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【ペルソナ3・PS2 プレイリポート30】滅びを呼ぶものデス

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不気味に鳴り響く鐘の音!

終わったはずの影時間が再び訪れ、騒然とする一同。いつもは冷静な美鶴も、この状況だけは想像していなかったようで、言葉に詰まる。

そして、騒然とする中で、ゆかりが何かに気付く。

それは、不気味に規則正しくなり続ける鐘の音。そして鐘の音はタルタロスの方から聞こえてくることに、改めて、何も終わっていないことが伝わる。

予想外の事態。そしていまだ姿を見せない幾月に不審をあらわにする武治。

ここにいても事態がつかめず、美鶴は全員にタルタロスへの出撃を指示する。

タルタロスの前に立つ幾月アイギス!

タルタロスに到着すると、そこには姿を見せなかった幾月とアイギスの姿が。

驚きを隠せない一行とは真逆に、不敵な笑みを浮かべ続ける幾月。

アイギスの様子も明らかにおかしく、仲間の問いかけにも一切答えようとしない。

一体、何が起こっているのわかない状況で、幾月は平然と語り始める。

様子のおかしいアイギスを兵器と呼び、果たすべき役目のために居るだけと説明。

幾月の思惑

幾月のもと、シャドウ討伐の作戦に従ってきた活動部。

しかし、影時間は終わらず、タルタロスも消えずにいる。この事態の説明を真田が幾月に求める。

動揺が走る中、幾月が口を開く前に、美鶴ひとりが、最初から幾月はこの事態を知っていたことを悟る。

幾月は、美鶴の聡明さを称えながらも、少し気づくのが遅かったねと、軽い口調で返す。その姿には、全員を騙していたことへの罪悪感はない。

そして、幾月はこれまで活動部を騙し、伏せていた真実を語り始める。

それは、とてもショッキングなものだった。

これまで活動部が正義と信じてきた行動は、すべて真逆となる行為であったことを明かしたのだ。

幾月は、滅びを呼ぶものデスを復活させようとしていた

これまでの活動は、すべて幾月の秘めた目的のためだけに実行されたものだった。

12のシャドウは、破片であり、もともとは1つになるものだった。幾月はそれをもとの形に戻すため、活動部を利用。

主人公たちが、これまで破片である大型シャドウと接触したことで、それがもとの1つに合わさることになった。

そうまでして幾月がこだわる理由の果てには、滅びを呼ぶものデスの復活があった。

10年前に美鶴の祖父が始めた研究に幾月も関わっており、そこでシャドウやデスの存在を知った。

幾月は、そこで、滅びの後にやってきた後に真の世界が生まれるという予言を持ち出し、新たな世界で自らが予言にある皇子として君臨することを語る。

幾月から語られるものは、荒唐無稽なもので、順平やゆかりをはじめとした面々、誰もが正気を失ったものの言葉にしか聞こえない。

ただ、今の時点で分かっていることは、幾月の妄信、または野心にみんなが利用された事だけは間違いない。

歪められた真実

10年前の研究、実験には自身の父親も関わっていた。ゆかりは幾月にその事を問いただす。

以前に公開されたメッセージでは、シャドウを倒せとあった。しかし実際にはその逆だった。

その事を幾月に確かめると、詠一郎の能力は認めながらも、自分の計画には相反するものと判断し、メッセージに改ざんを加えた事をあっさりと認めた。

この場においても、も、長くその事で苦しんだゆかりを気遣う様子はない。

ゆかりの父親は優秀な研究者であったが、滅びを与えるデスのすばらしさを理解できなかったと、残念そうに語る幾月に、ゆかりと美鶴は怒りを露わにする。

滅びの生贄として呼ばれた

話し合いは平行線を辿り、これまでの経緯を話したことが、せめてもの誠意と言わんばかりの幾月は、活動部に最後の役目を果たしてもらうと、アイギスに捕らえるよう命令を下す。

思えば、タルタロスから聞こえてきた鐘の音は、ここまでおびき寄せる罠であったと見るべきか。

その事を確認する暇もなく、滅びへの生贄をするため、幾月の指示に従うアイギスが襲い掛かってくる。

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