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電脳世界の反逆者!『ウォッチドッグス』PS4版で味わうハッキングと復讐のリアル

投稿日:2019年12月25日 更新日:

凄腕ハッカーであるエイデン・ピアースは、
自分が招いたある事件が引き金となり姪を殺され、
己を責めていた。

しかし、昔共に仕事をしていた師に脅され
再び一緒に仕事をするよう要求されたことを機に、
己が持つ知識を総動員し、
シカゴそのものを自らの武器として反撃に出る。

だが、事件の真相に切り込んでいくにつれ、
シカゴのインフラシステム“ctOS”に隠された
秘密と欺瞞が次第にその全貌を
あらわにしていくのであった。

(公式ホームページより引用)

ハッキングがもたらす唯一無二の操作感

『ウォッチドッグス』のゲームデザインの根幹をなすのは、エイデンのハッカースキルです。プレイヤーはエイデンを操作し、人やシカゴの街に点在する施設機能など、あらゆるものをハッキングして情報収集や資金調達を行います。このハッキングシステムは、これまでのアクション重視のオープンワールドゲームにはなかった新たなアプローチであり、最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてくると片手に収まる端末だけでシカゴを意のままに操る快感を味わえます。

正義の自警団「ビジランテ」としての顔

復讐を目的としながらも、エイデンは決して冷酷な人間ではありません。街中では彼の助けを必要とする人々が多数存在し、それがサブミッションや突発的なイベントとして描かれています。

こうした活動は街の評判に直結し、エイデンはいつしか正体不明の「ビジランテ(自警団)」として市民に認識されるようになります。

この評判はゲームプレイに直接影響し、評判が悪ければ些細なことで通報されるようになりますが、逆に評判が高ければ多少のことは大目に見てもらえることも。個人的には、ゲームを有利に進める上でビジランテの評判を上げておくことは非常に有効だと感じました。

豊富なミッションと成長要素

物語にはメインミッションだけでなく、人助けなどのサブミッションも豊富に用意されており、これらをこなすことで経験値を獲得できます。入

手した経験値で有利なスキルを解除できる成長要素もあるため、アクションが苦手なプレイヤーでも、ある程度はスキルで補うことが可能です。私自身、アクションが得意ではないため、序盤から積極的にサブミッションをこなし、スキル解除に励みました。

サブミッションの中には強力な武器が解除されるものもあり、モチベーション維持にも繋がりました。

ハッカーとしての能力を活かしたゲームですが、時には力を行使して解決しなければならない場面もあり、銃撃戦を楽しめるアクションシーンも用意されています。

ただし、エイデンは屈強な戦士ではなくあくまでハッカーであるため、無闇に突っ込むと簡単に倒されてしまいます。無双するような立ち回りはできないので、カバーアクションを念頭に置いた慎重なプレイが求められます。基本はハッキングやステルスがメインとなるため、この仕様は納得できます。

物語を進める上で重要な情報を得る際には、パズル要素のあるハッキングゲームも登場します。これらは難解すぎず、楽しみながら解くことができました。また、物語の進行に伴い何人かの協力者を得ることができますが、基本的にエイデン単独での行動となり、ともに戦うサポート仲間はいません。

それでも、気の合う者や共通の目的を持つ登場人物たちが物語を彩ってくれます。中には敵側の人間でありながら、エイデンに脅迫され仕方なく協力させられる憎めないキャラクターも登場し、思わずクスリとする場面もあります。

『ウォッチドッグス』は、ハッキングという斬新なシステムがもたらす独特の操作感と、エイデンの復讐劇を通して描かれる人間ドラマが魅力の作品です。ぜひこの電脳戦の世界に飛び込んでみてください。

プレイ中に感じた気になる点

『ウォッチドッグス』はハッキングやステルスアクションに重点を置いていますが、決してのんびりしたゲームではありません。正体不明の黒幕を追う中で、プレイヤーは頻繁に追われる立場に立たされます。

困難を極めるカーチェイス

特に印象に残ったのは、その際に発生するカーチェイスの難易度の高さです。追手は悪党だけでなく、シカゴ警察も登場します。警察相手に反撃すれば街の評判が下がるうえ、多くの場合「逃げ切る」ことが条件となるため、問答無用で激しいカーチェイスに突入します。

シカゴ警察は、まるで市民を守る存在とは思えないほどの執拗な追撃を仕掛けてきます。特に上空から追いかけてくるヘリは、まるで悪魔のように感じられるほどでした。

もちろん、こうしたカーチェイスも本作のドライビング要素として楽しめる部分であり、不満とまでは言いません。しかし、あまりの執拗さには多少のストレスを感じたのも正直な感想です。

ハイテクとアナログが交差する物語!

本作の物語は、エイデンが大切な家族を奪われたことへの復讐に燃える姿を描いています。しかし、家族は復讐を望んでおらず、何度もエイデンに止めるよう懇願します。

それでも、自らが招いた原因であるため、エイデンは相手だけでなく自分自身も許すことができず、復讐を止めることができません。

ハッキングというハイテクを駆使した画期的なアプローチが散りばめられている一方で、大切なものを奪われ、やるせない怒りと悲しみを抱えた男の復讐劇は、古今東西で繰り返し描かれてきた普遍的なテーマでもあります。

技術の進歩は目覚ましいですが、人間の歩みはそれに追いつけず、今も昔も同じことを繰り返している。そんな虚しさをも残すエイデンの物語は、多くの余韻を残してくれました。

華やかな「花の都」シカゴの裏では、巨大な悪がハッキングを利用してすべてを支配しています。ゲーム内で描かれるハッカーたちのハッキングによって街全体が混乱する様は、いかに完成された都市であっても脆さを持っていることを露呈します。

ハッカーの視点で描かれた本作は、現代社会への警鐘ともいえるメッセージ性を持ち合わせており、非常に意義深い内容だと感じました。

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