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荒垣の死から立ち直りを見せる仲間たち
荒垣の一番の理解者である真田だからこそいえる言葉だ。
確かに、苦悩を抱えながらも、最後まで己の意思を貫き通し、復讐に囚われていた天田を救うきっかけを作ったともいえる。
そんな荒垣の死を、名誉ある死、非業な死などと、評することは誰にもできない。ただ、彼が最期にみせた表情から、真田が言う勝ち逃げという表現には、納得させられるものがある。
荒垣の死に、いまだ思う事がある天田。
荒垣がよく過ごしていた溜まり場に行きそうになりながらも、思いとどまったと語る中に、少しずつ前進しようとしている気持ちが見て取れる。
余命いくばくもない青年とのコミュ
毎週、日曜日だけ神社の椅子に腰かける形で姿を見かける青年・神木秋成。
コミュ対象で、余命いくばくない青年という説明表記があり、そこからも彼が重い病に冒されていることが想像できる。
最初のきっかけは、神社の女の子・舞子の紹介だった。ただ、彼との親睦を深める条件が、一定の学力という事があり、なかなか進展させることが出来なかった事情があった。
最近になり、それもクリアできるだけの学力を身につけ、ようやく神木とのコミュを進展させることが出来ようになった。
やはり、話を進める中でも、儚げで、決して明るい展開はない。しかし、主人公に寄せてくれる信頼が嬉しく、ただ寄り添える友達として付き合っていきたい気持ちにさせられる。
日曜限定と言う点はもどかしくもあるが、その分、確実に物語が進展するようになっているので、何とか頑張りたい。
中間テストで学年トップを目指せ!
勇気と魅力は何とか最大にしていたが、学力だけは少し遅れをとっており、このままでは如何と、勉学に励んでいた。
そうした事もあり、今回の中間テストに掛ける意気込みは強い。
その結果、学年トップの座を射止めた。
学年トップをとったことを美鶴に報告。
そのご褒美として、クィーンのインセンスカードセットを頂いた。
インセンスカードは、ペルソナのステータスアップ効果があり、お気に入りのペルソナを強化することが出来る嬉しいカードだ。
森山が突然の転校!?
もとはいじめっ子だったが、今や風花の友で、よき理解者である森山夏妃が、突然、転校することに。
普段、クラスでも目立たない風花だが、森山からの挨拶を受けて、思わず大声を上げながら驚いていた。
二人っきりで別れを惜しむ
心から夏妃の転校を悲しむ風花。
夏妃より、父親が重い病気にかかり、それが転校の理由であることを説明される。
そこで夏紀は、家の事情だけでなく、風花にこれまで語ることのなかった本音や、いまの思いを打ち明ける。
夏紀の思いを受けて、風花もこれまで語ることのなかった自身の思いや悩みを語る。
そんな中で、夏紀が風花に送った言葉が印象的だ。
『人生には、2度巡ってくるものなんて、多分ないよ』
ともに親や家の事で悩みを持つものだからこそ、風花には同じ後悔をしてほしくないという夏紀の思いやりある言葉だ。
自分にいまいち自信が持てず、人に嫌われないように努めていたという風花を好きだと元気づける夏紀。
ひとり先に立ち去った夏紀から送られてきたメール。
二人が本当に親友となった瞬間であり、これからもその関係が続くものだと伝わってくるシーンだった。
自分の存在意義を確かめることが出来たとき
夏紀との出会いと別れによる経験から、自分のなすべき事や願いが分かった風花。
迷いが消え、少し自分に自信を持つことが出来たとき、風花のペルソナが変化し、新たな力を持つユノが覚醒する。
風花らしい目覚めを描いた珠玉のエピソードだった。