カネテツ「ちくわてん 沼るブラックペッパーチーズ」を実食!チーズ好きでも賛否分かれる理由とは?
今回ご紹介するのは、カネテツデリカフーズより発売されている「ちくわてん 沼るブラックペッパーチーズ」
お惣菜コーナーなどで見かけることも多い「ちくわてん」シリーズですが、今回は一風変わった“チーズ×ブラックペッパー”という組み合わせ。
名前からしてクセになりそうな一品ですが、果たしてその実力はいかに――?
ちくわ天にチーズをイン!
カネテツといえば、ちくわやかまぼこをはじめとした練り物の老舗ブランド。
そんな同社が展開する「ちくわてん」シリーズは、食べ応えがありながらお手軽価格という点で人気があります。
今回の「沼るブラックペッパーチーズ」は、
ちくわの穴に“チーズフード”と呼ばれるチーズ加工品を詰め込み、さらにブラックペッパーを効かせて揚げた一品。
見た目は食欲をそそる黄金色の衣に包まれ、ほんのり香るスパイス感が期待を高めます。
ちくわ(国内製造)、植物油脂、小麦粉、チーズフード、魚肉すり身(魚介類)、プロセスチーズ、でん粉、砂糖、食塩、大豆たん白、黒こしょう、ぶどう糖、パンプキンパウダー、卵白/加工でん粉、調味料(有機酸等)、pH調整剤、トレハロース、安定剤(加工でん粉、増粘多糖類)、乳化剤、膨張剤、カゼインNa、ソルビトール、酸味料、香料、カロチノイド色素、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・魚肉すり身(魚介類)を含む)
実食レビュー:チーズの香りが強烈!
ひと口かじった瞬間、まず感じたのはチーズの独特な香りの強さ。
一般的なチーズ天やチーズ入りおつまみと比べても、かなり主張が強く、好き嫌いが分かれるタイプです。
味そのものは決して悪くはありません。
ちくわの弾力と、チーズのとろりとしたコクが合わさることで、濃厚さと食べ応えを両立しています。
そこにブラックペッパーのピリッとした刺激が加わり、最初の数口は「なるほど、クセになるかも」と感じるほど。
しかし――。
食べ進めるにつれて、チーズフード特有の香りと風味がどんどん強くなり、後半はややくどさが際立ちます。
筆者はチーズ系の商品が大好きなのですが、これは少々ヘビー。
まさに「沼る」どころか「沈む」ような濃厚さで、途中で箸を置いてしまいました。
ブラックペッパーのスパイシーさは好印象
ただし、ブラックペッパーの風味自体は非常に良いアクセント。
チーズの濃厚さをうまく引き締めてくれる瞬間もあり、辛味のバランスは悪くありません。
もう少し控えめなチーズ、あるいはナチュラルチーズを使っていれば、全体のバランスはかなり良かったのではと感じました。
ここが気になる:チーズフードのクセ
どうやら今回の“合う・合わない”を分ける最大のポイントは、このチーズフードという素材。
ナチュラルチーズとは異なり、加熱や加工の過程で風味が強く出やすく、独特の匂いが残ることがあります。
チーズ好きの中でも「香り重視派」ならハマるかもしれませんが、「まろやか系チーズ派」には少々きつい印象です。
個人的には、普通のプロセスチーズやモッツァレラを入れたほうが断然食べやすく、万人受けしそうだと思いました。
総評:チャレンジ精神は高く評価!
「ちくわてん」という定番商品に、チーズとブラックペッパーという新風を吹き込んだ点は面白い試みです。
一方で、香りや後味の強さが好みを大きく分けるため、“好き嫌いが極端に分かれるタイプ”の惣菜といえるでしょう。
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チーズの濃厚さや香りが強いものが好きな人 → ★★★★★(おすすめ)
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優しい味やまろやか系が好きな人 → ★☆☆☆☆(やや苦手かも)
価格も手頃で話題性は抜群なので、気になる方は一度チャレンジしてみる価値はあります。
まとめ
カネテツ「ちくわてん 沼るブラックペッパーチーズ」は、
一言でいえば“香りが攻めすぎたチーズちくわ天”。
強烈な個性を放つチーズの風味にスパイシーな刺激が加わり、まさに“沼る”ような中毒性を狙った意欲作です。
ただし、香りに敏感な人にはややハードルが高く、チーズのクセが苦手な方にはおすすめしづらい部分も。
チーズ好きの方、特に個性派チーズに目がない方は、ぜひ一度試してみてください。