パスコの定番「サンドロール」シリーズからブルーベリー&ホイップを実食レビュー!
今回ご紹介するのは、パスコのサンドロール ブルーベリー&ホイップです。
サンドロールといえば、長年愛され続けているロングセラー菓子パンの代表格。学生時代に購買やコンビニでよく見かけた、という方も多いのではないでしょうか。
昔ながらのシンプルな構成で、どこか懐かしい気持ちにさせてくれる一品です。今回はその特徴や味わいを、じっくりとレビューしていきます。
小麦粉(国内製造)、ブルーベリージャム、ミルクホイップクリーム、糖類、マーガリン、乳等を主要原料とする食品、パン酵母、加工油脂、食塩、卵/ソルビトール、乳化剤、ゲル化剤(増粘多糖類)、加工デンプン、増粘剤(加工デンプン、アルギン酸エステル、増粘多糖類)、酸味料、酢酸Na、香料、イーストフード、セルロース、pH調整剤、クエン酸Ca、ビタミンC、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に卵・小麦・乳成分・大豆を含む)
ロングタイプのふんわりロールパン
まず目に入るのは、長めのロールパン型。ふっくらとした見た目で、手に持つとしっとり柔らかさを感じます。
生地はふんわりとしていて、口どけも軽く、噛むほどに小麦の優しい風味が広がります。
パンの中央には縦に一本切れ込みが入っており、その中にブルーベリージャムとホイップクリームがサンドされています。袋を開けるとほのかに甘い香りが広がり、食欲をそそります。
ジャムとホイップの量はやや控えめ
実際にパンを手で割ってみると、中には紫色のブルーベリージャムと白いホイップクリームが確認できます。
しかしながら、ジャムとホイップの量はやや少なめで、見た瞬間に「もう少し欲しいな」と感じるのが正直なところ。
他メーカーの類似品と比べても控えめな印象があり、全体のバランスを考えると物足りなさは否めません。
マイルドなブルーベリージャム
ブルーベリージャムを味わってみると、酸味はかなり抑えられており、全体的にまろやかな仕上がり。
よく言えばマイルドで食べやすい、悪く言えばブルーベリーらしさに欠けるといった印象です。
ブルーベリー特有の濃厚な果実感や爽やかな酸味を期待すると、少し肩透かしを感じるかもしれません。ただし、小さなお子さんや酸味が苦手な方にとっては、むしろちょうど良い食べやすさになっているとも言えます。
懐かしさを感じるホイップクリーム
ホイップクリームは口当たりが軽く、油脂感を伴う昔ながらの仕上がり。
近年の洋菓子パンに使われるような「生クリーム風」「乳脂肪感たっぷり」といったタイプではなく、昭和・平成の菓子パンを思わせる素朴なホイップです。
特筆すべき個性はありませんが、パンとの相性は悪くなく、全体の雰囲気を「懐かしいおやつ時間」にまとめてくれる存在になっています。
全体の印象と素朴さの魅力
総合すると、昔ながらの菓子パンらしさをそのまま残した一品だといえます。
パン自体は柔らかく食べやすいですが、ジャムやクリームの量は少なく、食べごたえを求める方には少々物足りないかもしれません。
ただ、ロングセラーとして販売が続いているのも納得できるポイントがあります。派手さやインパクトはないものの、素朴でクセのない味わいは安心感があり、誰もが気軽に手を伸ばせる「日常のパン」といった立ち位置なのです。
改善してほしい点とおすすめの食べ方
やはり惜しいのは、ジャムとホイップの量が少ないこと。もう少し充実感があれば、満足度がぐっと上がるのではないかと思います。
もし「ちょっと物足りない」と感じた場合は、アレンジして食べるのもおすすめです。
たとえば冷蔵庫で少し冷やしてから食べると、ホイップがほどよく引き締まり、さっぱりとした口当たりになります。さらに、自宅で追加のブルーベリージャムを挟んだり、ヨーグルトを添えて食べるとフルーティーさが際立ち、より満足感を得られるでしょう。
まとめ
「パスコ サンドロール ブルーベリー&ホイップ」は、派手さこそないものの、昔ながらのシンプルなおいしさが感じられる一品でした。
近年の豪華なスイーツ系パンと比べると地味さは否めませんが、長く愛されてきた理由は「食べやすさ」と「素朴さ」にあるといえます。
子どものおやつや、軽めの朝食・間食として取り入れるにはちょうど良い存在です。菓子パンにノスタルジーを感じる方には、特におすすめできる一品でしょう。