夏にぴったりの味わい「ゆず香る冷や汁の素」
今回ご紹介するのは、ますやみそより発売の「ゆず香る冷や汁の素」
名前の通り、爽やかなゆずの香りが特徴的な冷や汁用の調味料です。
暑い季節にさっぱりと食べられる一品として注目されていますが、実際に使ってみると、想像以上に幅広い使い方ができる優れものでもありました。
麦みそ(大麦、大豆(分別生産流通管理済み)、食塩)(国内製造)、食塩、かつお風味調味料、還元水あめ、豆みそ(大豆(分別生産流通管理済み)、食塩)、寒天、ごま、たら、ゆず/酒精、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、ビタミンC、(一部に大豆・ごまを含む)
麦みそのコクとゆずの爽やかさが融合
この商品には2種類の麦みそが使用されています。
そのため、まず感じられるのは味噌の深みと香ばしさ。そこにゆずの香りがほんのりと加わることで、後味が軽やかにまとまっています。麦みそ特有のやや素朴な風味がありながら、ゆずの清涼感が上手く調和し、食欲の落ちやすい季節でも箸が進む味わいです。
ただし、この冷や汁の素はストレートタイプ。つまり、開封してそのまま使える濃縮なしタイプなのですが、実際に味わってみると少し味が濃いめに感じられました。
ごはんや具材によっては、やや塩気を強く感じる方もいるかもしれません。そんな時は、少量の水や出汁で好みの濃さに調整するのがおすすめです。自分好みのバランスを探りながら使えるのも、この商品の楽しみの一つでしょう。
意外な活用法!そうめんのつけ汁としても相性抜群
今回は試しに、冷や汁としてだけでなく、そうめんのつけ汁としても使用してみました。
これが意外にも非常にマッチ。冷や汁として食べる際は、汁をそのまま口に含むため塩気が少し気になる方もいますが、つけ汁として使う場合は、そうめんに絡む程度の濃さがちょうどよく、旨味と塩味のバランスが絶妙になります。
また、ゆずの香りがそうめんの風味を引き立て、口に入れるたびに爽快感が広がります。
ストレートタイプの「濃さ」が、むしろこの食べ方ではプラスに働く印象でした。
冷や汁の素としてだけでなく、「冷たいつけだれ」として活用できるのは大きな魅力です。
アレンジ次第で一年中使える万能調味料
麦みその香りにはやや個性がありますが、これが逆に料理に深みを与え、アレンジ用途の広さにも繋がっています。
冷や汁だけでなく、冷製うどんや冷しゃぶのたれ、さらには野菜スティックのディップとしても活用可能。
少量のすりごまやごま油を加えれば、また違った味わいを楽しむこともできます。
また、夏を過ぎて冷や汁をあまり作らなくなっても、残った分を鍋料理や炒め物の隠し味として使えるのも便利なポイント。冷蔵庫で余らせることなく、一年を通して使える万能調味料として重宝します。
総評|爽やかさと深みが両立した一本
ますやみその「ゆず香る冷や汁の素」は、麦みそのコクとゆずの爽やかさが絶妙に融合した逸品でした。
ストレートタイプならではの濃さがあるものの、調整次第で幅広い味わいを楽しめます。
冷や汁はもちろん、そうめんのつけ汁としても活躍する点は、特におすすめしたいポイントです。
「さっぱりしたいけど、旨味もしっかり欲しい」──そんな時にぴったりの一品。
夏の食卓を涼やかに彩るだけでなく、秋以降もさまざまな料理に応用できる、使い勝手抜群の調味料です。