大阪発祥の流行に乗った「U.F.O.」の挑戦。1月22日カレーの日の刺客

カップ焼きそば界の絶対王者「日清焼そばU.F.O.」。その新作としておっさんの目に留まったのは、地元・大阪が発祥とされる「スパイスカレー」を題材にした「スパイスキーマカレー焼そば」でした。
「……ほう! 大阪でスパイスカレーが人気なのは初耳だが、U.F.O.の新作とあれば試さないわけにはいかないな」
1月22日の「カレーの日」に向けたスパイスカレートリオの一環として登場したこの一杯。ポークベースに多種多様なスパイスを効かせたという触れ込みに、おっさんの期待は高まります。カレー焼きそば自体は好物なだけに、U.F.O.流の「キーマ」がどう表現されているのか、楽しみな気持ちでレジへ向かいました。

1月22日の「カレーの日」にむけ、「大阪発祥! 今話題のスパイスカレートリオ」を発売。「日清焼そばU.F.O.」からは、ポークをベースに各種スパイスをきかせたスパイシーなキーマカレー焼そばが登場!


中太麺に絡む「そぼろ」の期待。調理工程に潜む勝利への予感




さっそく開封の儀。麺はお馴染み、食べ応えのある中太ストレート麺。具材にはキーマカレーを象徴する「味付けそぼろ」と「ニンジン」の2種類が鎮座しています。 「!!……素晴らしい。液体ソースに加えて、仕上げの『あとがけスパイス』が今回の決め手というわけか」
お湯を注いで3分。蓋の上でソースを温める、いつもの慣れ親しんだ儀式を終え、湯切りを行います。ソースを回しかけ、中太麺が艶やかなカレー色に染まっていく様子は、まさに勝利を確信させるビジュアルでした。しかし、最後にあの「主役」を振りかけた瞬間、空気は一変しました。
鼻腔を直撃するスパイスの暴力。食欲を揺さぶる「強烈な主張」


仕上げの「あとがけスパイス」を投入した途端、おっさんの部屋は未体験の香りに包まれました。 「……うーん。これはスパイスの香りが、あまりにも『きつすぎる』のではないか?」
一言で言えば、スパイスの主張が強すぎて、メインであるはずのカレーの風味を完全に吹き飛ばしてしまっているのです。本場のスパイスカレーを食べたことはありませんが、カレーの香りと調和してこそのスパイスのはず。しかし、この一杯から漂うのは、食欲をそそる芳醇さよりも、むしろ「臭い」という表現を使わざるを得ないほどの、癖の強すぎる匂いでした。
実食!キーマの旨みを越えてくる「スパイスの壁」

いざ、大きく一口。 口に入れた瞬間、期待していたポークの旨みやカレーのコクを味わう前に、強烈なスパイスの粒子が味覚と嗅覚をジャックします。 「!!……なんだこれは。癖になる味わいというより、癖の強い匂いの間違いじゃないのか?」
辛さの奥にあるはずの「旨み」を探そうと試みましたが、あまりにも独創的すぎる香りのバランスに、おっさんの箸は止まりそうになります。決してまずいわけではないのかもしれません。しかし、U.F.O.に求めている「ソースのジャンクな幸福感」や「カレーの安心感」とは、あまりにもかけ離れた場所にこの商品は着地していました。
家族とのシェアで完食。おっさんの結論は「二度目はない」
一応は完食しましたが、正直、一人で最後まで食べ進めるのは困難なレベルでした。結局、家族にも協力してもらい、なんとか皿を空にしたというのが現実です。 「!!……日清さん、これは攻めすぎたな。U.F.O.は大好物だが、このキーマカレー味に関しては、おっさんの口には合わなかったぞ」
大阪発祥のトレンドを形にしようとするチャレンジ精神は認めますが、スパイスの個性が立ちすぎて、焼きそばとしてのバランスが崩壊してしまっている印象。おっさん的には、残念ながらリピートはない、非常に記憶に残る「衝撃の一杯」となりました。
スパイスカレーの深淵に触れた、王者の迷走
見た目の期待値が高かっただけに、スパイスの圧倒的な個性に翻弄される形となった今回のレビュー。
「……ふむ。流行に敏感な若者や、スパイスそのものを愛してやまないマニアには刺さるのかもしれないが、普通に美味しいカレー焼きそばを求めている層には、この壁は高すぎたようだな」 おっさんは、いつもの濃厚なソース味のU.F.O.が恋しくなりつつ、第268記事目という次なる頂に向けて、再びカップ麺界の深淵へと潜る準備を整えるのでした。