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今更だがアサシンクリード1をプレイしたくなった!
こちらのブログでも何度と記事に書かせてもらったファークライシリーズ。
プレイする中で、海外ゲーへの熱が高まりを見せ、今度はアサシンクリードシリーズを遊んでみたくなった。
アサシンクリードシリーズに関しては、今も続く人気シリーズだけに、当然、その存在は知っていた。
だが、アクションゲームが決して得意ではない事もあり、何だか難しそうなゲームだなという理由でプレイすることはなかった。
しかし、ファークライを通して、海外ゲームの素晴らしさと壮大さを知り、食わず嫌いで触れないのは勿体ないと考えた。
という事で、どうせ遊ぶなら原点から始めたほうが、シリーズをより楽しめるかなという事で、1から遊ぶことにした。
調べてみると、今回プレイするPS3版は、2008年発売という事で、丸々10年前の作品となる。
十年一昔という言葉もあるように、ゲームの世界でもそれは同様に、当時遊んだ人との評価とは違ったものになることを前提としてお読み頂きたい。
とにかく建物を見たら上りたくなる操作性!
では、ここからはプレイした素直な感想を述べていこうと思う。
まず、十年一昔とは言ったものの、アサシンクリードにおける操作性には、度肝を抜かれたと同時に、その直感的な楽しさは、今も続く人気シリーズだけはあるなという説得力を感じた。
とにかく、あらゆる所をよじ登れる楽しさは、操作するうえで、ここまでの快感を与えるのかと実感。
そして、それらのアクションを楽しませてくれるスイッチとなっている、建造物や街並みが、とても十年前とは思えない美しいグラフィックで表現されていた。
改めて、食わず嫌いは罪に等しいと後悔…(苦笑)
高いところで見る景色は、また一味違い、ついつい見入ってしまうこともあった。
また、特定の高所に到達することで、そのエリアの情報や、体力ゲージにかかわるポイントを獲得するというシステムにもなっている。
そうした登るという行為に目的と意味をもたらしている点も、プレイ時でのモチベーションにもつながり楽しかった。
暗殺を行う前の移動や調査!
アサシンという事で、暗殺を家業としており、メインミッション(ストーリー)も終始一貫して殺しを請け負い実行するという流れである。
ただ、メインミッションを始めるに前に調査を行うという段階を踏むことが義務付けられている。
位置づけとしてはサブミッションになるのだが、メインと紐づけされていることで、プレイヤーの興味や関心が薄いものでも、メインを進めるだけの数はこなさなければいけない。
これ自体は、RPGなどでもある事なので、特に不満ではないのだが、内容が序盤から終盤まで、似たり寄ったりで、正直、最初は面白かったが、後半はダレてきた。
最後のほうは、ストーリーを進めるための作業感が強くなり、この点は多少と不満に感じたかな。
アサシンという事で、時に追われることや、人の目を欺くことが必要とされる。
そんな時に、民衆に紛れて気配を消すというアクションがあるのだが、これは面白かった。
普通では通してくれない門番も、神学者を装うことですんなりと通れるなど、人の心理をついた行動をゲームに落とし込む点なども感心した。
いまから十年前という事を考えれば、マップも広いほうで、窮屈さや不自由なものは感じなかった。
暗殺稼業のはずが戦士のような展開が多かった!
さて、前述では主に移動(行動)における手段の自由さと楽しさを中心に述べさせてもらった。
ここからは、アクション部分に触れ、評価していきたい。
まず、アサシンという事で、襲い掛かってくる敵たちをバッタバッタとなぎ倒すというゲーム設計ではない。
ステルス行動を基本とし、背後から忍び寄り、ブスッと逝かせる。
こうした一連の行動(戦闘)が簡単な操作で行えるのは、アクション下手には嬉しかった。
ただ、ミッションで暗殺をやり遂げた後、執拗なまでの敵の猛追にあい、結局、街中で戦う展開ばかりになるのは、アサシン的にいいのかと疑問に思った(苦笑)
また、後半になるにつれて、問答無用で集団対個という戦闘が増えて、思いっきり表舞台で、戦士のような立ち回りになっているのは、やや違和感を感じた。
アクション操作も、基本は攻撃ボタンの連打と、敵の攻撃にタイミングよく合わせるカウンターで応戦することになり、テクニカルな部分は少ない。
そして、連戦ともなると、単純に腕がパンパンになる(これはオッサンだからかもしれないが)
それでも、単純操作だけで敵を倒せる分、敵とのアクションで詰む様な難易度ではない点は、個人的には助かった。
クリアして思ったこと
現代と過去がシンクロする形で物語が進む展開はSF的で、そのアイデアが面白かった。
個人的には、現代パートは重要であることは理解しながらも、ほぼ会話で進む流れは、やや単調で集中力が途切れることもあったが、これは私個人の問題だろう。
プレイヤーから見れば憎しみの対象でしかない敵にも、最後の瞬間には慈悲を与えるアサシンの行動は印象深かった。
主人公のアルタイル自身、矛盾を抱えながら任務にあたり、心の葛藤を吐き出すような部分が描かれている。
アサシンという特異な職業ではあるものの、心ある人という親近感を持てた点もよかった。
物語の展開としては、アルタイルにとにってはショッキングなものでありながら、一つの物語のとしては、しっかり描かれていたと思う。
(ただ現代パートでの締め括りは、続編ありきでどうかとおもったが)
最後の戦いでも、特別なアクションやギミックなどはなく、これまでのプレイによる反復で完結している点も好感が持てた。
(人によっては、あっけなく感じるかもしれないが)
十年前という事で、当然、システム周りや、成長要素の少なさなど、細かな点は気になるものの、今でも十分に楽しめる操作性や、街並みを再現したグラフィックは、素直に素晴らしいと思えた。
ともかく、これでようやく私もアサシンクリードを遊ぶにあたり、スタートを切ることができた。
今後は、すでに1と同時に購入した続編もプレイし、レビューしていきたいと思うので、宜しければお付き合い頂きたい。