YKベーキング「ちぎれるさつまいもデニッシュ」をレビュー
今回は、YKベーキングより発売されている 「ちぎれるさつまいもデニッシュ」 を実際に食べてみた感想をレビューしていきます。
秋になるとコンビニやスーパーのパン売り場には、さつまいもや栗など、季節を感じられるフレーバーが多く並びますよね。
その中でも今回の商品は、名前の通り“ちぎって食べられる”というユニークなポイントを持ったデニッシュパン。果たしてその味わいや食べやすさはどうだったのでしょうか。
小麦粉(国内製造)、さつまいもあん、マーガリン、果糖ぶどう糖液糖、パン酵母、ごま、油脂加工品、卵、食塩、発酵風味料、乳等を主要原料とする食品/乳化剤、香料、カロチノイド色素、イーストフード、pH調整剤、ビタミンC、(一部に乳成分・卵・小麦・ごま・大豆を含む)
まずは見た目と作り
袋を開けると、ふんわりとしたデニッシュ生地が登場します。よくある棒状のデニッシュではなく、最初から3つに分けやすい形状になっているのが特徴的。
商品名にも「ちぎれる」とある通り、小さな子供や女性でも力を入れずに、すっと手で割ることができます。こうしたちょっとした工夫は、食べるシーンを考えたときに非常にありがたいポイントです。
例えばおやつタイムに友人や家族とシェアする時や、小腹が空いた時に少しずつ食べる時にも便利。食べやすさという点ではしっかり考えられているパンだな、という印象を受けました。
デニッシュ生地の食感と香り
デニッシュといえばバターの香りと層になった食感が魅力。今回の商品もその期待を裏切らず、軽くトーストすれば香ばしい風味が広がります。
ふんわりと柔らかい中にも、デニッシュ特有のサクッとした口当たりが感じられ、食べ応えは十分。パン生地自体の完成度は高く、市販の菓子パンとしてはかなり上位に入る出来だと感じました。
主役のさつまいも餡
中に入っているのは、秋の味覚を代表する「さつまいも餡」。ほんのり黄色がかったペースト状で、口に入れると優しい甘さが広がります。
この餡は決して甘ったるいわけではなく、自然な甘みを活かしたタイプ。お茶やコーヒーはもちろん、牛乳ともよく合いそうな味わいです。さつまいものホクホク感を再現した風味で、秋らしさをしっかりと感じることができます。
ただし、少し物足りない点も…
とはいえ、正直に言えば 餡の量が少なめ なのが惜しいところ。せっかくデニッシュ生地がしっかりしていて、ちぎれるという工夫もされているのに、主役のさつまいもをもっと堪能できるボリュームが欲しかった、というのが正直な感想です。
「おいしいけれど、もう一口分の餡があれば…」と感じる場面が多く、食べ進めるほどにその物足りなさが残ってしまいました。
総合評価とリピートの可能性
総合的に見れば、 パン生地の完成度 と 食べやすさへの工夫 は非常に良い商品だと思います。特に、3つに分けて食べられるデザインはありそうでなかった発想で、好感が持てます。
ただし、リピートするかどうかと聞かれると、やはり「餡の量が少ない」という弱点が気になり、個人的には少し悩むところ。秋の味覚をしっかり楽しみたい人にとっては、ボリューム不足を感じるかもしれません。
まとめ
YKベーキングの「ちぎれるさつまいもデニッシュ」は、食べやすい形状やデニッシュ生地の完成度が光る一品です。秋の訪れを感じさせるさつまいも餡も美味しいのですが、もう少し量があればさらに満足度が高まったと思います。
軽く食べたいときや、家族とシェアして楽しむにはぴったりの商品ですが、「秋の味覚をしっかり楽しみたい!」という方には少し物足りなさが残るかもしれません。
それでも、工夫された形状やふんわりとしたデニッシュ生地は一食の価値あり。興味のある方はぜひ一度試してみてください。