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チドリの順平に対する態度に変化が…
ここ最近、忙しくてチドリの顔を見ることが出来なかった順平。
そのことを謝るも、チドリはどこか上の空。以前であれば周囲に壁を作り、会話を行うことを拒絶していた。
しかし、今回見せた態度は、それとは明らかに違う。明らかに順平を意識し、その感情や気持ちに戸惑っている風に見えた。
ストレガの1人として生きてきた時とは違う世界を知ったことで、これまで何も感じなかったことに、怖さを抱くようになったチドリ。
最近、自傷行為をしないことを順平が指摘した際に、少しチドリの手に触れたときでも、やはり意識した反応を見せていた。
そうした自分の中に起こる変化に不安を覚えたのか、チドリは順平に、もう来ないでと、つい感情的に言ってしまう。
そんなチドリの変化に、順平は戸惑うばかりだった。
落ち込むアイギス
幾月の仕業と分かりながら、大切な仲間にしてしまった自身の行動を悔やみ続けるアイギス。
しかし、主人公は当然、仲間たちも、あれは不可抗力だと分かっており、逆に心配していた。
それでも、以前のように戻るには、少し時間がかかるのかもしれない。
Y子の旅立ち
ネットゲームで知り合った相方Y子。最近になり、その正体が鳥海先生であることが判明。
それでも変わらず、ゲーム上での友人として付き合ってきた。
しかし、今回、Y子から突然、ゲームを卒業すると聞かされる。
もとより、いま二人が遊んでいるゲームが、近々サービス終了することが伝えられていた。それでもY子は、会社に存続を訴えると言っていたが、どうもゲームを卒業する理由はそれではなさそうだ。
話をさらに聞くと、Y子はこれまでの自分のログなどを見返して、自分がいつも職場の愚痴や不満ばかりを述べていることに気付き、反省したようだ。
それが、上の画像にある言葉。
『自分の振り見て、我が振りなおす』
やはり教育者であると思わされる格言だ。
Y子は、自身の決意が揺るがぬよう、ゲームだけでなく、N島とも別れることを決断。寂しくはあるが相方としては、彼女の意思を尊重したい。
という事で、今回でネットゲームもY子とも別れを告げることにした。
これにより、隠者のコミュを達成。アラハバキを作ることが出来るようになった。
Y子がログアウトした後、ゲーム世界にN島へ向けて残されたメッセージは、とても照れ臭く、嬉しいものだった。
3人目の転校生がやってきた
主人公から数えて、クラスに3人目の転校生がやってきた。
転校生は男子で、名前は望月綾時。どことなく不思議な雰囲気がある。
短い期間で3人目の転校生を迎える事になった鳥海先生。滅多にない出来事から、ハットトリックと表現していた(笑)
望月は、たまたま近くの席となったので挨拶をしただけなのだが、アイギスは、強い態度で拒絶。
当然、望月からすれば訳が分からない。だが、とてもおっとりとした性格なのか、その後も普通に会話を続けていた。
そしてアイギスも、なぜ、自分がそんな態度をとったのか理解できない様だった。
そんな2人のただならぬ様子にも、鳥海先生は、転校生同士によるシェア争いという見解。
Y子、頑張れ(笑)
美鶴とゆかりの関係に変化が
屋上にいる美鶴を探しに来たゆかり。
表向きは生徒会の人に頼まれてということだが、ゆかり自身、何か美鶴に話があることは明らかだ。
ゆかりは、一度、美鶴とちゃんと話したいと思っていたと告げ、語り始める。
正直、美鶴と2人になることは苦手だという事から切り出し、それでも父親を亡くした思いは、誰よりわかるからと、美鶴の気持ちを思いやる。
そして、美鶴との関係をいい加減にしたくないと続ける。
ゆかりが、どれほど今の美鶴を大切に思っているかが伝わってくる言葉だ。
傷心により塞ぎ込んでいた美鶴だったが、今回のゆかりの言葉には、少し心が動いたようだ。
そんな時に、転校生も望月が乱入してくる。
どうやら彼も生徒会の人間に頼まれて美鶴を探しにやってきたようだ。
アイギスの時と変わらず、望月は、女王美鶴に対しても臆さず、いきなり口説こうとする。
結局、ゆかりが2人の間に入り、ナンパも話も中断。
望月の乱入はあったものの、ゆかりの思いはちゃんと届いたようで、美鶴は屋上に来てくれたことを感謝する。
そして、取り合えず役目を果たすと、初めて前向きな言葉を口にする。
それでも、まだ完全に元気を取り戻した感はなく、ゆかりは、その様子に納得できない感じだ。
ただ、ゆかりの誠実な姿勢と言葉が、美鶴の心に響いたことは間違いない。
後は時間も必要とするところもあり、今回のことは、大きな一歩といえる。