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■腰痛に悩む日々の中で…
長時間のデスクワーク。
気を付けているつもりでも、少しずつ蓄積していく腰への負担――。
私は仕事柄、一日中座りっぱなしで作業する日が多く、定期的に腰の痛みに悩まされてきました。
まだ「ぎっくり腰」になるような重大なトラブルはないものの、年齢とともに体のケアには気を配らなくては、と常々感じていたんです。
そこで、前から気になっていたドーナツ形クッションを思い切って購入してみることにしました。
本当に効果があるのか? 実際に7か月間使い続けてきた私が、そのリアルな体験を正直にお伝えします。
■ドーナツ形クッションの特徴とは?
まずは購入したクッションの仕様をざっくりご紹介します。
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へたりにくいウレタン素材で長く使える設計
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中央が空洞のドーナツ形状により、座骨や腰への圧力を分散
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リバーシブル仕様で季節や好みによって使い分けが可能
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**カバーは取り外して洗濯OK!**いつでも清潔に保てる
こうした特徴から、腰痛対策に特化した設計だと期待が高まりました。
■実際に7か月使ってみた感想
●耐久性について
使い始めてからすでに7か月が経過。
毎日仕事用の椅子に敷いて使っているので、それなりにハードな使用環境だったと思います。
それでも、クッションのウレタンがへたることは今のところありません。
最初の頃の“ふわっと沈む感覚”はやや落ち着いてきた気がしますが、座った時の反発力やサポート感はしっかり残っています。
カバーに関しても、毛羽立ちや穴あきなどのトラブルはなく、洗濯を何度かしても形状が崩れたり、生地が傷むこともありませんでした。
これで3000円以下という価格なら、コスパはかなり良いと感じます。
●座り心地について
購入当初は、中央に空洞がある独特な形状とウレタン特有の沈み込みに少し戸惑いました。
「お尻が落ち着かない」という印象があったのは正直なところです。
しかし、使い続けるうちに体が自然と馴染んでいき、むしろこのフィット感が心地よく感じるようになってきました。
布団やマットレスでもウレタンが好みの人なら、かなり相性が良いと思います。
●腰痛の予防・改善効果は?
これが一番気になるポイントだと思います。
結論から言うと、「腰への負担軽減には確かに効果を感じた」というのが私の率直な感想です。
従来のクッションよりも、長時間座っていても腰や尾てい骨の痛みが軽減されている感覚はあります。
ただし、あくまでも「予防的な効果」にとどまる印象で、「劇的に腰痛が治った!」というものではありません。
重度の腰痛持ちや、既に症状が出ている場合は、医療的な処置が優先です。
予防は期待できても改善効果は別
と言うのも、実は最近、また腰痛が襲ってきた。
これは、このクッションに効果がなかったという訳ではなく、最近、やや無理をし過ぎたのも自覚している。
こうなってくると、クッション云々ではなく、病院やストレッチ、薬などの措置が必要。
腰を悪くしてから座って改善というのは、このクッションに限らず期待するものではないという事だ。
あくまで、腰などに負担をできるだけかけたくない人向けのクッションと理解すべき。
そう理解すれば、悪くない買い物であったと思う。
最後にもう一度言うが、本当に腰を悪くしている人は、クッションではなく、病院に行ってください。
■再発の経験からわかったこと
実は、最近になって再び腰痛がぶり返してしまいました。
ただし、これはこのクッションに効果がなかったわけではなく、私自身の無理な姿勢や運動不足が原因だったと自覚しています。
腰を痛めてしまった後にクッションでどうにかしようとするのは、やはり限界があります。
この製品は、腰への負担を減らしたい人や、長時間座る作業を快適にしたい人に最適だと思います。
■総評:気休めではなく、確かな“サポート感”
「たかがクッション、されどクッション」。
長く使ってみて実感したのは、体への負担を少しでも軽くするアイテムの価値です。
特に在宅ワークやデスクワークが多い方にとっては、ちょっとした工夫で快適さが大きく変わることを改めて感じました。
最後にひとつ大事なことを――
本格的な腰痛を感じている方は、まず病院へ行ってください。
このクッションはあくまで「サポート用」であって、治療用ではありません。
その点さえ理解していれば、買って損のないアイテムだと、私は胸を張って言えます。
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