激安スーパーで見つけた「価格破壊」の極致

冬の食卓に欠かせないものといえば、やはりお鍋ですよね。手軽に野菜がたくさん摂れて、体も芯から温まる。そんな冬の救世主ともいえる鍋料理ですが、市販の「鍋つゆ」を毎回買うとなると、意外とコストがかさむのが悩みどころです。
そんな中、私がお世話になっている激安スーパーで、目を疑うような光景に出会いました。D-PRICE(ディープライス)のキムチ鍋つゆ(ストレートタイプ)が、なんと1袋「98円」で売られていたのです。
最近は安いものに慣れて、少々の価格では驚かなくなっていた私ですが、流石にこれには「価格破壊にもほどがある」と笑ってしまいました。しかし、いくらプライベートブランドとはいえ、安すぎると逆に不安になるのが消費者の心理というもの。
裏面を確認すると、製造に携わっているのは調味料メーカーとして知られるニッショウフーズ。それなら間違いないだろうと確信し、迷わず2パックをカゴに放り込みました。



調理の工夫:野菜高騰を「ボリューム」でカバーする

さっそく、この98円のつゆを使って鍋をすることにしました。
昨今は何かと野菜の価格が高騰しており、主役となる白菜やネギなどを揃えるだけでも一苦労です。そこで今回は、野菜の値段に左右されないよう、食べきりサイズの安価な野菜や、比較的価格が安定している食材を中心にチョイスしました。
しかし、それだけでは食卓が寂しく、ボリューム不足になってしまいます。そこで登場させたのが、自家製の餃子と中華麺2玉です。これらを追加することで、見た目のボリューミーさも一気にアップ。
98円のつゆをベースに、家にある食材を駆使して「安く、美味しく、お腹いっぱい」を目指す。これこそが、賢い鍋の楽しみ方ではないでしょうか。
実食レビュー:不信感を吹き飛ばす本格的なピリ辛感


さて、最も肝心なのはそのお味です。 あまりの安さに、一口食べるまでは「もしかして薄いキムチ味なのではないか」という不信感を完全には拭い去れずにいました。
ところが、実際に食べてみて驚きました。 これまで食べてきた有名メーカーの鍋つゆと比べても、遜色のないクオリティなのです。
特にコチュジャンがしっかりと効いているのか、スープを一口飲むと、そのピリリとした刺激に思わず咽(む)せてしまうほど(もちろん、不味くて咽せたわけではありませんよ)。ニンニクの食欲をそそる良い香りと、しっかりとした辛味が相まって、具材の旨味を引き立ててくれます。
このしっかりとしたパンチのある味わい。これを食べながら「これが98円なのか」と改めて考えると、あまりのコストパフォーマンスの高さに、感心を通り越して震えるほどの衝撃を受けました。
結論:浮いた予算で食卓をより豊かに
鍋が美味しい時期に、肝心の野菜などの食材が高騰するという現象はよく起こります。そんな厳しい状況下で、鍋のベースとなるつゆを100円以下で抑えられるメリットは計り知れません。
つゆで浮いた予算を、お肉を少し贅沢にするのに回したり、あともう一品の副菜に回したりすることもできます(今回、私は徹底的に安い食材で攻めましたが)。
とにかく、これだけは作り手に伝えたい。 「この味を98円で提供してくれて、本当にありがとうございます!!」
家計を預かる身としても、美味しいものを安く食べたい一人のオッサンとしても、これほど心強い味方は他にありません。もしお近くのスーパーでこの赤いパッケージを見かけたら、ぜひ一度手に取ってみてください。
ストレートタイプなので手間もかからず、味は本格派。この冬、我が家の冷蔵庫にはこの98円のつゆが常備されることになりそうです。節約しながらも美味しいものを楽しむ。そんなささやかな幸せを、この一袋が教えてくれました(2018年11月当時の価格)