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【アサシン クリード4ブラック フラッグ クリア後の感想】大海原を舞台にした会心作

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舞台はカリブ海!主人公は海賊!

今作は、カリブ海が舞台で、主人公であるエドワード・ジェームズ・ケンウェイは海賊を生業としている。

その為、これまでのアサシンとは生き方や思想も違い、物語においても海賊たちが中心に描かれているのも特徴的だ。

海賊といえば自由奔放で荒々しいイメージがある。

しかし、このエドワードと言う男は、実に人間臭い。その点に関してはこれまでの主人公たちの中でも群を抜いている(良い意味でも悪い意味でも)

ゲーム開始当初は、海賊らしいずる賢さを見せ、ダークヒーロー的な描かれ方をしている。

だが、物語を追っていくと、過去である、愛する妻との諍いをいつまでも引きずり、センチメンタルな一面ものぞかせる。

シリーズ1の伊達男であるエツィオとは真逆な男である。

ただ、そこに血なまぐさい日々に生きる海賊とは一致しない人間性を見ることができて、エドワードに好感を持てるきっかけともなる。

人生を彷徨う無頼漢の成長を描いた作品

自分の人生に大きな成功をもたらしたい思いでいっぱいなエドワード。

その中での焦りがそうさせるのか、その生きたかには定まりがない。ゲーム開始時では、偶然に得た偽の身分を活かしテンプル騎士団に接触を図る。

テンプル騎士団の信頼を得るため、シリーズで主人公サイドとして描かれたいるアサシン教団にも平気で牙をむく。

かと思えば、遺産の存在を知る否や、それに目がくらみ、結果、騎士団を追われる格好となる。

その後、再起を図り、自らの船を持つまでに成長。そして、遺産の裏に隠された真実を知り、それを阻止しようと奔走する。

ここで、ようやくエドワードにアサシンとしての自覚が芽生える。

本格的にアサシンとして生きることを決意するのは物語終盤で、これもシリーズで異例と言える。

だが、そこに海賊で一攫千金を夢見ながら、同じ海賊仲間からも根は善人だといわれるエドワードの人間が垣間見える部分でもある。

海賊として大きな成功を夢見ながなら、一方で、愛する女性への思いや平穏な日々を過ごしたいと葛藤する。

大海原にそんな一人の男の魂が彷徨い続ける。

そんなエドワードの野心と哀愁がない交ぜになった物語にグイグイと引き込まれていく。

広大なオープンワールドだけでなく、ゲームとしての拡張性も向上!

新たに海賊という設定を加えたことで物語性がより広がりを見せた本作。

しかし、拡張されたものはストーリーだけではない。

前作ではサブミッション扱いだった海戦はメインとして昇格。

主人公が海賊で、舞台カリブ海なので当然と言えば当然なのだが、そこは流石のアサシンクリードシリーズのクオリティだ。

オープンワールドの広さはこれまでで最大級となっている。それは地図を開いた瞬間から、その広大さに度肝を抜かれるものになっている。

広大な世界を余すことなく、自分の船で航海することができるのだから、まさに気分は海賊だ。

また、これまでにもあった敵の拠点攻略も一新している。本作では海上に築かれた砦がそれにあたり、自身が操舵する船で攻略する楽しさを生んでいる。

更に天候も変化し、嵐などの自然が大きな牙をむくこともあり、見事なまでに様々な姿かたちの海を描いている。

前作より追加された動物と狩りは今回でも健在。

さらなるグラフィックの向上で描かれた自然背景や動物はリアルそのもので、これまで以上に没入感もアップしている。

また、今作では動物を狩ることで得た皮や骨を使い、装備品を製作することができるようになっている。

この辺りは、同社の人気シリーズ【ファークライ】の流れを汲むようシステムで、ファークライファンでもある私にとっては、ニヤリとさせられた。

また、そうしたカスタマイズは、エドワードの装備品だけでなく、自身の船であるジャックドー号でも行うことができて、その強化だけでも十分に遊べるようになっている。

狩りの舞台はいよいよ海の上でも行えるようになった。

銛を操り、サメやクジラと格闘することができる。

更には、宝を求めて、海中探索まで行えるようになっている。

ここまで海の生活を満喫できるゲームはなかなかない。

砲撃などで敵船を沈める事もできるが、相手の船を行動不能にしてから乗り込み、船上戦を楽しむこともできるようになっている。

今作では、骨の髄まで海賊ライフを楽しめる作りとなっている。

長い航海の果てに見つけたものとは…

前作の主人公コナーは、その出自にもまつわる歴史的背景が中心に描かれ、それに長く翻弄される展開となっていた。

それは歴史の転換期に介入できる面白さを生みながら、生き方が縛られ続ける窮屈さを伴う点もあった。

しかし、今作の主人公であるエドワードは、海賊という身もあり、己の欲望のために生き続けた半生となっている。

それは、彼を操作するプレイヤーにも一種の開放感を与えてくれ、当てもなく広大な海に出るだけで、快適さを満喫することができる。

しかし、海賊が海賊らしく生きられる時代は終わりを告げようとしていた。

本作の物語では、海で荒々しく生きてきた男たちの終焉を描いている。

海賊家業に見切りをつけ廃業しようと考える者もいれば、テンプル騎士団に鞍替えする者も。

そして皮肉にも、エドワードのアサシンとしての目覚めが、かつての仲間たちとの対立を一層、深めていく。

これまでのシリーズでは、復讐がテーマとなっていた。しかし今作では、裏切りや別れがメインで描かれている。

物語が終わりに向かって進む中、ひとり、またひとりと、海で結ばれた悪友たちを見送っていく。

そこには、海賊たちの物語でありながら、荒々しい波のような激しさはなく、静けさと切なさが漂う。

アサシンとしての使命を果たした後、エドワードの瞳が映したものは、一獲千金を実現した光景ではなく、懐かしい顔ぶれだった。

今作は、すべてにおいて素晴らしい出来だったが、最後を締めくくるエンディングに関しては、これまでにない、大きな感動を与えてくれるものになっていた。

また、もう一度、悪友たちと海に出たいという気持ちにさせられる作りには、狡いとさえ思った(苦笑)

あと、エンディングで描かれる、エドワードと前作の繫がりに関わる演出も秀逸だった。

クリア後の素直な気持ち

シリーズを通して今作で6作目を迎え、進化するだけでなく、新たな変化を加えた今作。

前作で少しばかりの不満ともなった部分も、今作ではスッキリと解消。さらに3でやりたかったことを、がっつり遊べる完成度まで昇華させたのは流石の一言だ。

主人公が海賊という劇薬的な変化も、うまく物語の中で消化し、最後はエドワードという人物に大きな魅力を持たせることにも成功していた。

遊びの部分でも、これまでのシリーズで最高のものを提供してくれ、本筋を忘れてしまうほど面白いものが沢山あり、かなりの時間ドロボーとなっている。

後、個人的に嬉しかったのが、これまでよりも現代パートが控えめだったこと。

今作では主人公のパーソナリティーが限りなく薄くなっており、そのおかげで本編を思う存分に楽しむことができた。

前作に比べて、様々な部分で改良、進化を遂げた本作は、正真正銘の大作であり、シリーズの中でも会心作といえるのではないだろうか。

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