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純情一直線な順平に胸を打たれる
保護もかねて、病院でチドリの経過観察が続く。
その間、美鶴と真田が、病室を訪れては、ストレガについて事情を訊ねるも、ひたすら無言を貫くチドリ。
そこに、順平がやってくる。
美鶴たちより、チドリの状態を聞いた順平は、自分にまかせてほしいと頼む。だが、美鶴は捕らわれの身となっていた経緯からも、任せることに対して、不安を口にする。
いつもの順平なら、ここで引き下がるのだろうが、チドリの事を心から気にかけている今回は違った。
みんなの前で、頭を下げて、再び頼み込む。
その純情なまでの姿に、風花は思わず顔を赤らめ、そっと順平に席を譲る。
そして順平が話しかけると、チドリは、不愉快そうな表情を浮かべながらも、初めて言葉を口にする。
チドリが喋ったことに、その場にいた皆が驚く。
やはり、チドリは順平だけには、少しだけでも心を許していたのだと実感する場面で、これまで二人の行く末を見守っていた側としても、少しだけ救われた気がした。
しかし、その後、チドリがたびたび自傷行為をしていることを知らされ、順平は、出会ったばかりのころの怪我も、チドリ自身が行ったことを悟る。
周囲の動揺をよそに、ペルソナの力ですぐに治ると、平然にしているチドリをみて、順平は二度と傷つけるようなことはしないでほしいと訴える。
千尋と特別な関係に発展
コミュ対象で、後輩の千尋との関係が、コミュを深めていったところ、特別な関係に発展した。
どうやら、恋人未満のような関係性になり、これ以降は、友達でも他の女子と一緒に過ごすと、千尋を悲しませる可能性があることを示唆。
ふむ、何だか恋愛ゲームのような展開となり、色々な意味で悩ましい状況となってきたぞ(苦笑)
チドリのペルソナが暴走!
あれから、時間があればチドリのもとを訪れていた順平。
この日も、ストレガの事は相変わらずながらも、日常会話は行えるようになっていた。
そんな状況でも前進と捉えるべきだと、美鶴たちが、二人の会話の様子を見守っていた。
その時、チドリが突然、苦しみだす。そして次の瞬間、チドリに馬乗りとなって首を絞めるペルソナの姿が現れる。
突然の状況に順平たちが慌てる中、このことをひとり予見し病室を訪れていた荒垣は、チドリに抑制剤を打ち、ペルソナを鎮める。
荒垣の説明によると、チドリをはじめとしたストレガは、主人公や美鶴たちのようにペルソナの力をコントロールすることが出来ず、抑制剤で同様の効果を得ているとの事。
その為、抑制剤の効果が切れると、ペルソナに寝首をかかれる可能性があるとの事で、どうやら同じペルソナ使いでも、何やらその成り立ちは全く違うようだ。
チドリの危険は回避した。しかし、それを救った荒垣がストレガと面識のあったことに、驚きを隠せない真田たち。
レールを外れて見えるものもあると、意味深な言葉を残し、荒垣は病室を出る。そして、すぐにその後を追う真田。
一方、病室ではペルソナに殺されそうになっても、死ぬことを恐れないチドリに、順平は、俺がチドリに死んでほしくないと訴える。
悲痛な表情の順平を前に、初めて戸惑いを見せるチドリ。
順平の思いが通じることはあるのか、目が離せない展開が続く。
衝突する荒垣と真田!
荒垣を呼び止め、抑制剤のことを追求する真田。
真田は、以前より抑制剤の話だけは聞いていたことがあるらしく、副作用があることも示唆。
その事を知っているからこそ、それに手を出した荒垣が許せず、口論の末に、荒垣を殴りつけてしまう。
そして、真田はともに育った孤児院の話を始め、10年前に起こった火事で妹を失ったことを語る。
火事が起きたとき、助けに行こうとするも制止する大人を振り切る力がなかったことを今も悔やむ。だからこそ、真田は誰よりも力にこだわるようになったようだ。
荒垣は、真田の言葉を黙って受け止めながらも、自分にはやるべきことがあるとだけを伝え、真田にも自分だけの道を行くように告げ去っていく。
それこそが、以前に描かれた天田との因縁なのだろうか。去り行く荒垣の後ろ姿がとてもつらそうに見えた。
また、荒垣自身も抑制剤を常用していることで、真田は副作用の事を心配もしていた。
ファルロスの意味深な言葉
定期的に主人公の前に現れる謎の少年ファルロス。
出会いから3つの季節が巡り、その中で、世界にはどんなことがあっても変えられない、決定的なものがあると語る。
そして、最近ではタルタロスの塔の事ばかり考えていると続け、主人公との関係を懸念しながらも、どんなことがあっても、ずっと友達だよと、思いを伝え消えていく。
久しぶりに、意味深なメッセージだった気がする。
ついにチドリに笑顔が
この日、これまでとは違い、チドリは、順平がやってくることを待ち遠しくている様子が見られた。
深刻な話が続く中で、ホッとできる時間だった。
古本屋・本の虫の老夫婦コミュ達成!
以前にも報告させてもらった、古本屋を営む老夫婦の文吉と光子。
前回では、亡き息子の思い出が詰まった柿の木を存続させること願い、署名運動が行われ、喜んでいた。
しかし、今回、自ら学園に赴き、柿の木を切る事をお願いしたと聞かされる。
事情を聞くと、柿の木が植えられている場所に、新校舎を建てる予定を知り、それを自分たち夫婦の我儘で邪魔したくないという思い至ったそうだ。
そして、何より、その学校で教鞭をとっていた息子もそんなことは願っていないと、慮り決断したようだ。
そこには、足繁く通い、自分たちと交流をもった主人公の存在も大きかったと語ってくれ、何だかこちらも嬉しい気持ちになった。
これにより、ひとまず老夫婦のコミュは達成。
それにより、法王のコウリュウを生み出すことが出来るようになった。
ネット友達のY子の正体判明!
ネットゲームを通じて仲良くなったY子。
ゲーム内では、Y子の相棒として、様々な話(ほぼY子の悩みや愚痴)を聞く中で、その正体について、おやっと思う事があった。
そして、今回の会話の中で、Y子が主人公の通う学校の担任である鳥海先生であることが判明。
その決定的証拠が、この日、別れ際にY子が最近気になる生徒の名前を明かした瞬間だ。
もちろん、あくまでゲーム内の相棒なので、主人公が、その事実を先生に明かすような無粋なことはしないはず。
それにしても、何だか驚く一方で、いまの時代だったら、あり得るのかなと、おっさん世代は、色々と考えさせられた出来事だった(笑)
思ったよりも大変な特別な関係!
少し前に、特別な関係に発展した千尋。
特に、彼女を傷つけた覚えはなかったのだが、色々とやることが多かったために、あれ以来、会話することがなかったのも事実。
その結果、屋上に呼び出されてしまった。
千尋は思いつめたような感じで、普段クールな主人公が後ずさりしてしまうほど。
ともかく、思いつめた千尋に、自分の事を面倒な女と、自虐的な気持ちにもさせてしまったようで、慌てて誤解を解くため全力を尽くす主人公。
結果、元通りの関係に。
なんか後で知ったのだが、どうもコミュ対象との関係悪化が、ペルソナを作るうえでも影響するようだ。
こんなのは、これまでのペルソナシリーズにはなかったので、おっさんビビってしまったぞ(苦笑)