【レビュー】ニッポンハム「レストラン仕様カレー(甘口)」を実食!その実力はいかに?
カレー好きなら、一度は気になる“レストラン仕様”のレトルトカレー。
私にとって、その代名詞は「ハウス食品のレストラン仕様カレー」でした。豊かな香りとコク深い味わい、そして何より具材が溶け込んだ贅沢なあの感じ…。まさに、家庭で気軽に味わえる“プチごちそう”。
ところが、先日ふとスーパーで見つけたのが、ニッポンハムの「レストラン仕様カレー(甘口)」。
正直、「ニッポンハムってカレーも出してるんだ?」というのが第一印象。しかも“レストラン仕様”と銘打っている。これはちょっと気になる…。ということで、試しに買ってみることに。
4食入りでコスパは◎。でも中身はどうなの?
パッケージには「レストラン仕様」という言葉に加え、
「牛肉と野菜をとろけるまで煮込んだ」との説明書き。
これはかなり期待してしまいますね。
しかし、調理してみてすぐに「ん?」と感じた点が一つ。
じゃがいもが“がっつり”形を残している…。
煮込んでとろけたんじゃなかったのか?と、早くも一抹の不安が。
逆に、牛肉に関してはまったく姿が見えず…。
“溶け込んでいる”と言えば聞こえはいいけれど、完全に消えてしまったとも取れてしまう。
これには少し狐につままれたような気分に。
実食!気になる味は…?
湯煎で温め、いざ実食。
味わいはというと、ごくごく一般的なレトルトカレー。
甘口ということもあり、辛さはほとんど感じません。どこか懐かしさもある素朴な味わいで、悪くはない。けれど、正直言って“レストラン仕様”と言われると少し拍子抜けしてしまう部分も否めません。
一言でいえば、「普通に美味しいけど、特別ではない」。
この価格帯(4食入りでお手頃)を考えれば、十分合格点ですが、“レストラン”というネーミングが少し重たくのしかかってしまっている印象です。
牛肉の存在感にモヤモヤ…
やはり気になってしまうのは牛肉の存在感のなさ。
パッケージでは「牛肉を煮込んだ」とありますが、実際には**“風味だけ”で、肉としての食感はゼロ**。
これならいっそ、ほんの少しでも“くず肉”のような形状で存在していた方が、満足感が増したのではないかと感じました。
「隠し味」というには存在感がなさすぎて、逆に違和感が残ってしまったのが正直なところ。
まとめ:安価なレトルトとしてはOK。だけど…
良かった点
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4食入りでリーズナブルな価格
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誰でも食べやすいマイルドな甘口
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調理も簡単で手軽に食べられる
惜しかった点
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“レストラン仕様”というには普通すぎる味
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牛肉の存在感がまったくない
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野菜が“溶け込んだ”という説明とのギャップ
総じて言うと、「安価で手軽に食べられるレトルトカレー」としては悪くない。
ただ、商品名や説明で期待値が上がりすぎてしまい、その分ギャップが目立ってしまった印象。
あくまで“家庭用レトルトカレー”として楽しむならアリ。
個性を求めすぎず、「今日はラクしたいな~」という時のお供にはぴったりかもしれません。