【レビュー】YKベーキングカンパニー「マーマレードフランス」を食べてみた!
今回ご紹介するのは、YKベーキングカンパニーの「マーマレードフランス」
「フランスシリーズ」といえば、もともとは神戸屋時代から続く定番の人気商品群で、しっとりとしたソフトフランスパンにさまざまな具材をサンドするスタイルで知られています。これまでもホイップ入りやチョコ入りなど、バリエーション豊富な商品が展開されてきました。
そんな中で今回購入した「マーマレードフランス」は、柑橘系の爽やかなマーマレードジャムをシンプルにサンドした一品。暑い夏の時期にピッタリなフレーバーともいえるでしょう。
それでは、実際に食べてみた感想を詳しくレビューしていきます。
小麦粉(国内製造)、マーマレード(水あめ、砂糖、グレープフルーツ果汁、レモン果汁・レモン果皮、オレンジ果皮)、果糖ぶどう糖液糖、油脂加工品、還元水あめ、マーガリン、パン酵母、ミックス粉(小麦粉、小麦たん白、その他)、食塩、発酵風味料、乳等を主要原料とする食品、モルトパウダー、ライ麦粉、モルトエキス/トレハロース、加工デンプン、糊料(増粘多糖類、CMC、アルギン酸エステル)、酸味料、乳化剤、香料、着色料(紅花黄、カロチン)、イーストフード、リン酸Ca、ビタミンC、(一部に乳成分・小麦・オレンジ・大豆を含む)
見た目と第一印象
パッケージから取り出すと、ソフトフランス特有の少し細長いパンが登場。
表面はしっとりとしていて、一般的な食パンやロールパンよりも「菓子パンらしさ」があります。
中をのぞくと、しっかりとマーマレードが塗られており、柑橘の香りがふわっと広がります。見た目の段階では「爽やかそう」という印象が強く、暑い日のおやつや軽食に合いそうだと感じました。
マーマレード単品の潔さ
一口食べて感じたのは、「とにかくマーマレード一本勝負」という潔さ。最近のフランスシリーズは、ホイップクリームやチョコなどを組み合わせた“ダブル仕様”が多かったので、このようにジャムのみをサンドしたタイプはむしろ新鮮です。
しかし、そのシンプルさが裏目に出てしまった印象もあります。正直なところ、**「これなら食パンやバターロールにマーマレードを塗って食べるのと大差ない」**と感じてしまいました。もちろんパン自体はソフトフランス特有のもっちり感としっとり感があり、市販のロールパンよりは食べごたえがあります。それでも、フランスシリーズに期待する“特別感”がやや薄いのは否めません。
夏に合う爽やかさ
とはいえ、マーマレードの爽やかな酸味とほろ苦さは、夏にぴったり。冷やして食べるとさらにすっきりと楽しめると思います。甘さ控えめで口当たりが軽いので、甘ったるい菓子パンが苦手な人にとってはちょうどいいかもしれません。
ただし、パンとしての満足度を求める人には少し物足りなく感じるはず。特に「フランスシリーズだからこそ」という付加価値を期待すると、「あれ?これだけ?」と思ってしまう可能性があります。
良かった点と惜しかった点
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良かった点
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マーマレードの爽やかな甘酸っぱさ
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しっとり・もっちりとしたフランスパンの食感
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シンプルで軽く食べられる
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惜しかった点
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ジャム以外の要素がなく、やや単調
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「特別感」が薄く、自分で代用できるレベル
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菓子パンとしての購入動機が弱い
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総合評価
「マーマレードフランス」は、決して不味いわけではありません。むしろ、爽やかなマーマレードの風味はこの時期にピッタリ。ただし、菓子パンとしての魅力はやや弱く、リピート購入するほどのインパクトはありませんでした。
もしこのシリーズに再挑戦するなら、やはりホイップやクリームなどを組み合わせたバリエーションの方が満足度が高いでしょう。今回の「マーマレードフランス」は、一度試してみる分にはアリだけれど、常備しておきたいパンではないというのが正直な結論です。
まとめ
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YKベーキングカンパニー「マーマレードフランス」は、シンプルにマーマレードを楽しむ一品。
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爽やかな甘酸っぱさは夏向きだが、菓子パンとしての特別感はやや不足。
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一度食べてみる価値はあるが、リピートしたくなる強い動機は少なめ。
「ちょっと軽めの菓子パンが食べたい」「柑橘系でさっぱりしたい」という方には向いているかもしれませんが、ガッツリ満足感を得たい人には少し物足りないかもしれません。