玉座に待ち受ける「小さき邪神」との対峙




暗黒魔城都市の最深部、静寂が支配する玉座の間で、私たちはついに暗黒神ラプソーンと対峙しました。 初めてその姿を目の当たりにしたとき、おっさんの正直な感想は「……なんだか、ちょっと意地の悪そうな子供のようにも見えるな」というものでした。歴代のラスボスのような巨大で禍々しい姿とは一線を画す、その独特なビジュアル。
しかし、その口から発せられる言葉には、可愛げなど微塵もありません。闇の世界を統べ、数多の賢者の末裔を葬ってきた絶対的な支配者の威厳と、冷酷なまでの殺意。復活を阻止できなかった後悔を力に変え、私たちはこの地で決着をつけるべく、武器を構えました。世界に再び光を取り戻すための、正真正銘のラストバトルが幕を開けます。
レベル90の審判!暗黒神の猛攻をねじ伏せる「準備の力」


ラスボスということもあり、これまで以上に慎重な立ち回りが求められる一戦。 ラプソーンの攻撃パターンは多岐にわたります。パーティー全体に壊滅的なダメージを与える大技から、こちらの行動を封じるいやらしい状態異常攻撃まで、まさに「闇の神」の名にふさわしい猛攻です。挑むレベルによっては、たった1ターンで全滅の危機に瀕してもおかしくない緊張感がありました。
しかし、おっさんのパーティーは、この時のために平均レベルを「90」まで引き上げていました。 これは、ゲーム開始直後にスライム相手に2度も全滅し、棺桶を引っ張ることになったあの屈辱の反動です(笑) レベル90ともなれば、ラプソーンの凶悪な攻撃さえも「耐えられないものではない」という余裕が生まれます。補助魔法で守りを固めつつ、テンションを溜めた最強の特技を叩き込む。かつて苦汁を舐めさせられた魔犬レオパルドやマルチェロの仇を討つかのように、私たちは圧倒的な力でラプソーンを追い詰めていきました。
勝利の余韻を切り裂く「崩壊のカウントダウン」

ついにラプソーンを撃破。光に包まれ消えゆく邪神の姿に、ようやく長い旅が終わったのだと安堵の溜息を漏らしました。 しかし、物語はそう簡単には幕を下ろしてくれませんでした。
「ぐわぁああ……!」 断末魔と共にラプソーンは霧のように消え去りましたが、それは完全な消滅ではなく、執念の逃亡に過ぎませんでした。それと同時に、主を失った暗黒魔城都市が、轟音と共に崩れ始めたのです。 ここからは、イベントシーンで片付けられるような生易しい脱出ではありません。プレイヤー自身の操作で、崩落する城内を駆け抜けなければならない「決死の脱走劇」が始まったのです。
自分自身の石像との遭遇。執拗な追撃を振り切れ

脱出路には、私たちの行く手を阻むように次々と魔物たちが立ちはだかります。 驚いたのは、以前探索したふしぎな空間で見た、主人公たちそっくりの石像までもが敵として襲いかかってきたことです。自分自身の姿をした鏡合わせの敵と戦うという、ラストダンジョンならではの演出に、おっさんのテンションも再び跳ね上がりました。
もちろん、ラプソーンとの激闘を潜り抜けてきた今のパーティーにとって、これらの追手はもはや敵ではありません。レベル90の威光を放ちながら、私たちは最短ルートで城の外を目指しました。 ようやく外気が肌に触れ、脱出成功かと思われたその瞬間。目の前に、巨大な「手」が現れ、視界を遮りました。脱出の直前に用意されていた、まさかの伏兵「暗黒の魔人」の登場です。
暗黒の魔人を粉砕!しかし「真の決戦」は空の彼方へ


『ドラゴンクエストVIII』プレイリポート 第21回
総評としては、ラスボス戦後の緊張感を途切れさせない崩落イベントと、巨大な魔人とのサプライズバトルが融合した、極めてサービス精神旺盛なクライマックスでした。
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レベル90という圧倒的な戦力で、ラプソーンに溜まりに溜まった鬱憤を晴らしたい方
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崩壊する魔城という極限状態の中で、自分自身の石像と戦う奇妙な演出を楽しみたい方
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魔城を脱出した後に待ち受ける、暗黒の魔人の圧倒的なスケール感に圧倒されたい方
こうした方々にとって、この魔城攻略から脱出までの流れは、まさに息つく暇もないエンターテインメントの連続となるでしょう。
暗黒の魔人をパワープレイで粉砕し、私たちは「神鳥のたましい」となって崩壊する都市を脱出しました。しかし、逃げ延びたラプソーンは、さらに巨大な、そして悍ましい姿となって世界に君臨しようとしています。 おっさんの冒険は、ついに本当の、正真正銘の最終章へ。次回の報告では、伝説の七賢者の魂を呼び覚まし、空を埋め尽くす巨神ラプソーンに挑む「神鳥の祈り」をたっぷりとお届けしたいと思います!