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【ペルソナ3・PS2 プレイリポート43】立ち向かう決意!

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固い絆で結ばれる美鶴とゆかり

ゆかりの部屋を美鶴が訪ねてくる。

珍しがるゆかりだが、苦手意識のあった以前とは違い、その訪問を少し嬉しそうに迎えていた。

とくに話はないと言っていた美鶴だが、やはり自然と滅びを意識した内容に移っていく。

ただ、美鶴はすでに桐条グループの後継者であり、多くのものを従える立場として、最後まで立ち向かう意思を示したいと語る。

じっと話を聞いていたゆかりも、そんな美鶴を心から信頼しているようだった。

ゆかりは、たとえ滅びに立ち向かい、それを覆すことが出来なくても、みんなと一緒となら悪くないと語る。

極論、大事なのは結果ではなく、そこに向かう過程での気持ちであると素直な心情を語る。

そう思えるほど、いまのゆかりには、心から大事と思える仲間がいる。だからこそ、迫られる結果よりも、一緒にその結果に臨む仲間たちの気持ちを大切に考える事ができたのかもしれない。

お互いに素直な気持ちを打ち明け、美鶴とゆかりは、これまで以上に絆を深める。

天田と真田も決意を語る

世界が滅ぶという事実を知り、天田が向かったのは母親の眠る場所ではなく、荒垣が過ごした思い出の場所だった。

そこを真田が訪れ、天田と共に語り合う。

決して勝てない相手と言われるニュクスに、漠然とした不安を口にする天田。

天田の問いかけに、真田はたとえ勝てない相手でも、決して何からも目を背けない覚悟を語る。

真田の強い意志が、何よりもの激励となったのか、天田も最後には迷いを絶ち切った表情で、ともに戦いに臨むことを決める。

以前には、荒垣の死が二人の間に微妙な緊張感を漂わせている風にみえたが、いまは逆に荒垣を通して、少し年の離れた兄弟のような絆を見ることが出来た。

チドリとの思い出の場所で

チドリと初めて出会った場所で一人、考え込むように座っていた順平の前に偶然、風花が通りかかる。

風花にここで何をしているのか尋ねられた順平は、ここが、チドリとの思い出の場所で、これまで浮かない気分の時には訪れていた事を説明する。

一方、風花は、以前は遠ざかっていた実家にちょくちょくと帰っていることを話す。

その様子を見た順平は、以前と全く違う印象だと、風花の成長を誉める。

風花は、突然に順平から褒められたことで照れながらも、順平も依然と比べ、随分と変わったと話す。

これまで自分では気づかなかったお互いの成長を認め合い、心の中にある不安や恐怖と向き合う。

その中で、順平は、チドリからもらった命を改めて考え、影時間のこと忘れたら、チドリとの事も忘れてしまう。それだけは死んでもノーだと力強く答える。

怖さを訴える順平に対し、風花は、今でも怖いという気持ちは、その問題から逃げていない証拠だと勇気づける。

風花の優しい言葉と、チドリより託された命と思いに気付いた順平。

迷いはすべて吹っ切れたようで、みんなでニュクスに立ち向かう決意を固める。

アイギスの意思は変わらず

この日は、アイギスがラボでの調整作業が終わり、無事、帰ってきた。

帰るなり、アイギスは、主人公に辛い運命を背負わせた事を気にしているようで、デスを倒すことができなかったを詫びる。

そして、綾時が主人公たちに語ったことは、アイギスもすべて知っているようで、みんなに綾時の選択肢を受け入れるよう促す。

戻ってくるなり、衝撃の発言をするアイギスに、仲間たちは戸惑う。

そうしたアイギスの発言の背景には、シャドウ討伐という使命をもった自分がそれを実行できないと知り、存在意義に自信をなくしていたことが関係していた。

機体である自分は、いくら皆を思っても涙一つ流すことが出来ないと嘆き、それならせめて、皆には、恐怖を忘れた日々を送ってほしいと切なる願いを語る。

皆にとってもアイギスは大事な仲間の一人

そんなアイギスの気持ちを受けて、仲間たちは、それぞれの気持ちを伝えながら、綾時を犠牲にした選択肢はだれも望んでいないことを語る。

そして何よりも、影時間の記憶と共にアイギスとの日々を忘れたくないと伝える。

仲間たちからの思いを受けたアイギスは、これまで与えられた使命にだけに生きた自分と決別し、自分の意思に従い生きることを決める。

そして、新たにみんなの仲間に入れてもらえないかを訊ねる。

もちろん、誰もがいまさらと言う思いで、これまでも、そして、これからも大切な仲間であることを伝える。

主人公たちと、新たな絆を得たアイギスもまた、ともにニュクスに立ち向かう決意をする。

その時、新たなペルソナ・アテナが覚醒。

これにより、活動部みんなの意思が一つになった。

後は、それを約束の日に綾時に伝えるのみである。

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