気になるニュースや趣味、アイテムなどを中心に発信中

今日もよろしく

ドラゴンクエストIII(PS4・スマホ版)をクリア!【あの感動をもう一度、ファミコン時代の記憶と共に】

投稿日:2021年7月6日 更新日:

少年時代の熱狂が蘇る、あの「ドラクエ狂騒曲」

ファミコン版『ドラゴンクエストIII』が発売された当時、社会現象とも言える熱狂を巻き起こしたのを今でも鮮明に覚えています。発売日前日からゲームショップには長蛇の列ができ、一部では売れ残ったソフトとの“抱き合わせ販売”まで行われるなど、その人気ぶりは異常とも言えるほど。まさに「ドラクエ狂騒曲」と呼ぶにふさわしい時代でした。

私自身もその渦中にいた一人であり、『ドラクエIII』はファミコンというハードの絶頂期を象徴する、思い出深い一本です。そのため、今回プレイしたPS4版(スマホ移植)は、単なる懐かしさだけでなく、当時の少年時代の記憶を鮮やかに蘇らせてくれる、感慨深い体験となりました。

二度目の冒険は、懐かしさと新鮮さの融合

本作をプレイするのは、人生で二度目。ですが、ただの“再プレイ”とは言えない、特別な体験でした。

あの頃の記憶にあるエピソードや台詞、音楽がふとした瞬間に蘇る一方で、「こんなキャラクターいたっけ?」「この展開、すっかり忘れていたな…」といった新たな発見もありました。長年の時を経たからこそ味わえる、再会のような喜びと驚きが詰まっていたのです。まるで旧友と再び旅に出るような、不思議な感覚でした。

見た目は進化、でも快適性に惜しさも

グラフィック面では、さすがはスマホ版からの移植というべきか、キャラクターも背景も格段に美しくなっており、戦闘時のエフェクトも鮮やかで爽快感があります。特に呪文や必殺技の演出は、ファミコン世代の目にはとても豪華に映りました。

また、主人公たちのキャラ表示が大きくなっており、加齢と共に視力が衰えつつある中年ゲーマーとしては、こうした配慮は地味ながら非常にありがたいポイントでした。

一方で、快適性に関しては、どうしても不満が残る部分も存在しました。

例えば、装備品の中には「道具として使うと特殊効果を発揮する」ものがあるのですが、ゲーム内でその説明が一切なく、昔の記憶や攻略サイトに頼る必要がありました。これはリメイク作品としてはやや不親切。新規プレイヤーにとっては気付きようがない仕様です。

さらに、やくそうなどのアイテムは99個まで所持できるのに、購入時は最大9個ずつしか買えないという謎の仕様も…。スマホ版由来の制限かもしれませんが、PS4に移植する際にこういった部分こそ改良してほしかったところです。

便利性はアップ! でも「あと一歩」が惜しい

もちろん、オートセーブや好きな場面での中断セーブなど、ファミコン時代には考えられなかった便利な機能が実装されている点は非常に嬉しく、現代的なライフスタイルに合ったプレイスタイルが可能になっています。

それだけに、「ここまでやってくれるなら、あと少しの親切設計があれば完璧だったのに…」と惜しさも残りました。

リメイクでも感じられる、ドラクエ3の本質的な魅力

それでも、キャラクターメイキングや自由な職業編成、船を手に入れた後の広大な冒険世界、勇者と父オルテガとの感動的な物語、シリーズ完結となるロト三部作の重み、そして流れる名曲の数々…。これらは、どれもドラクエ3という作品の“核”をなす部分であり、時を超えて今も色あせない魅力に満ちています。

トロフィーコンプリート(トロコン)も比較的容易で、やり込み派のプレイヤーにとっても満足できるボリューム感でした。

良かった点・気になった点まとめ

  • キャラメイクと転職システムの自由度

  • 船入手後の自由な探索とワクワク感

  • 親子の絆を描いた感動的なストーリー展開

  • ロト三部作の集大成としての完成度

  • 数々の名曲による世界観の補強

  • トロコンが比較的容易で達成感が得やすい

 

  • アイテムの説明不足(特に道具としての効果)

  • 購入時の個数制限など、UIの古さ

  • ラーミア登場の演出が控えめで存在感が薄い

  • 現代的な基準で見るとやや不親切な部分も

次に待つのは、HD-2Dで描かれる新たな冒険!

今年、ドラゴンクエストシリーズは35周年を迎え、その記念作品として『ドラゴンクエストIII』がHD-2Dグラフィックでリメイクされることが発表されました。

これまでのドットと3DCGを融合させた“HD-2D”による世界観は、新旧ファンのどちらにも刺さる、全く新しい体験を与えてくれるはずです。私にとっては、ファミコン版、そして今回のスマホ・PS4版に続く「人生三度目のアリアハン出発」となる予定で、すでに心が踊っています。

懐かしくも新しい、『ドラゴンクエストIII』。名作だからこそ、何度でも旅立てる。その魅力を、これからも噛みしめていきたいと思います。

-PS4, 趣味
-,

Copyright© 今日もよろしく , 2025 All Rights Reserved Powered by AFFINGER4.