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【実食レポ】神戸屋「マルゲリータ」はピザパンの理想を超えられるか?

投稿日:2018年12月25日 更新日:

王道の誘惑「マルゲリータ」という名のパン

スーパーのパンコーナーで、一際お洒落な響きを放っていた商品がありました。神戸屋から発売されている「マルゲリータ」です。

ピザパンというカテゴリー自体は決して珍しいものではありません。手軽にイタリアンの風味を楽しめることから、私にとっても大好きな総菜パンの一つです。しかし、今回手に取ったこの商品は私にとって「初めまして」の一品。

「もちふわっとした生地に、トマトソース、バジルとチーズ、ベーコンを合わせました」 公式のこの説明文を読み、私の脳内ではすでに完熟トマトと爽やかなバジルのハーモニーが奏でられていました。果たして、この一袋が私をナポリの街角へと連れて行ってくれるのか。おっさんの厳しい舌で、その真価を問いたいと思います。

もちふわっとした生地に、トマトソース、バジルとチーズ、ベーコンを合わせました。

手元を狂わせる「粉」の洗礼

袋から取り出してみると、まず目に飛び込んできたのは、商品特徴にもあった「もちふわ」なパン生地です。確かにその感触に偽りはなく、指先から柔らかな弾力が伝わってきます。

しかし、同時にある「異変」に気づきました。生地全体が、まるで雪が積もったかのように白く粉を吹いているのです。 その手触りは独特なのですが、いかんせん触れた部分に粉が付着してしまい、食べる際には手を拭くものが必須という状態。この「食べにくさ」は、手軽さが売りの総菜パンとしては、正直なところマイナスポイントと言わざるを得ません。期待が大きかった分、この時点で少しだけ雲行きが怪しくなってきました。

半分にカットしてみると、断面からはトマトソースの赤い色彩が僅かに視認できる程度。さらなる真相を確かめるべく、おっさんはパンの「全貌」を暴くことにしました。

謎の「緑のペースト」と消えたベーコン

パンの中身をしっかりと確認してみると、そこには鮮やかな緑色のペーストが潜んでいました。 原材料と照らし合わせる限り、これがマルゲリータの要である「バジルソース」なのでしょう。しかし、実際に口に運んでみると、その見た目ほどのインパクトはどこにもありませんでした。

「……あれ? 味がしない?」 そう、トマトソース以外の味わいが、あまりにも薄すぎるのです。具材として名前が挙がっていたベーコンも、探さなければ見当たらないほどに少量。はっきりと自己主張してくるのはチーズくらいなもので、とてもではありませんが、この仕上がりで「マルゲリータ」を名乗るのは、少々荷が重いのではないかと感じてしまいました。

結局、最後まで私の口の中に残ったのは、強烈なトマトソースの味のみ。バジルやベーコンといった共演者たちは、舞台の袖から出てくることなく、トマトの独演会を見守っているだけのようでした。

記憶に刻まれる「アンバランス」な結末

これまで数え切れないほどのピザパンを食べてきた私ですが、今回の「マルゲリータ」は、ある意味で非常に記憶に残る一品となりました。

パン生地のもちふわ感は素晴らしい。そこには神戸屋さんの技術が詰まっています。しかし、肝心の具材とソースのバランスが、あまりにもアンバランス。緑の物体(バジルソース)がこれほどまでに沈黙し、トマトソースだけが独走するピザパンには、おっさんも困惑を隠せません。

「美味しい」という記憶ではなく、「美味しくなかった」という点において、これほどまでに印象に深く刻まれてしまうのは、非常に皮肉な結果です。マルゲリータという華やかな名前から想像していた「あの味」とは、残念ながらかけ離れたところに、このパンの正体はありました。

リピートは……?おっさんの冷徹な審判

神戸屋「マルゲリータ(ピザパン)」

総評としては、生地の質感こそ評価できるものの、マルゲリータとしての完成度、そして食事としての満足度という点では、厳しい評価を下さざるを得ません。

  • トマトソースの味さえあれば、他の具材の存在感は問わないという方

  • 粉が舞うような独特の手触りと、もちふわ食感の生地をこよなく愛する方

  • 手を汚すことを厭わず、新しいタイプのピザパンに挑戦したい方

こうした方々には、一度試してみる価値があるかもしれません。 しかし、本気でマルゲリータの風味を求めている方や、具材のハーモニーを楽しみたい方にとっては、肩透かしを食らう可能性が高いと言えるでしょう。

「次に買うことはないかな」 それが、一人のパン好きとしてのおっさんの、偽らざる本音です。もしまた店頭で見かけたとしても、私はそっと隣のカレーパンに手を伸ばしてしまうかもしれません。皆さんも、この「粉」と「トマト」の迷宮に足を踏み入れる際は、十分な覚悟(とウェットティッシュ)を持って臨んでくださいね。

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