戦慄の地下施設。放置された遺骸と「人間の業」が漂う迷宮


ストレガの卑劣な罠によって地下施設に閉じ込められた主人公たち。そこはかつて武器庫として使用されていた場所であり、今もなお生々しい兵器の残骸が転がる、負の遺産そのものでした。 探索を進める中で目にしたのは、朽ち果てた鉄屑だけでなく、白骨化した亡骸までもが放置されている凄惨な光景。風花はその場所が放つ異様な空気に強いショックを受けていましたが、おっさんも「なぜこれほどの場所が放置されているのか」と、現代社会の裏側に潜む闇に寒々としたものを感じました。
しかし、立ち止まっている暇はありません。風花のナビゲートにより、大型シャドウがこちらの動きを察知し、奥で待ち構えているという情報が入ります。ストレガの一件があった直後だけに、パーティー全体の緊張感は最高潮に達していました。
二つの反応を示す怪異。装甲に守られた「合体型シャドウ」の正体


迷宮の最奥で待ち受けていたのは、戦車の装甲を纏った堅牢なシャドウでした。 いつもなら的確に敵の属性を見抜く風花ですが、今回は様子が違います。 「!!……戦車と正義。二つの反応が混ざり合っているだと?」 解析後も名前が明かされない不気味な状況。しかし、おっさんは冷静に戦況を見極めます。幸いにも、これまでの大型シャドウ同様に決定的な弱点はないものの、こちらの物理や魔法攻撃は着実に通る様子。
戦車の外見から「ポイズンミスト」を撒き散らしてくる意外な攻撃には肝を冷やしましたが、真っ向勝負で削り続けます。そしてHPが残りわずかとなったその時、戦場に衝撃が走りました。
まさかの分離!「ジャスティス」と「キャタピラ」の二重奏



突如として戦車の姿が崩れ、二体のシャドウへと分離。空中を浮遊する砲塔「ジャスティス」と、二足歩行の戦車ロボ「キャタピラ」がその姿を現したのです。
「……ほう! 一筋縄ではいかない後半戦ならではのギミックだな」
長期戦を覚悟したおっさんでしたが、嬉しいことにダメージは分離前から引き継がれていました。分離後の各個体は物理攻撃が主体で、こちらが着実に攻めれば、一度も回復魔法を使うことなく圧勝。終わってみれば、ストレガの妨害こそが最大の脅威だったと言える一戦でした。
報告と救出。幾月理事長へ告げられた「ストレガ」の脅威

無事に地上へと戻り、作戦室で幾月理事長へ事の顛末を報告します。
大型シャドウの撃破に加え、今回初めて明確な敵対意志を見せてきた「ストレガ」の存在。幾月もその報告に驚きを見せ、彼らの動向を注視することを約束してくれました。
ストレガによって閉ざされた鋼鉄の扉からも、幾月の計らいによって無事に救出された一行。物語はシャドウ討伐だけでなく、ペルソナ使い同士の抗争という新たなフェーズに突入したことを実感させます。
忠犬復活!活動部仕様の忍犬「コロマル」が正式加入



そして、最高に嬉しいニュースが飛び込んできました。 神社での戦いで重傷を負っていたコロマルが、驚異的な回復力で復活を果たしたのです!しかも、ただの復活ではありません。首輪にペルソナ制御機能を備えた「活動部仕様」の装備を身に纏い、正式にS.E.E.S.の仲間として加わったのです。
「……ふむ。ロボットの次は犬か。順平が『次はゴリラかも』と言うのも無理はないな(笑)」 コロマルの戦闘スタイルは、口に小刀(クナイ)を咥えて敵を翻弄する、まさに忍犬そのもの。固有ペルソナはメガテンファンにはお馴染みの「ケルベロス」です。 アギ系魔法や即死魔法ムドを使いこなし、小さな体で一生懸命に戦うその姿は、殺伐とした戦場における一筋の癒やし。過去作を知るおっさんとしては、主人の思いを継いで戦う犬の姿に、改めて熱い感動を覚えずにはいられませんでした。
種族を超えた絆で挑む「影時間」の終焉
ペルソナ3(PS2版・プレイリポート17)
総評としては、変則的な合体ボス戦の面白さと、コロマルという「最高の相棒」が加わったことによる高揚感が素晴らしい、物語の中盤を締めくくるにふさわしいエピソードでした。
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分離合体というトリッキーなボスギミックを、自分の戦略で攻略したい方
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クナイを咥えて戦うコロマルの可愛さと、ケルベロスの力強さを堪能したい方
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ストレガという宿敵の影を感じつつ、活動部の結束が深まっていくドラマを見届けたい方
こうした方々には、自信を持って「忠犬の加勢が、君のタルタロス探索をより一層熱くさせるぞ」とお勧めします。 コロマルが加わり、さらに賑やかになった寮生活。しかし、ストレガの暗躍は止まりません。おっさんは、新メンバーの使い勝手を確かめつつ、第18回のリポートに向けて、次なる満月の夜へ向けた準備を整えることを心に誓いました。皆さんも、ペルソナ3が贈るこの「種族を超えた友情」を、ぜひ一度その身で体験してみてくださいね。