読み方から始まった「空芯菜」との出会い

スーパーの冷凍食品コーナーを眺めていた際、少しお洒落で大人びたパッケージが目に留まりました。味の素から発売されている「夜九時のひとり呑み」シリーズ。そのラインナップの一つである「にんにく空芯菜」です。
中華料理は好物なのですが、普段あまりお酒を嗜まないおっさんにとって、この空芯菜(くうしんさい)という存在は未知の領域でした。正直に申し上げますと、最初は読み方すら分からず、そこから調べ直したほどです(苦笑)
調べてみると、空芯菜はヒルガオ科サツマイモ属の野菜で、和名ではヨウサイと呼ばれ、地域によってさまざまな呼び名を持つ伝統的な野菜とのこと。お酒のあてとして絶大な人気を誇るというこの野菜が、冷凍食品でどのように再現されているのか。好奇心を胸に、さっそく調理を開始しました。



パッケージの言葉と強烈な「にんにくの洗礼」



調理といっても、電子レンジでチンするだけの手軽さです。 加熱する際、ふたの部分に目を向けると、なんだか情緒的な言葉が添えられていました。「おつまみのような人か……」という、分かったようで分からない絶妙な人物像。深夜のひとり呑みを彩るための演出なのでしょうが、おっさんの頭には小さなクエスチョンマークが浮かびました(笑)
そんな些細な疑問は、レンジから取り出した瞬間に吹き飛びました。 加熱直後の容器の中央には、白い塊が鎮座しています。これこそが、味の素が誇る特製のにんにくペースト。主役の空芯菜を完全に置き去りにするほどの、強烈で芳醇なニンニクの香りが部屋いっぱいに広がりました。
このにんにくペーストを、熱いうちに空芯菜全体にしっかりと混ぜ合わせる。この工程だけで、食欲を激しく刺激する本格的な中華惣菜が完成します。
初めてのシャキシャキ感と「パンチ」の相乗効果


本来は「ひとり呑み」用のおつまみとして開発された商品ですが、もとは本格的な中華料理の一品です。というわけで、今回はあえて「白いご飯のおかず」として頂くことにしました。
いざ、人生初の空芯菜をパクリ。 「……!!」 「なんだ、このシャキシャキした心地よい食感は!」
初めて食べた空芯菜は、特に目立った癖もなく、どこかほうれん草にも似た親しみやすい味わいでした。しかし、その食感は唯一無二。茎の中が空洞になっているからこその、軽やかで瑞々しい歯応えがたまりません。
味付けはにんにくペーストを主軸に、大豆油や唐辛子が加えられており、素材の味を最大限に引き出す構成になっています。にんにくと唐辛子の相乗効果によるパンチの強さは相当なもので、ニンニク好きにはたまらない中毒性を秘めています。白米との相性も抜群で、ご飯がどんどん進む「おかず力」の高さを見せつけられました。
おかずか、つまみか。おっさんの結論
食べ進めるうちに、本商品の立ち位置について一つの結論に達しました。
確かに白いご飯と一緒に食べても普通に美味しい。しかし、この絶妙な塩加減とニンニクの鋭いキレ、そして唐辛子の刺激を考えると、やはり開発意図の通り「お酒と共に」頂くのがベストなのだと感じました。お酒が苦手な私でさえ、冷えた炭酸飲料が欲しくなるほどの「あて」としての完成度です。
もし食卓のおかずとして並べるのであれば、メインを張るというよりは、食卓にアクセントを加える「パンチの効いた副菜」というポジションが最適でしょう。冷凍食品でここまで鮮烈な食感と香りを維持できる味の素さんの技術には、ただただ感服するばかりです。
冷凍庫に忍ばせたい「深夜の救世主」
味の素「夜九時のひとり呑み にんにく空芯菜」
総評としては、未知の野菜に対する不安を一瞬で期待に変えてくれる、非常にパワフルで満足度の高い一品でした。
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空芯菜特有の、冷凍とは思えないシャキシャキ感を体験したい方
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ニンニクと唐辛子の効いた、ガツンとくる本格中華の味を求めている方
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晩酌の時間はもちろん、食卓にもう一品パンチのある副菜を添えたい方
こうした方々には、自信を持ってストックをお勧めします。 「おつまみのような人」にはなれないかもしれませんが、この空芯菜をおかずにご飯を掻き込む時間は、おっさんにとって最高に贅沢なひとときでした。次にスーパーに寄った際は、またこの「深夜の誘惑」をカゴに入れてしまいそうです。皆さんも、この鮮烈なシャキシャキ感を、ぜひ一度その舌で確かめてみてくださいね。