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神鳥のたましいを使い空を舞う!
レティスの子供が魂となりながらも力をかしてくれることになった。
そのお陰で、空を自由に飛び回ることが可能となり、これまでの移動に掛かる負担がぐっと楽になった。
また、自分の足や魔法船でもいけない場所に行くこともがきるようになり、世界を探索する楽しみも増えた。
過去シリーズでもラーミアを始めとして、空を移動することはできたが、今作では、しっかりと操作性もアップし、ちょっとした説明も入る。
この画面だけ見たら、いつものドラクエじゃない印象もあるが、驚くほどドラクエにアジャストした形になっているので安心。
後、なんといっても、ラーミアの曲が採用されている点も、ファミコン世代の琴線に触れる。
賢者クーパスの遺志を継いだ奇跡の形
さっそく、空からでないといけない場所を発見。
降り立った場所は、三角谷と呼ばれる地。
驚くことに、人と魔物とエルフがともに生活しているという。
たしかに谷を歩くと、それぞれが当たり前のように助け合い、営みを続けている様子が描かれている。
話を聞く中で、この奇跡のような営みの原点には、暗黒神の封印に尽力した七賢者のひとりクーパスの存在があった。
かつてクーパスと共に同じ時間を過ごしたラジュより、三角谷の歴史や、いま起こっている事などが語られる。
中でもラジュが心を痛めていたのは、レオパルドにより命を奪われたチェルスのことだった。
チェルスはクーパスの子孫で、ラジュや三角谷に住む人たちにとっては尊敬する人物の血族だ。その人が非業の死を遂げたことに、心から悔やんでいた。
思えば、皮肉な話だ。
同じ人間であるハワードにチェルスのことを託したはずが、そのハワードが最も辛く当たり、悲しい死を迎えるきっかけを作った。
一方、種族は違えど、クーパスの遺志を継ぎ、人間と共存できる道を叶えたエルフと魔物たちがチェルスの死を悼む。
なんともやり切れない気持ちにさせられる。
それでも、三角谷の見せてくれる奇跡の営みは、いつかこの世界全体のロールモデルであると信じたい。
ラジュの協力により、暗黒神に関わる場所を察知してくれる、暗黒大樹の葉を譲り受ける。
奇跡と希望を見せてくれた三角谷を後にし、いよいよレオパルドとの決着の時を迎える。
暗黒大樹の葉を使いレオパルドを追え!
地図に暗黒大樹がマークとして表示される。
その場所にこそ、チェルス、メディおばあさんの仇であるレオパルドがいるのだ。
再び、神鳥のたましいの力を借り、上空に飛び立つ。
暗黒大樹の葉が示す場所に向かうと、ついにレオパルドの後姿を捉える。
こちらの存在に気が付いたレオパルドは、サヴェッラ大聖堂に逃げ込む。
レオパルドは、最後の賢者である法皇を襲撃。
いよいよとどめを刺そうとしたときに、間に合い、因縁の決着を迎えることに。
次々と賢者の末裔を手に掛けてきた憎き、魔犬レオパルド。
戦いの中で、頻繁に痛恨の一撃や、強力な全体攻撃などを繰り出し、ボス戦と呼ぶにふさわしい強さを見せてくれる。
ただし、この時のパーティー平均レベルが60という事もあり、目を見張る攻撃はあるものの、追い詰められるまでには至らず、勝利した。
戦いに敗れ、元の姿に戻り息を引き取るレオパルド。
登場時より、憎らしい印象しか残っていなかったが、それでも呪われ意識を奪われるという被害に遭ったことも事実。
せめて次に生まれ変わるときには、心優しい主人の元であってほしいと願う。