ふわっと甘い生地に爽やかなりんごがとろける、新感覚スイーツパン

今回ご紹介するのは「ヤマザキ りんごカスタード&ホイップクリーム」
丸くふっくらとしたフォルムが印象的で、開封した瞬間からやわらかな甘い香りが広がります。
パン生地はヤマザキらしい、しっとり&もっちりの中間タイプ。指で押すとゆっくりと戻るような弾力があり、ふんわりした軽さのなかに、しっかりとした食感も感じられます。


生地のこだわり:しっとり×ふわふわ。ミルクの香りが心地よい

食べた瞬間、まず感じるのは生地の柔らかさ。
ほんのりとミルキーな風味が口に広がり、噛むほどに自然な甘みがにじみ出てきます。
ヤマザキ独自のしっとり製法が生きており、乾燥感はほぼゼロ。
軽やかでありながら、パンそのものがデザートの一部として成立する完成度です。
2種のクリームが主役!カスタード×ホイップの黄金コンビ

中を割ると、たっぷりのホイップとカスタードが登場。
これぞ“ダブルクリーム仕様”の醍醐味です。
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ホイップクリーム:ミルク感が強く、ふんわりとした軽い甘さ。後味はすっきり。
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カスタードクリーム:卵の香りが濃厚で、ややとろみのある食感。まろやかで上品。
この2つが重なり合うことで、ミルキー×コク深い甘みという、まさに“間違いのない組み合わせ”が実現しています。
シャキッとしたりんごの存在感!甘酸っぱさが全体を引き締める
このパンの最大のポイントが、角切りりんご入りのカスタード。
りんごは小さくカットされていますが、食感はしっかりシャキッ。
ほどよい酸味と自然な甘みがあり、まろやかなクリームと絶妙にマッチしています。
ホイップとカスタードの甘さを、りんごの爽やかさがスッと中和。
一口ごとに“甘→爽→まろ”と味が変化していくのが、このパンの最大の魅力です。
味の流れと後味:最後まで飽きないバランスの妙
ひと口目はホイップのふんわりとした軽さ。
続いてカスタードのコクが広がり、最後にりんごの甘酸っぱさが追いかけてきます。
この“3段階の味の流れ”が飽きを感じさせず、どんどん食べ進めたくなる仕掛け。
後味も爽やかで、重たさが残りません。
ブラックコーヒーや無糖紅茶との相性も抜群。
まさに“おやつにも朝食にも使える万能スイーツパン”です。
コスパ・満足度:100円以下とは思えない完成度
価格は店舗によりますが、多くのスーパーで80〜100円前後で購入可能。
このボリュームと味の完成度を考えれば、コスパは非常に優秀です。
ただし、クリームの入り方に若干ムラがある個体もあるため、
購入時は注入口付近を確認して“クリーム多め”のものを選ぶと◎
食べ方アレンジ:冷やすとさらにおいしい!
冷蔵庫で10〜15分ほど冷やすと、ホイップがふんわり固まり、
カスタードの甘さとりんごの酸味のコントラストがより際立ちます。
軽くトーストするよりも、“冷やしスイーツパン”として楽しむのがおすすめ。
総評:王道×爽やか=新しいおいしさ
「りんごカスタード&ホイップクリーム」は、
定番のダブルクリームパンに“りんごのアクセント”を加えた、
ヤマザキらしいバランス感覚が光る一品です。
ふんわりと優しい甘さの中に、りんごの爽やかさがほんのり。
どの層も主張しすぎず、それぞれの個性が共鳴しています。
派手さはないものの、完成度の高い安定のおいしさ。
「また食べたい」と思わせてくれる王道スイーツパンでした。