決戦前夜の失踪。順平を襲った「聞き覚えのある声」の正体

満月を迎え、大型シャドウ討伐に向けて気合十分だった順平。しかし、仲間のもとへ向かおうとした彼の背後から、緊迫した呼び声が響きます。その声の主は、ここ最近、彼の心を激しく揺さぶっていた「あの少女」に酷似していました。 直後、場面は切り替わり、順平の消息は途絶えてしまいます。
作戦開始時刻になっても姿を現さない順平。天田君が部屋を確認しに行きますが、帰宅した形跡すらありません。
「!!……作戦決行日にメインメンバーが不在。これはただ事ではないぞ」 ゆかりが怒りを露わにし、活動部に動揺が広がる中、幾月理事長と美鶴先輩は「順平抜きでの作戦決行」という苦渋の決断を下します。作戦室を出る際、ひとり足を止めて順平を案じる荒垣の姿には、不器用な後輩思いの優しさが滲み出ていました。
風花の覚醒。ポロニアンモールの地下に張り巡らされた「罠」


風花の使命感が力を高める!


現場のポロニアンモールに到着したものの、敵の正確な位置が掴めず風花は苦悩します。しかし、ここで彼女の「ナビゲーターとしての矜持」が爆発しました。 手分けして探そうとする美鶴たちを制し、「索敵は私の役割。最後までやらせてほしい」と志願。極限まで精神を集中させる彼女の姿には、普段の大人しさからは想像できないほどの力強さが宿っていました。
風花の超感覚とアイギスの分析が重なり、衝撃の事実が判明します。今回の大型シャドウは、街の「地下ケーブル網」そのものを乗っ取り、一体化していたのです。だからこそ、通常の索敵では捉えることができなかった。
敵の正体は、隠者のアルカナを司る「ハーミット」
しかし、未だ本体の居場所を特定できず、もどかしい時間が流れます。
明かされたストレガの刃。チドリが突きつけた「作戦中止」の要求


その頃、順平はストレガの少女・チドリによって拘束されていました。 混乱する順平に対し、彼女は冷徹な口調で作戦の中止を要求します。そこで初めて、順平は自分が想いを寄せていた少女が、自分たちの命を狙う「ストレガ」の一員であったことを知り、激しいショックを受けます。
一方、現場では風花の機転が光りました。かつてモノレールを乗っ取ったシャドウの事例を思い出し、クラブ「エスカペイド」の電源トラブルという荒垣の情報を手がかりに、ついにボスの潜伏先を突き止めます。
「!!……よくやった、風花。君の頑張りが、チーム全員の士気を呼び覚ましたぞ」 美鶴の労いを受け、一行は決戦の地、エスカペイドへと突入しました。
ハーミット戦!電撃を切り裂く荒垣の「デッドエンド」




姿を現したハーミットは、全身がケーブルと結合した異様な姿。風花の忠告通り、電撃魔法(ジオ系)は無効、それどころか吸収してしまいます。 今回のメンバーは、ゆかりに加え、新戦力の試運転として荒垣と天田を起用。ハーミットは1ターン溜めてからの超強力な「マハジオンガ」を放ってきますが、電撃弱点のペルソナさえ避ければ、勝機は十分にあります。
ここで魅せたのが荒垣真次郎でした。 「……ほう! あの重量級の斧から繰り出される一撃、凄まじい破壊力だ」 得意の物理スキル「デッドエンド」でクリティカルを叩き出し、そこからの総攻撃で一気に勝負を決めました。小学生の天田君も槍を振るって奮闘し、新旧メンバーの融合による見事な勝利を飾ったのです。
悲しき嘘と確保。順平がチドリに伝えた「本当の自分」




シャドウ討伐直後、風花が捉えた順平の反応は、なんと自分たちの「寮内」でした。急行した主人公たちが目にしたのは、順平とチドリの切ない対峙。 順平は、自分がリーダーではないこと、嘘をついてまで彼女に自分を大きく見せたかったことを正直に告白します。
裏切りを知りながらも、出会いから今までのすべてが仕組まれていたのかと問いかける順平。チドリが何かを語ろうとした瞬間、主人公たちが到着します。死を恐れずペルソナを召喚しようとするチドリを、順平が間一髪で阻止。結果として彼女を確保し、召喚器を取り上げることに成功しました。 彼女の能力は「撹乱」に長けており、それが風花の探知を阻んでいた理由でした。
傷だらけの勝利と「長い夜」の終わり

ペルソナ3(PS2版・プレイリポート20)
総評としては、仲間の失踪という極限状態の中で風花の成長が描かれ、同時に順平の苦い恋にひとつの区切りがついた、非常にエモーショナルな第20回記念回でした。
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風花の献身的な索敵と、リーダーシップを執る美鶴の格好良さに痺れたい方
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荒垣と天田の新戦力を駆使し、合体攻撃でシャドウを粉砕したい方
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順平とチドリ、敵同士として出会ってしまった二人の行く末を見守りたい方
こうした方々には、自信を持って「この密室での告白と、確保の瞬間を心に刻みなさい」とお勧めします。 チドリの処遇はどうなるのか、そして順平の心の傷は癒えるのか。おっさんは、寮に漂う重苦しい余韻を感じつつ、第21回のリポートに向けて、束の間の休息と次なる嵐への備えを固めることを心に誓いました。皆さんも、ペルソナ3が贈るこの「偽りと真実の夜」を、ぜひ一度その身で体験してみてくださいね。