シンポテトの「金色」に期待したこと

ポテトチップス界の王者カルビーが放つ「シンポテト」シリーズ。その名の通り、従来のチップスよりも薄く、軽く、進化を遂げた姿は、多くのスナックファンの心を掴んできました。
今回レビューするのは、新作の【シンポテト 金色バター】です。「金色」という重厚なネーミングと、バターのコクを想像させるパッケージに、期待をせずにはいられません。「今度はどんな新しい食体験をさせてくれるのか?」――そんなワクワク感を抱きながら、いざ実食です。

じゃがいも(国産)、ひまわり油、デキストリン、食塩、砂糖、バターパウダー、でん粉、果糖、たん白加水分解物(大豆を含む)、チーズパウダー、乳等を主要原料とする食品、酵母エキスパウダー、はちみつパウダー / 調味料(アミノ酸等)、香料、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、ステビア、スクラロース)、酸味料、酸化防止剤(V.C)


保存性は満点。しかし、ビジュアルに潜む「違和感」


まず評価すべきは、チャック付きのパッケージ。食べかけを保存する際に非常に便利で、ユーザーの利便性を考えた素晴らしい仕様です。
しかし、肝心の「中身」と向き合った時、少しの違和感を覚えました。
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サイズ感と統一感: シンポテトの特徴でもある「一回り小さいサイズ感」は、スタイリッシュなはずでした。しかし、開封してみると、まるで割れた欠片を集めたかのような無造作な見た目が目立ちます。
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高級感との乖離: 「金色バター」というネーミングで少し高級感を打ち出しているにもかかわらず、その中身の見た目が少々雑に感じられてしまった点は、残念ながらマイナス評価と言わざるを得ません。商品としての「美学」という点で、シンポテトというブランドのプライドがもう少し見た目にも反映されていれば、印象は大きく変わっていたはずです。
普通に美味しい、しかし「シン」らしさはどこへ?
では、肝心の味わいはどうでしょうか。
1. バター風味という「飽和状態」
結論から言えば、「普通に美味しい」です。バターの香りはしっかりと立ち、カルビーらしい安定した塩味とコクが口の中に広がります。
しかし、ここで問いたいのは「シンポテトとしての個性」です。これまでにも数多の「バター味」のポテトチップスが市場を賑わせてきました。その中で、この「金色バター」が放つ個性は、正直なところ非常に薄いと言わざるを得ません。
2. 個性を求めすぎた結果の「普通」
「シンポテト」というブランドを冠する以上、その極薄の形状だからこそ味わえる、何か特別な「体験」を求めてしまいます。しかし、今回はよくあるバター味の枠から一歩も出ていないような印象を受けました。美味しいけれど、わざわざこの「シンポテト」でなくても良いのではないか――。そんな贅沢な悩みが、最後まで頭から離れませんでした。
こんな人にはおすすめできるかも?
このレビューを読んで「期待外れかな?」と思った方もいるかもしれません。しかし、誤解のないように補足すると、これは「美味しくない」のではなく、「期待したほどの革新性がなかった」という点が最大のネックです。
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こんな時におすすめ
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とにかくポテトチップスが好きで、新しい味はとりあえず全部チェックしたいという方。
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濃いバターの味と、サクッと軽い食感の組み合わせが単純に好きな方。
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チャック付きで、ちょっとずつおやつを楽しみたい方。
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シンポテトには、もっと「先」を見せてほしい
カルビーの【シンポテト 金色バター】は、バター風味のポテトチップスとしては合格点に達しています。しかし、私たちが「シンポテト」に求めているのは、そんな「普通」の完成度ではありません。
この極薄チップスという武器を活かして、他の誰にも真似できない、突き抜けた驚きを味あわせてほしい。それが、シンポテトというブランドに対する、ファンの期待であり願いです。今回は少々厳しい評価となりましたが、それもカルビーというメーカーが常に高い基準をクリアし続けてきたからこそ。次回の新作こそ、その「金色」の名前通り、黄金級の衝撃を届けてくれることを強く期待しています。