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ブラッククローバー129話ある一人の男の生き方
今回はザクスに焦点を合わせた話で、何故あそこまで王族や貴族を憎むのかと言う部分が、過去のエピソードを交え描かれていた。
まぁ、ザクスが自身を怒りの化身と称するのも理解できる内容であった。
この作品では、度々見られる、残酷なまでの階級社会が生んだ被害者の一人であるザクス。
貴族狩りを行う動機も、人を人として扱う事のできない者に対しての怒りであり、そこにはとても共感もできた。
そして、同じ下民出身で、幾多の差別や不遇を受けてきたアスタが、ザクスの暴走にどう参加するのかが見所となりそうだ。
ただ、下民出身でも、貴族を圧倒するキャラが増えるたびに、階級社会は生まれのみというイメージが強くなり、ちょっと世界観のバランスに影響しそうな展開にも見える。
ドクターストーン第31話背中合わせの仲間たち
今回は、センクウの助手ポジションが定着していたクロムが、独り立ちを見せてくれた回であった。
この先、成長を続けていけば、センクウにとって、最も頼もしい相棒兼理解者になるのではと想像させてくれた。
本筋とは関係ないが、クロムに対し、コハクがルリ姉の代わりに嫁になってやろうかと言う件は、冗談なのか秘めた本心なのか、ちょっと気になるシーンだった。
個人的には、コハクはこの先、センクウのボディーガード兼パートナーになるのかと思っていただけに、今後も気になる。
次週はいよいよ、完成したガスマスクを着用し、命懸けのトライ&エラーが描かれる筈なので、とても楽しみ。
トマトイプーのリコピン2話キュートピアのゆかいななかまたち
早速、キュートピアの仲間たちがこれでもかと言うほど紹介され、賑わいを見せてくれた。
みんなファンシーで可愛い外見とは違って、中々、毒があったり、強い個性を盛っていたりで、この先、どんな活躍を見せてくれるだろうかと、大きな期待を持たせてくれた。
前回同様、香取、稲垣、草なぎや、最近、生放送での暴走が一番の注目を集めるようになった長渕をイジるなど、際どい時事ネタもぶっこむなど、コミックスよりも週刊誌掲載に重きを置いた構成も作者の覚悟を見るようだった。
またネタが芸能界だけでなく、ユーチューバーにまで及んでいる点も注目。
ヒカキンではなく、セイキンというチョイスも、中々面白かった。
ネタが強すぎて、アニメ化はハードルが高そうなのは、ちょっと気になるけど、今後も楽しく読める漫画が増えた事は素直にうれしい。
僕のヒーローアカデミア156話救われる人の力
これまで、今回の話の中心でありながら、あまりに語られる事のなかったエリについて、その出生や能力が明かされた。
エリの力は、治癒や修復ではなく、巻き戻す個性との事。
これまで多種多様な個性が登場してきたが、これはその中でも神の領域に近いものを感じる。
治崎が必死になるのも頷ける一方、これほど強力な個性を出してしまった分、作品のバランスを保っていくのがかなり難しそうな気もした。
エリの存在が、この先、どんな形で関係していくのかも含め、とても興味深い。
火ノ丸相撲165話鬼丸と鬼切、2
幼馴染であり、親友であり、ライバルであり続けた二人の鬼による勝負は、上を目指す事を目標にする鬼丸の圧勝で決着。
ただ、桐人にとっては、敗れた事で、また相撲を取り続ける理由が生まれたのは、結果的に良かった。
その心のうちを語っていた三ツ橋が、かなりチャラい男になっていたのには驚いたが(笑)
鬼丸の活躍に、その影に追いやられた格好の先輩力士たちが、敵意を剥き出しにする描写もあり、ますます、暑くなりそうな展開。
後、今回では、表情しか描かれなかった部長が、結構な貫禄をもっていたのも嬉しく、どんな力士に育っているのか早くみたい。
鬼滅の刃82話人間と鬼
覚醒を遂げた炭治郎が堕姫を圧倒する展開、このまま勝利かと思いきや、力に肉体が付いていかず、まさかの時間切れ。
一転、ピンチを迎えてしまう中、次に起こったのは、妹、禰豆子の覚醒。
兄妹に次々と起こる覚醒を前に、既に余裕は奪われた堕姫。
後は、救援に向かっている天一行が加勢することができれば、晴れて、初の上弦の鬼討伐となりそうなのだが、そう上手くはいかないのかな?
腹ペコのマリー最終話マリーを待ちわびて
う~ん、作者もコメントで準備不足や力不足を嘆いていたが、とにかく最後まで何をしたかったのかがわからない作品ではあった。
後半、ここまでマリーの強い想いを描く展開になれば、鷺宮の存在は邪魔者にしか描かれず。この三角関係をもっと早くから回していけば、ちょっとは違ったのかな…
ラブコメを中心にしたかったのなら、ドタバタ劇にしか映らなかったバトル要素は無用だった気もする。
準備不足云々より、この作者は、男女の細かい心理や機微を描くには、ちょっと絵柄も含めて大雑把なので、得意な分野を進化させてほしい。