はじめに:シュークリームの雄・アンディコが放つ「シューアイス」

コンビニやスーパーのチルドスイーツコーナーで、一度はその名を目にしたことがあるでしょう。
「栄屋乳業(アンディコ)」といえば、お手頃価格でありながら驚くほどクオリティの高いシュークリームやエクレアを提供してくれる、我々スイーツ好きの強い味方です。
そんなアンディコから、和の趣あふれる「和風シューアイス しろてまり」が登場しました。これまでチルドスイーツでは絶大な信頼を寄せてきた同社ですが、実はアイスクリームの展開は意外と知られていないかもしれません。
「あのアンディコが作るシューアイスなら、間違いないはず……!」 そんな期待に胸を膨らませつつ、実際に購入して食べてみた感想を詳しくお届けします。

「しろてまり」の名に込められたイメージとビジュアル

まず目を引くのが、その商品名である「しろてまり(白手毬)」という響きです。
気になって由来を調べてみましたが、明確な公式情報は得られませんでした。しかし、袋から取り出した瞬間にその意図が伝わってきます。一般的なシュークリームの香ばしい茶色の生地とは異なり、この「しろてまり」は非常に白いシュー生地に包まれているのです。
まさに、白く可愛らしい「手毬」をイメージしたビジュアル。和風アイスとしてのコンセプトが、その見た目からも強く感じられます。
断面チェック!中身の詰まり具合に妥協なし

シューアイスで一番悲しいのは、中身がスカスカで空洞ばかりが目立つパターンですよね。しかし、そこは流石のアンディコ。恒例の半分カットで中身を確認したところ、期待を裏切らないボリュームでした。
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抹茶アイス: 隙間なくぎっしりと充填されている
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小豆: アイスの中にしっかりと存在感を持って配置されている
「中身スカスカでガッカリ」という心配は無用。断面を見ただけで、抹茶と小豆の贅沢な組み合わせが食欲をそそります。
実食の洗礼!驚きの「固さ」と「鑑賞タイム」

さて、いよいよ実食……といきたいところですが、ここで予想外の事態に直面しました。
一口食べようとした瞬間、「アイス全体が氷の塊か?」と思うほどの強烈な固さに驚かされたのです。多くの美味しいシュークリームを世に送り出してきたアンディコですが、冷凍下のアイスとなると勝手が違うのでしょうか。
筆者も、最近は少しずつ歯の健康に自信がなくなってきた年齢。このカチカチの状態に無理に挑むのは危険だと判断し、逸る気持ちを抑えて「鑑賞タイム(放置)」を設けることにしました。
室温で5分以上経過し、ようやく少し柔らかくなってきたところで、満を持して一口目をいただきました。
正直レビュー:シュー生地とアイスのバランス
溶け始めた「しろてまり」を口に運んだ感想を、本音でお伝えします。
1. シュー生地のクオリティ
正直なところ、一番の期待外れだったのがこの「白い生地」でした。 アイスの強固な固さとは対照的に、生地自体は少しパサパサとしており、シュークリーム特有のふんわり感やしっとり感が乏しい印象です。アンディコの通常ラインのシュークリームがあれほどまでに完成度が高いだけに、「本当に同じメーカーが作ったのか?」と首を傾げてしまうほどのギャップを感じました。
2. 抹茶アイスと小豆の味わい
一方で、中身の抹茶アイスと小豆に関しては納得の仕上がりです。 抹茶の風味はしっかりと立っており、安っぽさを感じさせません。小豆の粒感もアクセントとして機能しており、和スイーツとしての満足度は十分に確保されています。
総評:アンディコの「伸びしろ」を感じる一品
今回の「和風シューアイス しろてまり」を総括すると、「中身は優秀、外側に課題あり」という結果になりました。
生地の食感や、冷凍状態での絶望的な固さなど、細かな不満がいくつか残ってしまったのは事実です。シュークリームの分野では王者の風格を持つアンディコさんですが、アイスクリームという異なるカテゴリーにおいては、まだその技術や良さを100%発揮しきれていないのかもしれません。
とはいえ、抹茶と小豆の組み合わせは鉄板ですし、アンディコファンとしては今後の改良や新作に期待せずにはいられません。
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こんな人におすすめ: 抹茶と小豆の組み合わせが大好きな方。
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食べる際の注意点: 購入後、すぐにかぶりつくのはNG。少し溶けるまで待つ「忍耐」が必要です。
名門メーカーが挑む新たなジャンル。今後のブラッシュアップを楽しみに待ちたいと思います!
おわりに:次回の進化に期待!
今回は少し厳しい評価になってしまいましたが、それもすべては「アンディコならもっとすごいはず!」という信頼と愛ゆえのこと。
皆さんももし店頭で見かけたら、ぜひその「白さ」と「中身の詰まり具合」を確かめてみてください。そして食べる際は、くれぐれも歯を大切に、ゆっくりと時間を置いてから楽しむことをおすすめします!
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