠点攻略やクエスト達成を通して、少しずつ強力な装備がアンロックされていく。

特に火炎放射器やクロスボウ、爆発物を組み合わせたアグレッシブな戦術は、「自分で選び、自分で決めた」戦い方を実現できる喜びに満ちている。

乗り物の種類も豊富で、車やバギー、ボート、果ては空を飛べるミニヘリコプターまで。
中でも空を自由に飛べるヘリは快適そのもの。
敵との交戦を避けつつ、美しい景観を上空から眺められるのは、このゲームならではの贅沢な楽しみ方だ。

さらに、マップ上で目的地を設定すれば、車が自動運転してくれる機能まで搭載。
移動の手間すらも、プレイヤーの自由に委ねられている。

“基地攻略”こそがファークライの真骨頂!

やはりこのシリーズ最大の魅力は「基地攻略」にあると言っていいだろう。

敵勢力の拠点に忍び込み、ステルスで敵兵を一人ずつ排除するスリル。
あるいは重火器をぶっ放して、正面突破のランボープレイに酔いしれるのも良い。
さらには生肉を撒いて猛獣を誘導し、敵陣に大混乱を引き起こすという、自然との連携プレイまでできてしまう。

世界に生きる全てが“演者”であるという臨場感

このゲームが素晴らしいのは、ただ敵を倒すだけのシューティングではないという点。
世界に生きる動物たちの一挙手一投足、人々の怯えや抵抗、嘆きや祈り…すべてが“筋書きのない演劇”のように感じられる。

彼らにとっては、日々が命がけの戦いであり、決して余裕などない。
そのリアルな空気が、プレイヤーである私たちにも伝わってくる。

だからこそ、拠点ひとつを奪還しただけでも、言いようのない達成感が湧き上がってくるのだ

実際にプレイしたユーザーの声は?

ネット上でも、多くのプレイヤーが『ファークライ4』に熱中した声を残している。

  • 「ストーリーの深さよりも、世界の広さと選択の自由が最高」

  • 「ヘリで空を飛んでるだけで1時間潰れる(笑)」

  • 「敵を倒すことより、基地攻略を考える時間の方が楽しい」

  • 「パガン・ミンのキャラが最高にブッ飛んでて好き」

特に“遊び方をプレイヤーに委ねてくれる自由さ”は、多くの人が口を揃えて絶賛していた。

【まとめ】“自由”と“狂気”のはざまで、生き残るのは自分だけの物語

ファークライ4は、圧政に立ち向かうレジスタンスとしての物語を描きつつも、そこには善悪の二元論だけでは語れない、人間の多面性が色濃く描かれている。

混沌とした世界、癖の強い登場人物たち、そして命のやり取りが日常のように行われる環境。
そこで生き残るためには、何が正しくて、何が間違っているかなんて考えていては、すぐに飲み込まれてしまう。

この世界では、“思うがままに生きる”ことが許される。
自由を超えた“奔放さ”こそが、ファークライという作品が持つ唯一無二の輝きだ。

あなたもこの美しく狂った世界に、覚悟を持って飛び込んでみてはどうだろうか?

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