ベーカリーコーナーで遭遇した「三角の誘惑」。おにぎりぱんとの出会い

スーパーのパン売り場をパトロール中、私の「面白パン・アンテナ」が、ひときわ異彩を放つシルエットを捉えました。今回手中に収めたのは、神戸屋の自信作「おにぎりぱん(ツナマヨ)」です。
「ほう、おにぎりぱんか。神戸屋さん、私のランチタイムを、一気にピクニックで手作りおにぎりを頬張るような、ワクワクと安心感が同居したひとときに変えてくれるつもりだな」
おにぎりの定番具材であるツナマヨを、もち麦と米粉を練り込んだ生地で包むという意欲作。レタス約1.4個分の食物繊維入りという健康への配慮も、おっさんには嬉しい限りです。期待と、そして「パンとおにぎりの要素がどう融合しているのか?」という探究心を胸に、その一つをレジへと運びました。

もち麦と米粉を練り込んだ生地で、ツナマヨを包んだ、おにぎり型のパン。レタス1.4個分の食物繊維入り。

視覚で楽しむ「再現度の高さ」。いざ、運命の開封の儀

帰宅し、さっそく「おにぎりぱんの儀」を執り行いました。袋から取り出してみると、そこには見事な正三角形のパンが。
「素晴らしい。この形、この佇まい。まさにコンビニの三角おにぎりそのものじゃないか。海苔を模したような演出があれば完璧だったが、このままでも雰囲気はバッチリだぞ」
米粉ともち麦を使用しているからか、生地の表面はどこかしっとりとしていて、重みもそこそこ感じられます。さあ、鑑賞はここまでだ。いよいよ、神戸屋が導き出した「おにぎり×パン」の正解を実食しようじゃないか。
断面を確認して「絶句」。ツナマヨを探す旅の始まり

期待を込めて、まずは中身のバランスを確認しようと、おにぎりの頂点から半分にカットしてみました。しかし、そこで私は自分の目を疑うことになります。
「……ん? おかしいな。私の目がおかしいのか? そこには、ぽっかりと大きな空洞と、申し訳程度に添えられたツナマヨの姿があるだけじゃないか」
生地の膨らみに対して、具材のツナマヨが極めてミニマム。
「ふむ。なるほど。断面を見る限り、ツナマヨの存在感は限りなく薄い。だが、大切なのは味だ。食べた瞬間にこの不安を払拭してくれることを願って、いざ実食といこう」
「もち麦生地の旋律」と、マヨネーズの微かな主張

大きく一口、生地と具材を一緒に頬張りました。 その瞬間、私の口の中で「食感のアンサンブル」が幕を開けました!
「おぉ、生地は最高じゃないか! もち麦特有のぷちぷち感と、米粉が生み出す独特のもちもち食感。これは噛み応えがあって、おっさん好みだぞ」
生地のクオリティに関しては、文句なしの合格点。食物繊維が豊富という情報も、美味しさを後押ししてくれます。しかし……。
「……やはり、ツナマヨのボリューム不足は否めないな。ツナの肉感を感じる前に、マヨネーズの風味がフワッと通り過ぎていく。ツナの食感もそこそこは感じられるが、主役を張るにはあまりに力が足りない印象だぞ」
健康か、満足か。おっさんが感じた「ハイブリッドパン」の課題
食べ進めるうちに、私はこのパンが持つ「ジレンマ」に気づきました。
「素晴らしい生地だ。だからこそ、具材の少なさが本当にもったいない。これでは、ほとんど『もち麦入りの美味しいパン』を単品で食べているのと変わらない感覚になってしまうんだ」
もち麦の食感や健康効果を目当てに購入する人であれば、この生地の完成度だけで十分に満足できるでしょう。
「ふむ。なるほど。だが、私のように『ツナマヨおにぎりのようなガッツリ感』を期待して手に取った人間にとっては、少々の物足りなさ……いや、がっかり感を抱いてしまうのは避けられないかもしれないな」
気が付けば最後の一口まで、もちもちとした生地の食感を楽しみながら完食。しかし、その余韻は「次はツナ缶を別で用意して追いツナマヨをしたいな」という、少しだけ切ない充足感となっていました。
生地の進化に具材が追いつく日を願って
今回の実食を経て痛感したのは、神戸屋「おにぎりぱん」が持つ、生地作りへの並々ならぬ情熱と、それゆえの「具材バランス」の難しさでした。
「ふむ。もち麦生地の誇り、三角おにぎり型の輝き、そしてツナマヨの微かな旋律。この一体感……の今後に期待したいが、あなたもこの『おにぎりの皮を被ったパン』に挑む際は、生地の美味しさをメインに楽しむ心構えが必要かもしれないな」
おっさんの個人的な感想としては、特に「パンは食感が命! 健康を意識しながら、もちもちしたユニークなパンを味わいたい!」と感じている情熱的なあなたに、このもち麦の洗礼を味わってほしい。日常の数分間を一瞬にして、噛むほどに旨味が躍るエネルギッシュなひとときに変えてくれます。
神戸屋のおにぎりぱん、この「遊び心あふれるパッケージ」に隠された、食物繊維への並々ならぬ執念。あなたもぜひ、その顎で、そしてその「もちもちとした生地の弾力」で確かめてみてください。一口食べれば、明日への活力がもち麦のパワーと共にじわりと湧いてくるような、そんな素敵な(?)出会いがあなたを待っていますよ。次は具材がぎっしり詰まった「特製おにぎりぱん」に出会えることを夢見て、今日もパンコーナーを覗いてみるとしましょうか。
この「おにぎりぱん」、次はどんな具材(梅干し?昆布?明太子?)で食べてみたいと思いますか?