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共に戦い、時に戯れる個性的な仲間たち!
今作においての目玉システムといえば、やはり魅力あふれる仲間たちではないだろうか。
これまでのシリーズでも、戦いを応援してくれる仲間はいたが、今作では、広大なオープンワールドを共に行動し、戦ってくれる。
このシステムは、番外編にあたるプライマルで実装され、5では、より洗練された形で登場。
プライマルでは時代背景もあり、動物しかいなかったが、今回は、個性豊かな人間も加わり、より緻密な連携がとれるようになっている。
もちろん、仲間システムのひな型となったプライマルで活躍してくれた動物たちも健在。
それぞれ、仲間になるまでのストーリーなども用意されており、自然と感情移入もできるようになっている。
上のチーズバーガー(熊)なども、その体格とパワーを活かしたスタイルで頼もしい仲間なのだが、実は糖尿病を患っているという、細かな設定も秀逸なセンスを感じる。
仲間は、ただプレイヤーに追従するNPCという味気ないものではなく、それぞれの抱える事情や性格で、しっかり個性付けされている。
声優さんの熱演もあり、プレイ中、それぞれが自由に会話を繰り広げ、それに耳を傾けるだけでも面白い。
さらに、最大2人(体)の仲間をパートナーにして行動することが出来るのだが、その組み合わせにより、専用の台詞(会話)などもあるのだ。
そこには、単純な相性や、相手への本音、更に普段では見せない可愛らしい一面を垣間見れる瞬間もあり、何度もニヤリとさせられた。
仲間には、それぞれ得意とする戦い方に加えて、専用パーク(スキル)があり、中には参加することで、主人公に恩恵をもたらすもの存在。
そのため、ミッションに合わせて戦う仲間を選ぶ楽しさや、自分なりの特化した戦法を追及する遊び方もできる。
あと、仲間とは違うのだが、レジスタンス活動を行う中で同調してくれる人たちを、傭兵として参加させることもできる。
基本は仲間と同じなのだが、戦闘で倒れても復活できる仲間と違い、傭兵は欠員となり、新しく別の人を雇うというスタイルになっている。
序盤こそお世話になるものの、仲間が増えてきたら、それほど活用することもないので、いろいろな意味で割り切りが必要となる。
ただのNPCではなく、まるで一緒に戦う友達のような感覚!
最初は、1人(体)しか連れていけないのだが、ゲームを進めることで最大2人(体)を加えてパーティーを組める。
当然、その分だけ戦略の幅も広がる。
例えば、1人は戦闘ヘリで空中から爆撃、もう一人は遠くの距離から狙撃してもらい、プレイヤーはそのすきに乗じて基地に潜入という、映画のようなアクションシーンを簡単に再現することができるのだ。
熊とクーガによる、人ではないからこそ出来る、予測不可能な奇襲で大混乱に陥れるのを双眼鏡で眺めているだけでも楽しい(笑)
ワンボタンで簡単に指示もできるので、慌ただしい交戦中でも操作しやすい点も素晴らしい。
戦闘だけでなく、移動時に自分が乗るヘリを代わりに仲間に操縦してもらうということ出来る。
下手なマルチより、誰かと遊んでいるような感覚を味わせてくれるのも本作の魅力である。
敵にやられて、あとは死を待つばかりという時にも、近くに仲間がいれば駆けつけてくれ、救助してくれる。
狂気に包まれた世界にも、人の優しさや思いやりは失われておらず、そんな世界だからこそ、平時よりも、美しく尊いものに映る。
中にはぶっ飛んだ仲間もいるが、それもファークライの伝統。いつの間にか好きになっているはず(笑)