チルド棚で放たれる「秋の二重奏」。ダノンビオ新作との遭遇

スーパーのヨーグルトコーナーをパトロール中、私の「季節限定・アンテナ」が、落ち着いた秋の色調を纏ったパッケージを捉えました。今回手中に収めたのは、ダノンの自信作「ダノンビオ さつまいも&あんぽ柿」です。
「ほう。さつまいもとあんぽ柿か。ダノンさん、私のモーニングタイムを、一気に夕暮れ時の縁側で、吊るし柿を眺めながら焼き芋を頬張っているような、風雅でエネルギッシュなひとときに変えてくれるつもりだな」
食欲の秋でも腸活を、というコンセプトは実に見事。さつまいもの優しさと、あんぽ柿の凝縮された甘みがマイルドなヨーグルトに溶け込んでいるというスペック。期待と、そして「二つの個性がどう共鳴し合っているのか?」という探究心を胸に、レジへと運びました。

食欲の秋も腸活を楽しみたいという方にピッタリな、さつまいものほっこり優しい香りと干し柿の凝縮された甘みが広がる味わいです。
酸味が少なくマイルドでクリーミーなヨーグルトです。

視覚に訴えぬ「控えめな佇まい」いざ、開封の儀

帰宅し、さっそく「秋の儀」を執り行います。アルミの蓋を剥がしたその瞬間、私はまずその「見た目」の静かさに驚きました。
「ふむ。なるほど。見た目的にはこれまでのプレーンなダノンビオと遜色ないな。さつまいもの黄色が強く出ているわけでも、柿の色彩が踊っているわけでもない。あくまで紳士的な佇まいじゃないか」
中身の「真実」を捉えるべく、スプーンを深く差し込み、秋の味覚を探索します。
「おぉ! ようやく見つけたぞ。ヨーグルトの中に潜む、この小さな粒……これが今回の主役の一つ、あんぽ柿の果肉だな。さあ、鑑賞はここまでだ。いよいよ、ダノンが導き出した『秋の味覚の二重奏』を実食しようじゃないか」
「繊細すぎる旋律」と見失われた秋の鼓動

期待を最大限に高め、まずは果肉を狙って大きく一口。 その瞬間、私の口の中で「秋のビッグバン」……が起きるのを待っていましたが、訪れたのはあまりにも穏やかな、静かすぎる波紋でした。
「……ん? 美味しい。ダノンビオとしての完成度は相変わらず高い。だが、おっさんの正直な感想を言わせてもらえば、肝心の『秋の主役たち』がどこかへ出掛けてしまっているような寂しさがあるぞ」
まず感覚を驚かせた(困惑させた)のは、その「存在感の薄さ」です。
「ほう。なるほど。あんぽ柿の果肉だが、あの干し柿特有の凝縮された甘みが全く伝わってこない。歯応えも皆無に等しく、味わう前にいつの間にか喉を通り過ぎてしまう。さつまいもに至ってはペースト状で練り込まれているはずだが、ふんわりと香りが漂う程度に収まっているじゃないか」
欲張りすぎた「二兎のジレンマ」おっさんが感じた本音
食べ進めるうちに、私はこの商品が抱える「構成の課題」に気づきました。
「素晴らしい試みではある。だが、おっさんの個人的な感想としては、さつまいもとあんぽ柿という二つの強力な個性を一度に詰め込んだことで、かえってお互いの良さを打ち消し合ってしまっている印象だ」
ダノンビオ自体のマイルドな酸味とクリーミーさが優秀すぎるがゆえに、申し訳程度の風味付けでは「いつものダノン」の味に飲み込まれてしまうのです。
「ふむ。なるほど。これなら、いっそのことフレーバーを一つに絞り、そのぶん濃厚なさつまいも感、あるいは圧倒的なあんぽ柿の果肉感を楽しめるように仕上げてほしかった。二兎を追う者は一兎をも得ず……そんな格言が脳裏をよぎる、エネルギッシュさに欠ける仕上がりだと言わざるを得ないな」
もちろん、繊細な風味を好む方には「上品な味わい」として受け入れられるかもしれません。しかし、ガツンとした秋の味覚を期待していたおっさんにとっては、少々「名前負け」している感が否めませんでした。
完食の先に。おっさんが感じた「次へのエール」
気が付けば最後の一口、ダノンビオの安定した美味しさを噛み締めながら完食。
「素晴らしい。おっさんの個人的な感想としては、これは一日の腸活をエネルギッシュにサポートしてくれる『いつものビオ』の延長線上にあり、秋の情緒はあくまで微かなスパイスとして添えられたものだと確信したぞ」
お腹は満たされ、腸活への貢献も期待できますが、心は、次に発売されるであろう「一点突破型」の季節限定フレーバーに、さらなるエネルギッシュな進化を期待する決意で満たされていました。
一度食べれば答えが出る「マイルドな洗礼」
今回の実食を経て痛感したのは、ダノン「ダノンビオ さつまいも&あんぽ柿」が持つ、一切の妥協を排した(?)「控えめな調和への情熱」でした。
「ふむ。100億個以上のビダスの誇り、ペースト状に溶け込んだお芋の輝き、そして繊細すぎる柿の旋律。この一体感、一度体験すれば、あなたもこの『マイルドすぎる誘惑』と、自分の理想とする『秋の味覚』の距離を確かめずにはいられないだろう」
おっさんの個人的な感想としては、特に「ダノンビオの味が大好きで、ついでに秋の香りをほんのり楽しみたい。強い甘みや食感よりも、毎日続けられる優しい喉越しをエネルギッシュに優先したい!」と感じている情熱的なあなたに、この新作の洗礼を味わってほしい。日常の数分間を一瞬にして、秋の風がそよぐエネルギッシュな(そして少し物足りない)ひとときに変えてくれます。
ダノンビオの季節限定シリーズ、この「魅力的な素材が並んだパッケージ」に隠された、上品な着地点への並々ならぬ執念。あなたもぜひ、その顎で、そしてその「ダノンビオの味に包まれた微かなお芋の余韻」で確かめてみてください。一口食べれば、明日への活力が……湧いてくるか、あるいはもっと濃厚な焼き芋が恋しくなるか、そんな最高の(?)出会いがあなたを待っていますよ。次は自前で追い焼き芋をして、無理やり「エネルギッシュな秋」を演出してみようか……そんな欲張りな妄想が捗って止まりません。