桃太郎のお供を思わせるユニークなネーミング

冷凍食品コーナーで、思わず足を止めてしまうユニークな名前の商品に出会いました。テーブルマークから発売されている「チキトマコーン」です。
チキン、トマト、コーン。 この三つの要素が合体した名前は、なんだか桃太郎が新しいお供を連れて鬼ヶ島へ向かうような、不思議な力強さとワクワク感を感じさせます。パッケージの写真を見る限りでは、鶏ミンチをベースにしたカツのような仕上がりのようですが、一体どのようなハーモニーを奏でてくれるのでしょうか。
期待に胸を膨らませつつ、さっそく調理とレビューを進めていきたいと思います。

トマト味をつけた国産若鶏に甘みのあるコーンを混ぜてカラッと揚げ、ケチャップソースをのせたサクサクフライです。子供の大好きな食材のチキン、トマト、コーンがおいしさを奏でます。
調理開始:自然解凍OKでも、あえて電子レンジで


この「チキトマコーン」は、最近の冷凍食品らしく自然解凍でも美味しく食べられるように作られています。朝のお弁当作りで忙しい時には、そのままポンと入れるだけで済む非常に便利な仕様です。
しかし、私は「今すぐ、温かい状態で食べたい」という欲求に抗えませんでした。というわけで、今回は電子レンジを使って一気に温めることに。
袋から出した時点では、凍った状態でも衣の質感がしっかりしているのが分かります。電子レンジで加熱が終わると、キッチンには揚げ物特有の香ばしい匂いが漂い始めました。見た目に関しては、市販の揚げたてのお惣菜と比べても遜色ない、立派な出来栄えです。
断面検証:恒例のハーフカットで中身をチェック

さて、当ブログ恒例の儀式であるハーフカットを行ってみましょう。 包丁を入れてみると、サクッという手応えとともに、中からぎっしりと詰まった鶏ミンチが現れました。
肉の揚がり具合は非常にきれいな桜色で、視覚的にも食欲を激しく刺激してきます。お皿に並んだその姿は、夕食のメインを張るには少し小ぶりですが、お弁当の隙間を埋めるには十二分すぎるほどの存在感を放っています。
ここまでは完璧な流れ。しかし、実際に口へ運んだ瞬間、私の頭の中に少しだけ「?」が浮かぶことになりました。
実食レビュー:美味しいけれど、気になる「主役たち」の不在

まず、一口食べてみた率直な感想を申し上げます。 「普通に美味しい鶏ミンチカツ」です。
サクッとした衣の食感、そして鶏肉のジューシーな旨味。冷凍食品としてのクオリティは間違いなく及第点を超えています。お弁当のおかずとしてこれが入っていたら、誰もが喜んで食べるレベルの安定感があります。
ただ、商品名にもなっている「トマト」と「コーン」については、少しばかり言及せざるを得ません。
まずコーンについて。パッケージのイメージ図では、もっと粒が主張しているように見えましたが、実際にカットしてみるとコーンの姿はかなり控えめです。食べていても、鶏肉の圧倒的なボリュームに隠れてしまい、コーン特有の甘みや食感を拾い上げるのは至難の業でした。
次にトマト味について。事前の説明では、中の鶏肉自体にトマト味を付けているとのことでしたが、実際には衣の上に掛かっているケチャップ(あるいはトマトソース)の味が非常に強く、肉自体の味付けをじっくり味わう余裕がありません。結局のところ「ケチャップを掛けた鶏ミンチカツ」という印象が勝ってしまいました。
結論:名前のインパクトに期待しすぎは禁物?
テーブルマークの「チキトマコーン」。 非常に美味しい冷凍フライであることは間違いありませんし、お弁当の一品として重宝するのは確実です。ただ、チキン、トマト、コーンが絶妙なバランスで三位一体となって押し寄せてくる……という贅沢な体験を期待しすぎると、少し肩透かしを食らうかもしれません。
ネーミングが非常にキャッチーで秀逸なだけに、実食した際の変化球の少なさが、逆に「普通さ」を際立たせてしまった格好です。
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手軽に美味しい鶏ミンチカツを食べたい
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お弁当に彩りとボリュームのある揚げ物を入れたい
そんな用途であれば、この商品は間違いなくあなたの期待に応えてくれるでしょう。
名前のインパクトに負けないくらいの、コーンが弾けるような改良、あるいはトマトソースに頼らない肉自体の圧倒的なトマト感。そんな進化を次回のバージョンアップで期待したいところです。
美味しいけれど、どこか惜しい。そんな「チキトマコーン」のレビューでした。次は、桃太郎のお供たち全員が主役を張っているような、そんな圧倒的な具材感を持つ冷凍食品に出会えることを楽しみにしています。
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