アイドルコラボと侮るなかれ。直感で選んだ「抹茶サンド」

ローソンに立ち寄った際、デザートコーナーで一際目を引く商品がありました。それが、人気アイドルグループ「欅坂46」とのコラボレーションで誕生した「抹茶サンド 黒糖クリーム&こしあん」です。
正直に申し上げます。パッケージに写っている可愛らしい女の子たちが誰なのか、おっさんである私には全く判別がつきません(笑) しかし、グループへの予備知識がなくても、この「抹茶サンド」という響きと、三角形の美しいフォルムは私の食欲を刺激するのに十分な引力を持っていました。
今回は、欅坂46のファンというバイアスを一切抜きにして、一人の「甘いもの好きなおっさん」として、その味の真価を冷徹に、かつ情熱的にレビューしていきたいと思います。ファンの方々をガッカリさせるレビューにならないよう、しっかりと向き合っていきましょう。

ふわふわのスポンジ生地と宇治抹茶を使用した抹茶生地に、黒糖クリームとこしあんをサンドした和洋折衷の商品です。欅坂46のロゴをイメージし、形を三角形にして緑色は抹茶で表現しました。

サンドイッチの皮を被った「優美なスイーツ」

袋から取り出してみると、一見しただけではお惣菜のサンドイッチのような形をしています。しかし、その手触りは全くの別物でした。
指先に伝わってくるのは、パン生地ではなく、卵を贅沢に使ったスポンジケーキのふんわりとした柔らかさ。それでいて、適度な水分を蓄えた「しっとり」とした質感が、品質の高さを物語っています。
欅坂46のロゴをイメージしたという三角形の形状、そして鮮やかな抹茶の緑色。このカラフルで女性的な印象を与えるビジュアルは、まさにコラボ商品ならではの華やかさです。目でも楽しめるという点において、この商品は開封した瞬間に一つ目の「合格点」を叩き出したと言えるでしょう。
2色のスポンジと「和の重鎮」たちの共演

今回の抹茶サンド、最大のこだわりはその「層」の厚さにあります。 通常のスポンジ生地と、宇治抹茶を練り込んだ抹茶生地。この2色のスポンジで、黒糖クリームとこしあんをサンドするという、実に贅沢な和洋折衷スタイルをとっています。
「抹茶に黒糖にこしあん……。これでは少し重すぎるのではないか」 食べる前、私の頭の中にはそんな一抹の不安がよぎりました。濃厚な甘みが重なり合うことで、一口で満足(あるいは飽き)が来てしまうのではないかと危惧したのです。
しかし、その懸念は実際に口にした瞬間、見事なまでに打ち砕かれることになります。そこには、計算され尽くした「引き算の美学」が隠されていました。
驚くほど「あっさり」と食べられる魔法

いざ一口、大きく頬張ってみました。
まず感動したのは、スポンジ生地の口どけです。こうしたサンド形式のケーキにありがちな「パサつき」や「カスつき」が一切ありません。ふんわり、そしてしっとりと解ける生地が、中身のクリームや餡を優しく迎え入れます。
そして驚いたのが、全体の甘さのバランスです。 こしあんも黒糖クリームも、驚くほど上品な甘さに仕上げられており、決してくどさを感じさせません。抹茶生地のほろ苦さが全体の味をキリリと引き締めているため、2種類のスポンジに2種類のフィリングという重層的な構成でありながら、後味は驚くほどあっさりとしています。
それでいて、食べ終えた後の「しっかりと甘いものを食べた」というボリューム感はしっかりと確保されている。おっさんの胃袋をも十分に満足させてくれる、絶妙な満足感です。欅坂46のファンであればそのロゴをイメージした形に歓喜し、ファンでなくともその味の完成度に唸らされる。そんな二段構えの魅力がここにはありました。
結論:ファンも、そうでなくても手に取るべき一品
欅坂46×ローソン「抹茶サンド 黒糖クリーム&こしあん」
総評としては、アイドルとのコラボという枠組みを軽々と超えてきた、非常に完成度の高い「和スイーツ」でした。
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抹茶の香りと、こしあん・黒糖の調和を心ゆくまで楽しみたい方
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ふんわりしっとりとした、上質なスポンジ生地の食感に癒やされたい方
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華やかな見た目と、確かな満足感を両立したコンビニスイーツを探している方
こうした方々には、文句なしに自信を持ってお勧めできます。 パッケージの女の子たちの名前を覚えるのは少し時間がかかりそうですが、この抹茶サンドの美味しさは一瞬で私の記憶に刻まれました。コラボ期間が終わってしまう前に、もう一度あの「ふわしっとり」な体験を求めて、私は再びローソンの暖簾をくぐることになりそうです。
皆さんも、もし棚で見かけたら「アイドルものだから」と敬遠せず、ぜひその確かなクオリティを確かめてみてくださいね。