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全職レベル105でどれぐらい強くなったのか?
一応、メイン、サブの2人を現在の最高レベルである105まで育てた。
これまでのレベル100から一気に5段階レベルキャップ解放という事で、どれほど体感的に強くなったのか?
実のところ、私的には、それほど強くなったという印象がない。
全職業カンストさせるための労力を振り返ってみれば、尚更そう思ってしまう。
ステータスの上がり幅も職業によってまばらであるものの、中には雀の涙ほどのアップしかない職業もあり、その職業をメインに頑張っているプレイヤーは、レベルをカンストした後に絶望を知る結果となった。
ただ、それでもRPGゲームの原則として、僅かな数値アップでも、戦闘において如実に変化を感じるものだ。
しかし、ことドラクエ10においては、それが圧倒的なほどに感じられない。
これまでレベル100で苦戦していたボスが、105になった事で楽に戦えるようになったという展開がない。
これでは、レベルをカンストすることの目的が、周囲への見栄程度になってしまっている。
RPGゲームで、これほど虚しいレベル上げはした事がない。
一体、なぜ現在のドラクエ10では、こんなおかしな状態になっているのか?
戦闘バランスの悪さが原因?
ゲームを始めた頃は、従来のドラクエシリーズと変わらず、レベル上げを繰り返しながら、それに伴い成長を感じる事ができる。
しかし、それが進むにつれ、段々とドラクエ10の戦闘バランスが目に付くようになってくる。
ボスの攻撃が殆ど即死級ばかり
コインボスやエンドコンテンツをはじめ、とにかくボスの攻撃が強力すぎて、最高レベルに最新装備を整えても、まるで紙きれのように貫通され即死というのが現在のドラクエ10の戦闘バランスを語っているだろう。
実際、いまのドラクエ10は、常に蘇生を前提としたゾンビ戦法が強いられる展開が続いている。
従来のドラクエシリーズの流れで遊んでいると、まずそこに躓き、我慢しながらもプレイし、最後は辟易とさせられる人もいるはず。
それほど、戦闘バランスが悪いと断言できてしまうのが悲しい。
耐性ありきの装備調整
基本、新たな防具が実装されれば、以前より敵から受けるダメージを軽減できることが最大の恩恵となる。
しかし、先述でも触れたように現在のドラクエ10では、その辺りのバランスが壊れているので、食らえばほぼ即死と言う具合。
これほど防御力を軽視したRPGゲームは滅多にない。
何よりドラクエ10においての防具は、ダメージ減を期待するものではなく、それぞれのボスが持つ、状態異常を伴う攻撃への対策が重要とされる。
ドラクエ10では、防具一式をそろえる事で得られるセット効果なるものが最大の売りとなっている点はある。
ただし、一部の物は除いて、常に最新の防具が優秀とは限らないセット効果などもあり、この辺りの調整にも長く遊んでいるものほど不満と感じてしまう。
また、ゾンビゲーと揶揄される現状では、状態異常さえ気にする必要もなくなってきているので、2,3世代前の防具でも不足を感じる事が少ない。
やはり、古今東西、防具の役割と言うのは、敵から受けるダメージを減らすことにあると考える。
それがドラクエ10では偏った戦闘バランスのために完全に破綻しており、新防具が実装されても、レベル上げ同様に、最新装備を整えたいう見栄になってしまう傾向にある。
成長が実感できない不満
ドラクエ10に限らず、RPGゲームは、手塩にかけたキャラクターの成長が一番の喜びである。
それが悲しいほどに感じられないのが今のドラクエ10だ。
初のMMOで、子供の頃から大好きなドラクエシリーズという事で、今もコツコツとプレイしている。
ストーリーや、ドラクエ10独自の世界観など好きな所は沢山ある。だからこそ、これからもプレイしていこうと思うの。
だが、どれだけレベルを上げ、装備を新調しても、紙っぺらのようにワンパンで沈められるキャラを見れば、モチベーションは低下しても仕方ないだろう。
ドラクエ10もサービスを開始から6年を迎えた。
年月を考慮すれば、そろそろ成熟期を迎えても不思議ではない。
この先サービスの充実を図るため、新しい何かだけではなく、RPGゲームの原点である、キャラクターの成長に光を当ててくれることを願うばかりである。