満月の夜の廃墟。アイギスの情報と「10年前」のアップデート



運命の満月が再び訪れ、大型シャドウとの決戦の時がやってきました。今回の舞台は、巌戸台の北の外れに位置する、不気味な廃屋が立ち並ぶエリア。 風花のアナライズに加え、アイギスが内部データとして保持していた「旧陸軍の地下施設」という情報が合わさり、かつてない精度で作戦が展開されます。
「……ほう。風花の探知とアイギスの知識。この二人が揃えば、もはや死角はないな」 しかし、幾月理事長から「アイギスの情報は10年前から更新されていない」という衝撃(?)の事実が明かされると、ムードメーカーの順平が「せめて地図くらいアップデートしようよ」と嘆く一幕も。緊迫した空気の中でも、こうした仲間内の掛け合いが、おっさんの心を和ませてくれます。
姿なき攪乱者。ついにその名を明かした宿敵「ストレガ」



風花の情報を頼りに現場に到着した一行を待っていたのは、大型シャドウではなく、あの謎の3人組のうちの二人、タカヤとジンでした。 彼らは偶然そこにいたのではなく、明確に主人公たちを待ち伏せしていたのです。風花が直前まで彼らの存在をキャッチできなかったのは、姿を見せていないもう一人のメンバーが、ペルソナの力で探知を妨害していたからでした。
「!!……単なる無法者ではない。我々の能力を熟知したプロの犯行だな」 リーダー格の少年タカヤの口から語られた彼らの名は「ストレガ」。その呼称が何を意味するのか、その場にいた誰もが知る由もありませんでしたが、彼らが放つ圧倒的な「異物感」は、地下施設の冷たい空気と共に、おっさんの肌を刺すような緊張感を与えました。
相容れない二つの真実。影時間を「肯定」する者たちの論理


美鶴先輩は、彼らの言動から即座に「敵対的なペルソナ使い」であることを察知します。 これまで出会ったペルソナ使いは、皆が影時間を終わらせるという目的を共有してきましたが、ストレガの主張は正反対でした。彼らは影時間を消滅させようとする特別課外活動部を、自分たちの居場所を奪う「危険分子」として断定したのです。
タカヤは、影時間の存在を知る前の世界を「退屈」と切り捨て、今の混沌とした状況にこそ充実感を見出していると語ります。 「……なるほど。彼らにとって影時間は、社会から疎外された自分たちが『主役』になれる唯一のステージというわけか」 シャドウが人間にもたらす災厄を説く美鶴たちに対し、タカヤは「世の中の災いはシャドウだけではない」と冷淡に一蹴。二つの正義は、一歩も譲ることなく激突します。
「偽善の仮面」を剥がす刃。ジンの冷徹な追及

さらに追い打ちをかけるように、知性的な少年ジンが活動部の矛盾を突き刺します。 彼らの目には、私たちが掲げる「正義」が、結局は個人的な事情や復讐心を隠すための建前にしか映っていないようです。自分勝手な正義を振りかざすな……その言葉は、痛いところを突かれたような、重苦しい沈黙をその場に作り出しました。
「……ふむ。確かに、全員が純粋な正義感だけで戦っているわけではない。そこを突くとは、なかなかに狡猾な少年だ」 ジンは吐き捨てるように言葉を残し、タカヤと共に闇へと消えていきました。しかし、彼らの真の目的は、単なる口論ではありませんでした。
閉ざされた鋼鉄の扉。罠に落ちた戦士たちの初戦

二人が立ち去り際に見せた、最後の一手。 重厚な地下施設の扉を外から閉鎖し、主人公たち全員を暗い地下に閉じ込めてしまったのです。 さらに、扉を閉めた際の激しい振動により、奥に潜んでいた大型シャドウにこちらの位置を完全に把握されてしまいました。
「!!……まんまと一杯食わされたな。脱出不能の密室で、敵に居場所を知らせるとは」 ストレガの策略により、万全とは言えない状況で戦いに引きずり出された一行。暗闇が支配する地下施設で、かつてない窮地に立たされたおっさんの分身たる主人公。第17回のリポートに向けて、この閉ざされた空間で待ち受ける「未知の脅威」をいかに打破するのか、その決死の戦いを見届けることを心に誓いました。皆さんも、ペルソナ3が贈るこの「信念の衝突」を、ぜひ一度その身で体験してみてくださいね。