「肉」という響きに誘われて。マルハニチロ「肉巻きポテト」との遭遇

スーパーの冷凍食品コーナーをパトロール中、おっさんの「肉食アンテナ」が、ある商品の前でピタリと止まりました。今回手に取ったのは、マルハニチロのロングセラー「肉巻きポテト」です。
「……ほう! 肉巻きポテトだと? 世の中には『アスパラ肉巻き』だの『エノキ肉巻き』だのがあるが、男の本音はいつだって『中身より巻いてる肉』なんだよ(笑)」
おっさんも漏れなく、その「肉目当て」のひとり。ほっくり揚げたポテトを、ハンバーグタイプのひき肉で巻いたというこのスペック。お弁当のおかずとしてはもちろん、ビールのおつまみや子供のおやつにもピッタリだという謳い文句に、期待は嫌でも高まります。お肉の質、そしてボリューム。おっさんの厳しい審査をパスできるのか。期待を胸に、その一袋を手に取りました。

ほっくりと揚げたポテトをハンバーグタイプのひき肉で巻きました。お弁当やおやつ、おつまみにぴったりです。

「ごぼう天」の既視感。解凍の儀で目覚めるポテトの息吹


帰宅し、さっそく調理開始です。電子レンジで丁寧に解凍を施し、その全貌を拝むことにしました。
「!!……素晴らしい。……と言いたいところだが、このビジュアル、どこかで見たことがあるな。……あぁ、練り物コーナーに並んでいる『ごぼう天』にそっくりじゃないか(笑)」
解凍後の肉巻きポテトは、ツヤのあるお肉がポテトを包み込み、武骨な佇まいを見せています。中身を確認すべく、恒例のハーフカットを敢行。 「……ふむ。なるほど。中には太めのポテトが鎮座し、それをひき肉の層が取り囲んでいる。さあ、鑑賞はここまでだ。いよいよ、肉好きのおっさんが導き出した『肉巻きの真実』を実食しようじゃないか」
実食!ハンバーグ風の「柔肌」と、予期せぬ主役の逆転劇

いざ、期待のお肉部分を意識しながら、大きく一口。 その瞬間、おっさんの口の中で「味覚のミスマッチ」が幕を開けました。 「!!……なんだ、この食感は! お肉が……お肉が優しすぎるじゃないか!」
まず舌を驚かせたのは、お肉の「柔らかさ」です。公式の説明通りハンバーグタイプのひき肉なのですが、お肉らしい噛み応えや、溢れ出す肉汁といった「ワイルドな旨み」はかなり控えめ。
「……ほう。なるほど。肉目当てのおっさんからすれば、このボリューム不足と薄味な仕上がりは、正直言って『がっかり』と言わざるを得ないな。肉のパンチを求めて挑むと、肩透かしを食らうレベルだぞ」
しかし、ここで意外な展開が訪れます。 「!!……おっと! 期待していなかったポテトが、めちゃくちゃ旨いじゃないか(笑)」
肉の陰に隠れていたはずのポテトが、驚くほどホクホクとした食感で、ジャガイモ本来の旨みをしっかりと主張してきます。 「……ふむ。なるほど。これは『肉巻きポテト』というより、肉を薄く纏った『フライドポテト進化系』だな。どちらが主役か分からない、奇妙な逆転現象が起きているぞ」
ケチャップによる「緊急支援」。薄味ゆえのカスタマイズ性
食べ進めるうちに、おっさんはある「対策」を講じることにしました。
「!!……素晴らしい。素材の味を活かしていると言えば聞こえは良いが、おっさんの舌には、このままでは少しパンチが足りない。……よし、ケチャップの出番だ!」
冷蔵庫から取り出したケチャップをたっぷりと付けてみると、味わいは一変。 「!!……来たぞ! ケチャップの酸味と甘みが加わることで、ようやくご飯のおかずとしての『格』が整った。逆に言えば、調味料なしで完結するには、少し自己主張が弱すぎる印象だな」
全体的に非常にマイルドな仕上がりなので、小さなお子さんには丁度良いのかもしれませんが、ガッツリした肉料理を期待する成人男性には、少々物足りなさが残る結果となりました。
リピートは「要検討」。マルハニチロの安定感と課題
期待を裏切らない「ポテトのホクホク感」、そして期待を(お肉的な意味で)裏切ってきた「肉の存在感の薄さ」
「……ふむ。これはもはや、お肉をメインに据えるのではなく、ちょっと贅沢な食感のポテトとして楽しむべき一品なのかもしれないな」
マルハニチロさんが、この一粒に込めた「お弁当への入れやすさ」と「食べやすさ」への配慮。それは確かに、忙しい朝の時間を短縮してくれる、確かな利便性を運んできてはくれました。
「!!……マルハニチロさん、素晴らしい『ポテトの再発見』をありがとう。でも次回は、おっさんの顎が疲れるほどの『肉厚すぎる肉巻き』を期待しているぞ(笑)」 おっさんは、最後の一片をケチャップと共に流し込みながら、次なる「名前負けしない、圧倒的な肉感を持った新作」を求めて、再び冷凍コーナーの深淵へ想いを馳せるのでした。
迷わず(ポテト好きなら)カゴへ!「優しい味」を求めるすべての人へ
結局のところ、本当に面白い冷凍食品は、自分の期待がいかに一方的であったかを教えてくれるという真理を、この「肉巻きポテト」は教えてくれました。
「……ふむ。ポテトの誇り、ひき肉の輝き、そしてごぼう天のような旋律。この三位一体、一度体験すれば、あなたも『これ、ポテトが主役じゃね?』と笑いながら、ケチャップを手に取ってしまうことは間違いないぞ(笑)」
おっさんの個人的な感想としては、特に「お肉も食べたいけれど、ポテトのホクホク感も捨てがたい。味付けは自分で調節したい」と感じている柔軟なあなたに、この主客転倒な体験を味わってほしい。日常の食卓を一瞬にして、冷凍食品の「主役」について語り合う哲学的な場に変えてくれる。そんな、確かな(そしてホクホクとした)手応えを感じさせてくれる名作(?)でした。
マルハニチロの肉巻きポテト、この「柔らかいお肉」に隠された、ポテトの大きな情熱を、あなたもぜひ体験してみてください。一口食べれば、おっさんが「次に買うことはない」と苦笑いしながらも、ポテトの旨みにだけは納得した意味が、ケチャップの味と共に理解できるはずですよ!