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本格的な抹茶の風味を味わえるヨーグルト!
漆黒の中に浮かび上がるような和の一文字。
朝のお供というイメージが強いヨーグルトにはして、やや重々しい印象だ。
しかし、それが心に刺さったのも事実。
ダノンジャパンが、和のシリーズとしてブランド化しているヨーグルトでもあり、かなり商品に自信があるようで、こちらもその分だけ期待に胸高まる。
お茶の栽培に適した鹿児島の大地で手間ひまかけて育った抹茶に、濃密でクリーミーなヨーグルトを合わせました。
本格的な抹茶の香りと味わいがここに!
蓋を開けてみると、見事なまでに抹茶とクリーミーさが伝わってきた。
容器のデザインも相成って、まさに和の調和が取れた逸品という雰囲気を醸し出している。
普段、和の調和など意識したことがないオッサンは、その雰囲気にちょっと気後れを覚えるほど(苦笑)
ただ、目で楽しむ分は評価できても、やはり味わいが大事。
という事で、ここからは食べた感想を。
まず、クリーミーさを謳っているだけあり、とても濃厚な味わい。
食感も滑らかで、クリーミーさがたっぷりと伝わる作りで、スプーンで掬い上げるときに感じる重さがあり、見た目以上のボリュームがあった。
次に、このヨーグルトの主役である抹茶についてだが、こちらは、素材からこだわったという点が良くも悪くも出ていた。
何故、悪くという表現するのかと言われれば、抹茶本来の風味をとことん活かすことで、美味しさを度外視している点である。
香り高く、厳選された抹茶感は良く出ていた。しかしその素材頼みが強すぎて、かなり渋い味わいとなっている。
甘さも殆どなく、ヨーグルトの酸味と抹茶の渋味が全面に出ており、いかに食感でクリーミーさを演出しても、トータルの美味しさには直結していない。
甘味料をたっぷり入れて、素材の風味を壊すことは愚かでしかないが、食べる中で美味しさを楽しむ部分を、もう少し加えても良かったのではと思う。
格式高い味わいになっているのだろうが、一人でも多くの人に楽しんでもらう、歩み寄りもほしい。
ここまでお茶の風味を出すと、まず、甘いものを好む子供は敬遠する味だし、大人でも、人を選ぶ気がする。
決してまずくはないが、疲れた時や、朝の食後に、この渋味が効いたヨーグルトは、ちょっと選ばないかな。
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