冬の贅沢、京都が育んだ「水尾ゆず」の誘惑

冬の訪れと共に、スーパーのスイーツコーナーに並び始める季節限定の文字。今回、おっさんの目に留まったのは、トーラクの人気シリーズ「カップマルシェ」から発売された「京都嵯峨水尾ゆずのレアチーズ」でした。
京都嵯峨の「水尾(みずお)」といえば、日本のゆず栽培発祥の地とも言われる由緒正しき場所。そこで育つゆずは、通常の早摘みとは異なり、木の上でしっかりと完熟させてから収穫されるのが特徴です。 「完熟させることで、他のゆずとは比べものにならないほど香りが強くなる」 そんな魅力的な説明書きに、おっさんの期待値は早くも最高潮に達しました。冬が旬のゆずと、まろやかなレアチーズ。この出会いがどんな化学反応を起こすのか、期待に胸を膨らませてふたを手に取ります。

カップマルシェシリーズから、冬に旬をむかえる「ゆず」、その中でも京都嵯峨の「水尾(みずお)ゆず」を使用したレアチーズを発売いたします。
「水尾(みずお)ゆず」は完熟させてから果実を収穫するので、他の早摘みするゆずと比べ、香りが強いのが特長です。
豊かな香りと酸味を生かしたすっきりした味わいが楽しめる季節限定のレアチーズに仕上げています。
飾らない純白。隠された「香りの爆弾」

期待を込めてふたを開けると、そこには驚くほど何の色付けもされていない、真っ白で滑らかなレアチーズが姿を現しました。 ゆずの果肉や皮の粒などは一切入っておらず、視覚的には「ゆず感」を見つけることはできません。
「……おや、見た目はいたって普通のレアチーズだな」 正直なところ、この時点では「少し地味すぎるのではないか」という不安が一掠(いちりす)めました。しかし、鼻を近づけた瞬間にその懸念は吹き飛びました。ふたを開けた瞬間に、完熟ゆずならではの鮮烈で気高い香りが、一気に立ち上がってきたのです。 目で楽しむことはできずとも、嗅覚に直接訴えかけてくるこの香りの強さ。これこそが、水尾ゆずが誇る「完熟の証」なのだと、おっさんは確信しました。
口の中に広がる「京都の冬」。爽やかさと重厚感
いよいよ、おっさんの至福の実食タイムです。 スプーンを差し込んでみて、まず驚いたのはその「質感」でした。
「……おっ、思ったよりもしっかりとした手応え(重み)があるぞ」 表面の滑らかさからは想像できないほど、レアチーズ生地そのものは密度が高く、どっしりとした重厚感を感じさせます。
一口、パクリと頬張った瞬間。嗅覚で感じていたゆずの香りが、今度は味覚として口いっぱいに弾けました。 果汁を贅沢に使用しているだけあり、ゆず特有の爽やかな酸味と高貴な香りが鼻に抜けていきます。レアチーズ自体の味わいはクセがなくシンプルですが、ゆずの鮮烈な風味が加わることで、後味は驚くほど軽く、あっさりとした口当たりに仕上がっています。濃厚なチーズのコクというよりは、ゆずの良さを最大限に引き立てるための「キャンバス」としてのレアチーズ。その絶妙なパワーバランスに、おっさんは思わず唸らされました。
濃厚派か、それとも「香り派」か
さて、このレアチーズを評価する上で分かれるのが「濃厚さ」への期待値でしょう。 もし、ニューヨークチーズケーキのような、どっしりと重厚で濃厚なチーズの風味を求めて購入すると、ゆずの爽やかさゆえに「少し物足りない」と感じてしまうかもしれません。
しかし、これはあくまで「ゆずの香りを楽しむためのスイーツ」です。 レアチーズの重みと、ゆずの軽やかな酸味。この相反する要素が組み合わさることで、食後のデザートとしても、午後のティータイムの軽いリフレッシュとしても、非の打ち所がない完成度を誇っています。 粒々の果肉が入っていなくても、これほどまでに「ゆず」という素材の力強さを感じさせてくれるのは、やはり京都嵯峨・水尾というブランドと、トーラクさんの確かな技術があってこそだと言えるでしょう。
リピート確定!冬の夜長に楽しむ「気高き香り」
トーラク「京都嵯峨水尾ゆずのレアチーズ(カップマルシェ)」
総評としては、完熟ゆずの圧倒的な香りを主役にしつつ、滑らかなレアチーズで優しく包み込んだ、非常に上品で完成度の高い季節限定スイーツでした。
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ゆず特有の、あの「突き抜けるような高貴な香り」を愛してやまない方
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濃厚すぎず、あっさりとしながらも満足感のあるデザートを求めている方
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京都・水尾という、産地限定の希少な素材の味を自宅で手軽に堪能したい方
こうした方々には、自信を持って「今すぐカゴに入れて、冬の香りを感じなさい」とお勧めします。 これほどまでに「香り」に特化したレアチーズは、そう簡単に出会えるものではありません。おっさんは、次にスーパーで見かけた際、こたつでゆっくりと味わうために、複数個をストックすることを心に誓いました。皆さんも、トーラクが贈るこの「完熟ゆずの魔法」を、ぜひ一度その舌で体験してみてくださいね。