冷凍コーナーに響く「ラッパの合図」。よこすか海軍ドライカレーとの遭遇

スーパーの冷凍食品コーナーをパトロール中、おっさんの「歴史&カレー・センサー」が、ひときわ硬派なパッケージを捉えました。今回手に取ったのは、マルハニチロが放つ話題の意欲作、「よこすか海軍ドライカレー」です。
「……ほう! 明治の『海軍割烹術参考書』に基づいたドライカレーだと? マルハニチロさん、おっさんを100年前の戦艦の食堂へとタイムスリップさせてくれるつもりだな(笑)」
20種類のスパイスをバランスよく配合し、鶏肉や野菜、さらにはドライカレーには珍しい「じゃがいも」まで使用しているというこの一品。普段は断然カレーライス派のおっさんですが、「海軍伝統の味」と言われれば、これはもう義務感すら覚えてカゴへ放り込みました。

海軍割烹術参考書のレシピに基づいて作ったドライカレーです。具材は鶏肉、たまねぎ、じゃがいも、グリンピース、にんじんを使用しました。クミン、ナツメグなど香りのよい20種類のスパイスをバランスよく配合し、味わい豊かに仕上げました。

電子レンジではなく「フライパン」を振る。伝統の香りに宿るおっさんの矜持



さっそく調理開始です。パッケージには「電子レンジOK」の文字が踊りますが、おっさんはここでも頑固なまでに「フライパン調理」を選択します。
「!!……素晴らしい。解凍前の状態を見れば、お肉や野菜がゴロゴロと入っているのが一目で分かる。ガスコンロの火で煽ることで、この具材たちの生命力を呼び覚ましてやろうじゃないか」
加熱するにつれ、20種のスパイスが混ざり合った、複雑で奥深い香りがキッチンいっぱいに広がります。 「……ふむ。なるほど。出来上がりのビジュアルも、にんじんの赤やグリンピースの緑が映えて、実に食欲を刺激する色とりどりな仕上がりだ。さあ、鑑賞はここまでだ。いよいよ、マルハニチロが現代に蘇らせた『海軍の伝統』を実食しようじゃないか」
「具材の旋律」と、じゃがいもが奏でる意外なほどの抱擁


400gという満足ボリュームを家族とシェアし、いよいよ大きなスプーンを口へ。 その瞬間、おっさんの口の中で「100年前のレシピ」が幕を開けました。
「!!……なんだ、この食感の豊かさは! ドライカレーにじゃがいも、これが意外なほどに合うじゃないか!」
まず舌を喜ばせたのは、具材のクオリティです。
「……ほう。なるほど。ミニサイズながらもホクホクとしたじゃがいもの存在感が素晴らしい。グリンピースや玉ねぎの食感も相まって、具材の充実度に関しては、冷凍食品のレベルを優に超えているな」
しかし、食べ進めるうちにおっさんの舌はある「異変」を感知し始めました。
20種のスパイスが招いた「余韻」。好みが分かれる独特の後味
「!!……素晴らしい具材感。……だが、この後味は何だ? どこか独特の、癖のある風味がずっと口の中に残っているぞ(苦笑)」
20種類ものスパイスを配合した弊害なのか、それとも伝統レシピゆえのこだわりなのか。
「……ふむ。なるほど。おっさんの個人的な感想としては、この独特なスパイスの余韻が、少し『後味の重さ』に繋がってしまった気がするな。一緒に食べた家族からも『炒飯の方がまだあっさりしていて食べやすいかも』という正直な感想が飛び出す始末だ。鶏肉も、伝統を重んじた結果なのかもしれないが、少しパサつきが気になってしまったのが惜しいところだぞ(笑)」
カレーライスのような「爽快な後味」を期待していたおっさんの口には、この海軍流の重厚なスパイスワークは、少しばかりハードルが高かったのかもしれません。
リピートは「スパイス通」なら。マルハニチロの挑戦に脱帽
期待を裏切らない「圧倒的な具材のゴロゴロ感」、しかし期待を複雑に裏切ってきた「スパイスの癖」
「……ふむ。これはもはや、単なるドライカレーではないな。歴史という調味料を存分に効かせた、食べる者を選ぶ『海軍からの挑戦状』だ」
マルハニチロさんが、明治のレシピを紐解き、20種のスパイスを配合した情熱。それは、忙しい日常のランチを一瞬にして、歴史の波間に揺れる戦艦のひととき(?)に変えてくれました。
「!!……マルハニチロさん、素晴らしい『スパイスの衝撃』をありがとう。でも、ごめんなさい。おっさんの味覚は、まだ令和のあっさり味に染まりきっていたのかもしれないな(苦笑)」 おっさんは、空になったお皿に残った微かなスパイスの香りを名残惜しそうに楽しみながら、次なる「伝統と現代の味覚が見事に融合した、誰もが笑顔になれる新作」を求めて、再び冷凍コーナーの深淵へ想いを馳せるのでした。
迷わず(好奇心があるなら)カゴへ!「本格派」を愛するすべての人へ
結局のところ、本当に歴史ある料理は、一口食べた瞬間に「あぁ、なるほど」と考えさせてくれるものだという真理を、この「よこすか海軍ドライカレー」は教えてくれました。
「……ふむ。じゃがいもの誇り、色とりどりの輝き、そして20種スパイスの旋律。この不協和音(?)、一度体験すれば、あなたもドライカレーの奥深さについて考え込んでしまうことは間違いないぞ(笑)」
おっさんの個人的な感想としては、特に「普通のカレーには飽きた、とにかく本格的でスパイスの効いた、物語のある一皿が食べたい!」と感じている冒険心あふれるあなたに、この海軍の洗礼を味わってほしい。日常の食卓を一瞬にして、歴史が躍る至福の(そして少し複雑な)ひとときに変えてくれる。そんな、確かな(そして驚くほど具沢山な)手応えを感じさせてくれる名作でした。
マルハニチロのよこすか海軍ドライカレー、この「伝統のパッケージ」に隠された、スパイスの大きな情熱を、あなたもぜひ体験してみてください。一口食べれば、おっさんが「口に合わなかった」と苦笑いしながらも、その具材の豪華さには脱帽した意味が、独特の後味と共に理解できるはずですよ!