冷凍コーナーに現れた「大陸の刺客」。富士通商の海鮮たこ焼きとの遭遇

激安スーパーの冷凍棚をパトロール中、おっさんの「好奇心センサー」が未知の反応を示しました。今回手に取ったのは、富士通商が輸入販売する「海鮮たこ焼き」です。
「……ほう! 海鮮たこ焼きだと? 一体どこのメーカーが作っているんだ……ん? 原産国、中華人民共和国だと?」
最近では具材の一部が海外産というのは珍しくありませんが、製造工程まで含めた「オール中国産」のたこ焼きというのは、なかなかお目にかかれません。
ある種、中国流に解釈されたたこ焼きと言っても過言ではないでしょう。生粋の大阪人として育ったおっさんにとって、これは単なる冷凍食品のレビューではなく、文化のクロスオーバーを確認するための聖戦(?)なのです。期待と少しの警戒心を胸に、おっさんはそのずっしりと重い袋を手に取りました。

原産国に中華人民共和国と書かれている。
よく一部の商品が中国産というのは見かけるが、オール中国産というのは珍しい。
もうここまで来ると、中国のたこ焼きといっても過言はなそうだが、レビューする身としては、好奇心が刺激される(笑)


25個の「重圧」。お皿を占拠する規格外のボリューム感

袋を開けてみて、まずその物量に圧倒されました。中には25個ものたこ焼きが、これでもかと詰め込まれています。
「!!……素晴らしい。1個あたりのサイズも、標準的な冷凍たこ焼きより一回り大きいじゃないか。これはなかなかのボリュームだぞ」
大きめのお皿を用意したつもりでしたが、25個すべてを並べようとすると、まるで満員電車のようにたこ焼き同士がひしめき合い、ついにはお皿の縁からはみ出してしまうほど。
「……ふむ。なるほど。ソースや青のりといった付属品は一切なしの、ストレートな勝負か。ならば、自前のソースと青のりで、おっさん流にドレスアップしてやろうじゃないか」 電子レンジで丁寧に解凍し、湯気が立ち上るたこ焼きにソースを纏わせれば、見た目には立派な「日本のたこ焼き」が完成しました。



断面に宿る「誠実さ」。タコの足との感動的な対面

いざ、その内側を確認すべく、少し行儀は悪いですがお箸で中をほじくり出してみました。 「……なんだこれは! ちゃんとタコの足が入っているじゃないか!」
正直に言えば、中国産という先入観から「タコなんて入っていないのでは?」という失礼な予想も一瞬頭をよぎりましたが、そこにはしっかりと小さなタコの切り身が鎮座していました。
「!!……素晴らしい。富士通商さん、疑ってすまなかったな。この価格帯で、一粒一粒にしっかりとタコを封じ込める。その誠実な仕事ぶり、おっさんは高く評価するぞ」
視覚的な疑惑は晴れました。さあ、鑑賞はここまで。いよいよ、大陸の職人が見様見真似で作り上げたであろう、その「味」を実食です。
「半焼け」の境界線と、大阪人の意地

いざ、アツアツの一粒を口の中へ。 その瞬間、おっさんの口の中で「未体験のテクスチャー」が幕を開けました。
「!!……なるほど。これは……おっさんの知っている『たこ焼き』とは、少しばかり方向性が違うな」
まず舌を惑わせたのは、生地の食感です。日本のメーカーが作る冷凍たこ焼きの多くは、外がカリッと、中がトロッとした「ふんわり感」を追求しています。しかし、この海鮮たこ焼きには、独特の「粘り」があるのです。
「……ほう。まるで半焼けのような、あるいは餅のような力強い粘りだな。調理過程の問題か、はたまた本場のたこ焼きの食感を独自の解釈で再現したのか。なんだか、たこ焼きの体をなしてはいるが、魂の置き所が少し違う気がするぞ」
不味いわけではありません。一応はたこ焼きの味をしています。しかし、粉もん文化の聖地・大阪で育ったおっさんの意地が、心の中で小さく叫びます。「これは……おっさんの認める『たこ焼き』ではないかもしれないな」と。
コスパ重視の「お腹いっぱい」。リピートへの高い壁
期待を裏切らない「圧倒的な個数」、そして期待を良い意味で裏切ってきた「タコの存在」。
「……ふむ。25個でお腹を膨らませるという目的においては、これほど心強い味方はいないだろうな」
ただ、日本国内のメーカーがしのぎを削り、驚くほど美味しい冷凍たこ焼きを安価に提供してくれている昨今において、あえてこの「粘りのある一品」をリピートするかと言われれば、おっさんの答えはNOです。
「!!……富士通商さん、素晴らしい『挑戦の味』をありがとう。でも、おっさんの舌は、もう少しだけ『ふんわり』とした優しさを求めていたみたいだ」 おっさんは、最後の一粒を噛み締めながら、次なる「本場を脅かすような衝撃の海外産冷凍食品」を求めて、再びスーパーの棚の深淵へ想いを馳せるのでした。
迷わず一度は試すべし!「たこ焼きの定義」を再確認する旅
結局のところ、本当に面白い食べ物は、自分が何を大切にしているのかを気づかせてくれるという真理を、この海鮮たこ焼きは教えてくれました。
「……ふむ。タコの誇り、25個の輝き、そして大陸の粘り。この三位一体、一度体験すれば、日本の冷凍食品がいかに洗練されているか、再認識できることは間違いないぞ(笑)」
おっさんの個人的な感想としては、特に「とにかく安く、たこ焼きらしきものをたくさん食べたい!」と感じている成長期の若者や、ネタとして「中国産のたこ焼き」を試してみたいというチャレンジャーの方に、この独特な食感を味わってほしい。日常の食卓を一瞬にして、異国のたこ焼き事情に想いを馳せる実験場に変えてくれる。そんな、確かな(そして粘り強い)手応えを感じさせてくれる逸品でした。
富士通商の海鮮たこ焼き、この「25個」に隠された未知の情熱を、あなたもぜひ体験してみてください。一口食べれば、おっさんが「大阪人として認められない」と苦笑いした意味が、独特の粘りと共に理解できるはずですよ!