IGIN APPLE TONIC SAEKOM とは?
今回は、BTSのジンをアンバサダーに迎えているという話題性もある IGIN APPLE TONIC SAEKOM(アイギンアップルトニック セコム) を実際に飲んでみた感想をお伝えしたいと思います。
前回レビューした「スイカ味」に続く第2弾レビューとして、今回は “スモモ風味(あるいはりんご風味寄り)” を中心に評価します。
缶から感じる “薄さ” の違和感
まず手に取った瞬間、違和感を覚えました。日本の缶チューハイに比べて 缶の厚みが極めて薄く、軽く力を入れただけでへこむような頼りなさ が目立ちます。
この “缶のボディ感” は飲料としての信頼感にもつながる部分なので、少なくとも “安っぽさ” を感じてしまうのは正直なところ否めません。
ジンの名前(=有名アーティストの関与)が入っている商品としては、もう少し “手に持った瞬間の安心感・高級感” を期待してしまいます。
見た目と泡立ち:けっこうビール寄り?
飲む前にまず目を引かれたのが、 強めの泡立ち です。缶を注ぐと、けっこうな泡が立ちあがります。
これは日本の定番缶チューハイで見られる光景とは少し異なる印象を受けました。
泡立ちが強いということは、炭酸ガスが多め、もしくは発泡感を意図的に強めに演出している可能性もあります。
味の印象:「チューハイ」ではなく「ライトビール」寄り
実際に口に含んで感じた印象は、 “チューハイ” というより “ビールに近い味わい” という点でした。
ビール特有の香りと苦味が前面に出ており、私自身、普段からビールを好まないタイプなので、この方向性は正直 “ちょっと惜しい” と感じました。
また、フレーバー(今回レビューのスモモ風味/りんご風味)は非常に控えめで、むしろ「ほのかにりんご?」「スモモの余韻?」くらいの弱さ。
フルーツ感を前面に出した飲み物を期待するとギャップを感じる方も多いでしょう。
コストパフォーマンスの厳しい現実
この 1本あたりのお値段がだいたい 800円前後 という点も、私には納得しにくいポイントでした。
この価格帯で “味・風味・缶の質感” を総合的に考えると、ジンというブランド力ありき、という印象を持ってしまいます。
一方で、国内の缶チューハイであれば 100〜300円台で買えるものも多く、それらと同価格帯なら「コスパ重視派」にはまったく太刀打ちできないように感じました。
スイカ味と今回スモモ味、どちらが良かった?リピートの判断
前回レビューしたスイカ味も試しましたが、あいかわらず「飲んでみたいと思わせる独自性」は感じられたものの、常用するほどの魅力は感じませんでした。
今回のスモモ風味(+りんご寄り)も含めて言えることは、「リピートはしないだろうな」というのが率直な結論です。
ただし “BTS ジンファン” やコレクター心のある方には、話題性という意味で手に取る価値はあるかもしれません。
総合評価とおすすめ層
✅ 良かった点
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話題性(BTS ジンのアンバサダー)
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強めの泡立ち、飲んだ時の発泡感
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“ビール寄り” の風味を面白いと捉える方には刺激的かもしれない味わい
❌ 残念な点
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缶の質感(薄さ・頼りなさ)がマイナス印象
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フルーツ風味の主張が弱い
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高価格でありながら、コスパ的には厳しい
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“缶チューハイらしさ” を期待する層にはミスマッチの可能性
💡 おすすめできる人・できない人
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おすすめできる人:BTS ジンのファン、話題重視で試してみたい層、ビールとチューハイの中間の飲み物に興味ある人
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おすすめしない人:コスパ重視派、フルーツフレーバーをしっかり感じたい派、缶の質感に敏感な人
まとめ:愛用にはなりにくいけれど話題づくりには十分
結論として、 IGIN APPLE TONIC SAEKOM(スモモ/りんご風味寄り) は、味・質感・価格を総合すると「頻繁に飲みたい」というレベルには至りませんでした。
ただし、BTS ジンのネームバリューや“話題として飲んでみる”という観点では一定の存在感はありそうです。
ブログやSNSで「飲んでみた感想」をシェアするための商品としては、十分に材料になる一品だと思います。