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【アサシンクリード3 クリア後の感想】粗削りさが残る意欲作

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アサシンクリード3をプレイ

1、2と、どれも素晴らしい出来の作品で、すっかりシリーズのファンとなった。

その流れから、次作となる3をプレイしクリアした。

そこで作品を振り返りながら、自分なりに感じたことを綴っていこうと思う。

父と息子、2人の主人公

まず、本作では、大きく分けて2部作となっており、2人の主人公を操作することになる。

まずは、ヘイザム。

のちに、これまで敵対組織として描かれてきたテンプル騎士団の長を務める人物。

次に、もう一人の主人公である、ヘイザムの息子・コナー。

ネイティブアメリカンの母を持ち、その複雑な出自が、その先に待つ数奇な運命にも絡んでくる。

大人となったコナーは、母の仇であるテンプル騎士団への復讐を胸に、アサシンとなり、戦いへ身を投じていく。

その中で、ついにヘイザムと対峙。

仇であり、父親であるヘイザムとの関係は、実に複雑で、お互いの中でも割り切れるものではない。

時に利害の一致から共闘し、その中で感化も受けながら、それでも見据える未来の違いにより、ついに決定的な対立を生む。

そうして親子の物語は、一つの終わりを迎えるという展開となっている。

コナーという主人公像

3ではアメリカ独立戦争という、歴史的大転換を背景にしながら、親子の生き様を描いた作品という面もあり、そこにお馴染みの復讐を絡ませている。

ただ、あまりにコナー自身による、歴史的介入が強すぎて、母の仇というテーマが薄れてしまっている点は否めない。

そして、コナーが、そうした政治や社会の情勢に対して、幼く、未熟さが露わになる形で描かれているので、ややもすれば、父への反発心がそうさせているのかと思わせてしまう所もあった。

だが、そのあたりは、出自の問題もあり、先住民からの立場、観点がそうさせた部分もある。

それでもアルタイルやエツィオに比べると、コナーは、やや魅力に欠ける主人公だったという印象で終わってしまった。

そこにも、やはり歴史的背景を全面に押し出した巨大なストーリーが、コナーを平凡なアサシンに留めるに至ったのではと考える。

極論、今回の物語であれば、主人公はアサシンでなくてもよく、革命家のほうがしっくり来たのではとも思い、そうした部分でもコナーは気の毒ともいえる。

美しき映像と魅力あふれる人間

アサシンクリードと言えば、やはり美しい映像が魅力の一つ。

3でも、それは健在で、特に海の景色は素晴らしいものがあった。

ただ、一方で街並みは、どれも平凡なのもので、足を止めてみるような建造物は一つもなかった。

今作でも物語を彩る人物たちが多く登場する。

ただ、コナー自体が不愛想で、コミュニケーション能力に長けた人物でもないので、会話がそれほど盛り上がらず、深い人間関係を築く様子は少ない。

唯一と言えば、コナーをアサシンとして育ててくれたアキレスになるか。

根気よくコナーと付き合い、時に感情的な別れを経験しても、最後まで親身でいてくれる姿は、ヘイザム以上に父親と呼ぶにふさわしいものがあった。

一方、本作最大の敵役として活躍したのがチャールズ・リーだ。

コナーとは母の仇として因縁をもち、それは時の流れとともに、物語最大の盛り上げとして描かれていく。

コナーにとって、ヘイザムが大人になる成長痛のような存在であれば、チャールズ・リーは、人生最大の目的という存在だった気がする。

それだけに、2人を倒したコナーが、今後、人間的成長を果たし、どのようなアサシンになるかが興味深くもあるのだが、本作で物語が終わってしまう点も、主人公として不遇と言わざる得ない。

新たな試みは野心作と評価すべきか

3は、これまでのシリーズで築いてきたものを継承するという形ではなく、抜本的な方向転換に舵を切っている印象を受けた。

その一つが、海戦ミッション。

コナーが船長となり大海原で暴れるというプレイスタイルは、実に斬新でありながら、アサシンという闇の稼業設定はぶっ飛んでいる。

ただ、これ自体は、実に良くできており、船をカスタマイズできる楽しさもあり、そのため、お金を貯めるという作業も苦にならなかった。

もう一つ、新たな試みとして登場したのが、狩りである。

フロンティアに生息する動物たちを狩ることができ、皮や肉を得ることができる。

本作では、そうして得たものを、衣料品や食料を作るうえでの材料として使うことができる。

そうして商品化されたものは、交易を利用し利益を得ることができるというシステムがあり、これも本作の新たな試みである。

3では、ナンバリングタイトルではあるものの、新たな挑戦と模索を感じ取れる部分があり、それが新鮮味と粗削りさを際立たせている。

地域の発展と弟子システム

これまでも街の発展というシステムはあり、今作では未開の地域に、新たに住民を招き入れる、ホームステッドミッションがそれにあたる。

特定の人物達にはミッション(物語)があり、それらすべてを網羅しようとするだけで、結構なボリュームがある。

不器用ながら、人々と交流を持っていくコナーの姿は、初々しいものがあり、故郷を失った彼にとって、いつまでも大事な場所であってほしいと願う。

一方、アサシンを育成していく、お弟子さんシステムも、装いを新たにしている。

これまでは、町で勧誘し育てていくというものであったが、今作では、特定の6人に絞り込んでいる。

その分、それぞれの物語や個性が描かれ、これも全員分をこなすとなると、結構なボリュームを誇る。

ただ、弟子が活躍できる部分が限定的な点は変わらず、この辺りは惜しい気がした。

さらばデズモンド

今作で、初代より、現代パートの主人公を飾ってきたデズモンドがラストを迎える。

正直、現代パートのお話は、個人的にそれほど興味や関心が惹かれず、おざなりに済ませてきたところがある。

それでも、これまでのアサシンたちの血を継ぐ者が迎える最後としては、あまりに気の毒な結末には、遺憾に思う。

プレイヤーにとっては、過去に活躍したアサシンたちを操作する機会を与えてくれる、スイッチ的な役割を持つ現代パートの主人公。

それが、現実の中でも道具のように扱われており、なんだか、やるせない気にさせられる。

ちょっと不満に思ったことも述べてこう

すっかりシリーズの大ファンとなったことで、ある程度のことも、つい好意的に見てしまうきらいがある。

しかし、それでも本作を遊んでいく中で、これまでのシリーズにはなかった、いくつかの不満を感じた。

それを、少しだけ記述していこう。

こちらの画像は、お宝箱を開けようとしている場面。

これまでのシリーズであれば、簡単に開けることができたのだが、今作ではアナログスティックを操作し開けなければいけない。

これが、難しくはないが、結構な頻度で遭遇し面倒極まりない。

また中身が、製造で必要な設計図が多いので無視できない。

こうした事は、ほかにもあり、特定の扉を開くときなどにも迫られる。

これまでのシリーズで簡単にできていたことに対し、わざわざ面倒な操作を求めるやり方は、退化に近い印象を与える。

アサシンの上をいく雑魚たち

戦闘においても、細かな不満点があった。

これまでのアサシンに比べ、コナーは明らかに弱体化されており、街中で敵兵と戦う時でも、油断すれば倒されることがしばしばあった。

というか、ガチで戦っても、割と苦戦させられる。

と言うのも、その辺のいわゆる雑魚が、カウンターを使用し、これまでの無双が難しくなっているのだ。

体力回復の薬も撤廃され、その代わりに時間経過での自然回復が採用されている。

ただ、戦闘中ではガンガン体力が削られるので、これまでよりも慎重にならざる得ない。

結局、機動力を活かしながらの戦いとなり、爽快感が激減している。

武器もこれまでのシリーズよりも使い勝手が悪くなっており、戦闘が億劫に感じたことがあった。

クリア後に振り返って

幾つかのサブミッションを残してのクリアとなるが、メインミッションや海戦、狩り、交易と一通りは遊ばせてもらった。

そうしていま振り返ると、なんだかんだと言いながら、楽しく遊べた。

一作のみの物語しかないコナーに、アルタイルやエツィオ級の魅力を求めるのは酷な部分もある。

まして、3を迎えるにあたり、革新的な試みが随所に見られ、意欲作な部分が強い。

それは、アサシンの立ち位置や、世界との関わり方を含んだ描き方にも見られ、シリーズに傾倒しているファンほど、戸惑いのほうが強かったのではないかと思う。

システムにおいても、シリーズを重ねながら、成熟期を迎えた2と比べるのは、これまた酷といえるかもしれない。

プレイするにあたり、そうした意欲的な部分は、細かな不満や粗削りな点を残しながら、概ね満足できたのも事実。

装いを新たにし、本作を雛型として、新たなアサシンクリードを見せてくれるはずという、希望を感じさせてくれた作品でもあった。

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