暗黒魔城の崩壊と、真の姿を現した「邪悪の根源」

暗黒魔城都市からの決死の脱出劇。その直後、私たちの眼前に広がったのは、さらなる絶望の光景でした。城の崩壊と共に、ついに暗黒神ラプソーンがその真の姿を現したのです。
力を取り戻したラプソーンは、光の世界と闇の世界を繋ぐ扉を強引に開き、そこから続々と闇の眷属たちを召喚。世界が瞬く間に闇に呑み込まれていく展開に、一時はどうしようもない無力感に襲われました。しかし、絶望の淵に立たされた私たちの前に、一筋の眩い光の塊が舞い降りました。
それは、闇の世界で絆を結んだ伝説の神鳥レティスでした。ラプソーンが開いた次元の扉を逆手に取り、間一髪で私たちを救い出してくれたのです。 「まだ、神はこの世界を見捨ててはいない」 レティスの背に乗って一時撤退しながら、おっさんの心には再び、消えかけていた希望の火が灯りました。

やまびこの笛を手に、思い出の地を巡る「オーブ探しの旅」

ラプソーンは自らの周囲に、あらゆる攻撃を寄せ付けない強固な闇の結界を張り巡らせました。これを打ち破る唯一の手段は、かつて暗黒神を封印した「七賢者」の魂が宿るオーブをすべて集めること。
レティスから託されたのは、近くにオーブがあれば音で知らせてくれる「やまびこの笛」でした。 最初にオーブが見つかったのは、旅の始まりの場所であるトラペッタ。そこからは自力で世界中を飛び回り、賢者たちの足跡を辿ることになります。 「オーブは賢者の末裔に縁のある場所にこそ存在する」 この最大のヒントを頼りに、おっさんは再び神鳥のたましいとなって大空へ。それは、これまでの旅で出会い、そして失ってきた人々との思い出を再確認する、巡礼のような旅の始まりでもありました。

チェルスの面影と、犠牲になった者たちの「消えない想い」




オーブを求めて各地を巡る中で、私の足はリブルアーチへと向かいました。 そこには、最後まで自分が賢者の末裔であることを知らずに、レオパルドの牙に倒れた少年チェルスにゆかりのある場所があります。
ハワードに虐げられ、過酷な日々を送りながらも、主人の愛犬であったレオパルドの世話を健気に続けていたチェルス。やまびこの笛が響くその場所で彼の不遇な最期を思い出すと、今でも激しい怒りがこみ上げてきます。しかし、優しきチェルスなら、あるいは呪われる前のレオパルドを、心から可愛がっていたのかもしれません。 メディおばあさん、大司教ニノ、そしてチェルス。 非業の死を遂げた末裔たちの犠牲を無駄にしないために。彼らの想いが宿るオーブを一つひとつ手にするたび、おっさんの決意はより強固なものへと変わっていきました。これまでの冒険を振り返らせるこの粋な演出には、作り手の物語への深い愛を感じずにはいられません。
呪いから聖なる光へ。目覚めた「神鳥の杖」

すべてのオーブを集め、レティスのもとへ戻った私たち。 そこでレティスが差し出したのは、かつてドルマゲスからレオパルド、そしてマルチェロへと渡り、数多の惨劇を引き起こしてきたあの「呪いの杖」でした。
目の前の邪悪な杖に、一瞬たじろぐ主人公たち。しかし、レティスは静かに語りかけます。 「いまや呪いは消え、この杖には七賢者の意思と魂が宿っているのです」 暗黒神を封印するためにかつての賢者たちが自らの命を託した、真の姿としての「神鳥の杖」。それは、呪いの道具ではなく、世界を救うための「希望の証」へと転じていました。
七つのオーブ、そして真に目覚めた神鳥の杖。 ついに、暗黒神ラプソーンを討ち果たすためのすべての準備が整いました。おっさんのパーティーも、これまでのレベリングと装備の強化を信じ、最終決戦の覚悟を決めました。
レティスの背に乗り、世界の夜明けを勝ち取るために

『ドラゴンクエストVIII』プレイリポート 第22回
総評としては、これまでの旅のすべてを肯定し、失った命への祈りを力に変える、最終決戦前にふさわしい至高の準備エピソードでした。
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「やまびこの笛」を使い、これまでの冒険の舞台を再訪するノスタルジーに浸りたい方
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チェルスやメディおばあさんなど、賢者の末裔たちの想いをオーブと共に受け取りたい方
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呪いの杖が「神鳥の杖」へと姿を変える、因縁の浄化と決着を見届けたい方
こうした方々にとって、オーブ集めから神鳥の杖入手までの流れは、ラストバトルに向けてプレイヤーのテンションを最高潮まで引き上げてくれるでしょう。
ラプソーンを守る結界を破るには、七賢者の魂に祈りを捧げる必要があります。レティスの大きな翼に揺られながら、私たちは空を覆う闇の核心へと突入します。 おっさんの冒険は、ついに真のエンディングへ。次回の報告では、世界中の人々の祈りと共に挑む「暗黒神との最終決戦」、そして感動のグランドフィナーレをたっぷりとお届けしたいと思います!