エツィオの20年にわたる復讐劇、その進化と深みを体感せよ
アサシンクリード2をついにクリアしました!
前作に比べて物語性、キャラクター、ゲーム性すべてが大きく進化し、これほどプレイヤーの心に残るゲームになっているとは…。今回のプレイで私は完全にシリーズのファンになりました。
■ “プレイヤーが人生を共にする”物語の没入感
今作『アサシンクリード2』の最大の魅力は、なんといっても主人公エツィオ・アウディトーレの人生そのものを体験できるという点です。
前作ではすでに完成されたアサシンだったアルタイルに対し、エツィオはただの青年として物語がスタート。家族との絆、何気ない日常、そして突然の悲劇——。それらがすべてプレイヤーの目と手で描かれます。
まさに“ゲームを操作する”というより、“人生を生きる”感覚に近い体験でした。
■ 軽薄な青年が、復讐に生きる男へと変わる20年
エツィオの物語は、一言でいえば20年にわたる復讐の旅。最初はプレイボーイ風だった彼も、やがて精悍な顔つきとなり、完全に「男の顔」へと成長していきます。
それでも彼が完全に復讐の鬼とならずにいられたのは、残された家族や、支えてくれる仲間たちの存在があったからこそ。
時折見せる笑顔や冗談に、こちらもホッとさせられ、「ああ、まだ人間らしさが残っている」と思わせてくれました。
■ 登場人物の魅力が作品をさらに引き立てる
脇を固めるキャラクターも、本当に魅力的な人物ばかり。
特に印象に残ったのは、やはりレオナルド・ダ・ヴィンチ。天才的な発明家でありながら、どこか無邪気で、友人思いで、しかもめちゃくちゃいいヤツ(笑)。
殺伐としがちなアサシン活動のなかで、彼の存在がどれほど心の癒しになったことか。
レオナルドとの共闘こそ少ないものの、馬車で共に行動するシーンは今でも印象に残っています。
■ まだ続くエツィオの物語に期待大!
今作で復讐の物語は一応の決着を見ましたが、エンディングにはまだ続編を感じさせる余韻が。
すでに次回作でエツィオが再登場することは知っていますが、今回で彼のファンになった私としては、また会えるのが楽しみでなりません。
■ 唯一の難点? 現代パートはやっぱり難解…
シリーズおなじみの現代パートは、個人的にはやはりピンとこない部分が多く、ストーリーも頭に入ってこず…。
ただ、1作目をプレイした経験もあり、「ああ、また続くのね」と笑って受け入れられるようになった自分がいました(笑)
■ DLC収録のスペシャルエディションをプレイしてみて
今回プレイしたのは、DLC(ダウンロードコンテンツ)を収録したスペシャルエディション(中古)。
追加エピソードが2つ収録されていて、物語の補完という意味ではファンには嬉しい仕様です。
ただし、ゲームとしての構造は少し単調で、盛り上がるボス戦などはないため、純粋なアクションとしての刺激を求める人にはやや物足りないかもしれません。
とはいえ、アサシンクリードの世界観を深く知りたい人には十分価値があります。
しかも、中古ならかなりお得に手に入りますしね!
▼他のプレイヤーのレビュー傾向(調査まとめ)
-
高評価ポイント:
-
ストーリーテリングとキャラの深み
-
エツィオの成長に共感できる
-
レオナルド・ダ・ヴィンチの存在が明るくしてくれる
-
建築・街並み・時代背景の再現度が高く、美術的価値も評価されている
-
-
やや不評な点:
-
現代パートのストーリーが難解・分かりづらい
-
一部ミッションが単調になりがち
-
DLCのボリュームに比べ価格が割高との声(当時)
-
■ まとめ:今なお色あせない、アサシンクリード2の魅力
古い作品かもしれませんが、今プレイしても圧倒的に面白い。
操作の洗練度、物語の完成度、キャラクターの魅力、すべてが見事に噛み合い、1本の作品として完成度が非常に高いです。
「アクションアドベンチャーが好き」
「感情移入できる主人公を操作したい」
「歴史背景の濃いゲームがやりたい」
そんな人には、間違いなく刺さる一本です。