聖地サヴェッラ大聖堂と、空を舞う「黒い影」

レオパルドの行方を追い、東の情報を頼りに辿り着いたのは、世界の信仰の極点とも言える「サヴェッラ大聖堂」でした。 見上げるような大聖堂がそびえ立ち、法皇様が鎮座するこの聖地は、これまでに訪れたどの街とも違う、凛とした神聖な空気に包まれています。
しかし、その静謐な空気の裏側には、確実に暗黒神の魔手が忍び寄っていました。最後の賢者の末裔である法皇様を狙い、レオパルドがこの地を目指していることは明白です。街の人々からは「夜中に上空を飛ぶ黒い物体」の目撃談も聞かれ、緊張感は高まるばかり。
さらなる情報を求めて探索を続ける中で、私たちは次なる航路を切り拓くための鍵、「光の海図」の存在を知ることになります。聖地での静かなる調査は、やがて伝説の海賊が眠る荒々しい洞窟へと私たちを導いていきました。

野心の階段を上るマルチェロ。兄弟の「冷徹な再会」

サヴェッラでの探索中、私たちはククールの腹違いの兄、マルチェロと再会を果たしました。 聖堂騎士団の団長として、以前にも増して不遜な自信を漲らせている彼は、相変わらずククールに対しては凍りつくような冷淡な態度を崩しません。
驚くべきことに、彼は短期間のうちに法皇様の側近にまで登り詰めていました。ただ、その出世の影には「金で地位を買った」という黒い噂も絶えず、聖地の人々からも手放しで歓迎されているわけではなさそうです。出世欲という名の魔物に取り憑かれたかのような彼の瞳。ククールとの確執は深まるばかりですが、この兄弟の因縁が今後の法皇暗殺計画にどう関わってくるのか、おっさんの不安は募ります。
女盗賊ゲルダ再参戦!「海賊の洞窟」での宝探し競争




光の海図を求めて向かったのは、かつて海を支配した伝説の男、キャプテン・クロウの遺産が眠るという「海賊の洞窟」でした。 到着するなり、一隻の船と共に颯爽と現れたのは、あの女盗賊ゲルダ! 彼女もまた、お宝の噂を聞きつけてこの難所に乗り込んできたようです。
今回は共闘ではなく、あくまで「どちらが先にお宝を手にするか」というライバル関係でのダンジョン攻略となりました。 卑怯な罠を仕掛けてくるわけではなく、正々堂々(?)とお宝を目指す彼女の姿は、物語に心地よい活気を与えてくれます。ヤンガスとの微妙な距離感を含め、おっさんお気に入りのキャラクターだけに、この再登場は最高に嬉しいサプライズでした。流石は名うての盗賊、最後は主人公たちを一歩出し抜き、先にお宝の入った宝箱へと辿り着きますが、そこで物語は急展開を迎えます。
キャプテン・クロウの魂。スーパーハイテンションの洗礼


宝箱から現れたのは、光の海図だけではありませんでした。かつて海賊としてその名を轟かせた「キャプテン・クロウ」の霊が、侵入者を排除すべく立ちふさがったのです。
果敢に挑んだゲルダでしたが、伝説の海賊の力の前にあえなく一蹴されてしまいます。ヤンガスの話では、彼女は盗みの技術は超一流でも、真っ向勝負の戦闘はそれほど得意ではないとのこと。相棒の意外な弱点(?)を心配しつつも、ここからはおっさんたちの出番です。
キャプテン・クロウは、前回の竜骨の迷宮のボス以上に「テンション」を駆使してくる強敵でした。特に、最高潮まで高まったスーパーハイテンションからの「しんくう波」は、パーティーを壊滅状態に追い込むほどの凄まじい破壊力です。 幸いにも、私は直前の竜骨の迷宮でメタルキングを狩り、レベリングを万全に済ませていたため、余裕を持って撃破することができました。戦いの果て、クロウは自らの夢を託せる強者の出現を待っていたかのように静かに消え、私たちはついに光の海図を手にしました。
光の海図が示す「未知の海」へ。ゲルダのちゃっかりした去り際

『ドラゴンクエストVIII』プレイリポート 第15回
総評としては、聖地の陰謀、海賊のロマン、そして魅力的なライバルとの再会が凝縮された、非常に満足度の高いエピソードでした。
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マルチェロの野望とククールの過去。深まる人間ドラマに浸りたい方
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ゲルダとの丁々発止のやり取りと、海賊の洞窟というロマン溢れる探索を楽しみたい方
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キャプテン・クロウとのガチンコ勝負で、自慢のパーティーの力を試したい方
こうした方々にとって、この光の海図入手までの旅路は、冒険がいよいよ世界の理(ことわり)に触れる最終段階へと突入したことを実感させてくれるでしょう。
ちなみに、戦いの後、ゲルダは「海図なんて紙切れには興味ないわ」とばかりに、ちゃっかり箱の隅にあった現金をガッポリ手にし、上機嫌で引き上げていきました(笑) そんな彼女の現金なところもまた、ドラクエらしいヒロイン像で微笑ましいものです。 手に入れた海図が示す先には、一体どのような未知の海域が待っているのか。暗黒神の復活を阻止するため、おっさんの魔法船は再び波飛沫を上げて進みます。次回の報告では、光の海図が導く幻想的な航路の先をたっぷりとお届けしたいと思います!