[toc]
久しぶりに会えた綾時は
ついに、決断が迫られる大晦日を迎えた。
大きな決断を前にしても、綾時は、いつもと変わらぬ柔らかい笑顔でみんなに挨拶を交わす。
綾時は、ギリギリまで決断を促す
綾時は、時間ギリギリまでみんなに話し合ってほしいと、ひとり主人公の部屋で待つことを伝える。
部屋に向かおうと歩き出してから、ふと何かを思い出したかのように振り返る。
綾時は、決断する上で、主人公や皆が、自分を殺すという抵抗感は無意味であると話す。
元よりニュクスと変わらぬ存在で、ニュクスの目覚めと共に消える役割であると説明し、自分への同情心は無用だと言い残し、再び主人公の部屋へ向かう。
まるで他人事のような淡々とした表情と口調で、自分の存在を語る綾時を前に、誰も一言さえ発することが出来なかった。
それでも答えは決まっている!
美鶴が主人公に答えが決まっているかを訊ねる。
もちろん、最初から答えは決まっている。
その後、全員が、迷いや悩む様子もみせることなく、決断したことを伝えていく。
全員の総意を見届けた美鶴は、主人公に全員の答えを、綾時に伝えてきてほしいと頼む。
部屋で一人待っていた綾時
主人公の部屋で、ずっと待っていた綾時。
この時も、選択肢いかん次第では、自分が殺される事になるにも関わらず、いつもの調子で主人公を迎える。
決断を聞く前に、主人公の中にいた頃、ファルロスだったころを懐かしむ綾時。
ニュクスと同じ存在と言いながら、人としての記憶と思い出を楽しそうに語る綾時は、やはりニュクスと全く違う存在だ。
綾時にみんなの答えを伝える
主人公から選択を聞く前から、仲間たちの思いを察している綾時は、複雑な表情を始めて見せる。
それでも、部屋にいるのは主人公ひとり。そして綾時に決断を下すことができるのも主人公のみである。
綾時は、主人公にこんこんとニュクスの恐ろしさを伝え、最後まで自分を殺す選択を促そうとする。
それでも、選択は変わらない。
綾時へ、みんなの、自分の選んだ答えを伝える。
そんな主人公にデスの姿で決断を迫る
主人公の決断を聞いて、納得のできない綾時は、ついに人間の姿から、本来のデスとしての姿を見せる。
自分が、人間ではなくデスと呼ばれる存在で、そんな自分に躊躇いを覚える必要はないと語る。
そして、世界がこれから迎える恐ろしい滅びから、みんなを救う道を示す。
デスの姿を見せてまで説得を試みようとした綾時。
そこまでした彼の秘めた思いを汲みながらも、やはり、決断は揺るがない。
この一か月で、みんながもがき苦しみながらも、出した答えをもう一度、伝える。
主人公たちの答えを受け入れた綾時
結局、最後まで主人公の意思を変えることが出来なかった綾時は、再び人間の姿に戻り、その決断を尊重する。
そして、主人公たちの選択肢に従い、みんなにニュクスに会う方法を教えることを決める。