緑の定番に挑む「蒼い刺激」。カルビーが放つ期間限定の刺客

お菓子コーナーの棚で、おっさんの「期間限定センサー」が激しく反応しました。カルビーのロングセラー「さやえんどう」から登場した、その名も「ツーンとわさび味」。
「……ほう! 西洋わさびと本わさびのダブル使いか。さやえんどう特有の豆の甘みに、わさびの鋭角な刺激がどう絡むのか、実に見ものじゃないか」
これまで不動の「しお味」には何度も癒やされてきたおっさんですが、わさび味との邂逅(かいこう)はこれが初めて。えんどう豆の旨みを活かしつつ、飽きのこないおいしさを追求したというこのスペック。期待と高揚感を胸に、おっさんはその緑色の袋を手に取りました。


西洋わさびと本わさびを使用し、ツ-ンとした味わいの中にも、えんどう豆の旨味がしっかり感じられ、飽きのこないおいしさです。


変わらぬ造形美。見た目に隠された「ツーン」の予感

袋を開けると、そこにはお馴染みの、本物のさやえんどうを模したような美しいフォルムのスナックたちが鎮座していました。
「!!……素晴らしい。見た目に関しては、いつものしお味と全く変わらない、安心のクオリティだな」
一見しただけでは、どこにわさびが潜んでいるのか判別できません。しかし、鼻を近づければ、お豆の香ばしい香りの奥に、微かに鼻をくすぐるツンとした刺激臭が漂います。西洋わさびのキレと、本わさびの香りが、このサクサクの生地の中にどう封じ込められているのか。おっさんは、期待を込めてひとつまみを口へと運びました。
実食!一口目で脳が問う「わさびの立ち位置」
いざ、大きく一口。 その瞬間、おっさんの口の中で「お豆とわさびの対話」が始まりました。
「!!……なるほど。確かにわさびだ。だが……おっさんの期待した『ツーン』はどこへ行ったんだ?」
まず舌を喜ばせるのは、さやえんどうならではの濃厚な豆の旨みと、ノンフライ製法による軽快な食感。そこへ追いつくように、わさびの風味がフワリと広がります。
商品説明の通り、確かに飽きのこないバランスではあるのですが、わさび特有の「脳天を突き抜けるような刺激」を期待していたおっさんとしては、少々肩透かしを食らった気分です。
「……ほう。なるほど。素材であるえんどう豆に配慮しすぎたのか、わさびが随分と控えめに、まるで遠慮しているかのような仕上がりじゃないか」
評価の分かれ道。素材の旨みか、わさびのインパクトか
わさびをメインに据えたスナック菓子が群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)する昨今、それらと比較すると、本商品の刺激はかなりマイルドです。
「!!……素晴らしい素材力だ。だが、どれだけ本わさびにこだわっても、その風味をここまで抑え込んでしまっては、その良さを十分に活かせているとは言い難いな」
決してまずいわけではありません。
お豆の美味しさを主役にし、わさびをあくまで隠し味的なアクセントとして楽しむのであれば、これほど上品なスナックはないでしょう。しかし、「ツーンとわさび味」という強気な商品名を信じて購入した「刺激ジャンキー」なおっさんたちにとっては、この中途半端な距離感に、少しだけ物足りなさが残るのも事実です。
お豆の優しさを愛でる人のための「大人の嗜み」
期待を裏切らない豆の旨み、そして期待を少しだけ下回ってしまった(?)わさびのインパクト。
「……ふむ。これは激辛や強刺激を求めるための一袋ではなく、お茶やビールを片手に、しっとりと豆の甘みを味わうための『大人のスナック』だな」
カルビーさんが、この一粒に込めた素材へのリスペクト。それは、さやえんどうというブランドを守り抜くための「黄金比」なのかもしれません。
「!!……カルビーさん、安定の美味しさをありがとう。でも、もし次があるなら、おっさんの涙がちょちょ切れるくらいの『本気のツーン』も期待しているぞ!」 おっさんは、指先に残った僅かなお豆の香りを楽しみながら、次なる「衝撃の刺激」を求めて、再びお菓子コーナーの深淵へ想いを馳せるのでした。
迷わず一度は試すべし!「上品なわさび」という新機軸
結局のところ、さやえんどうというスナックがいかに完成された存在であるかを、この期間限定品は逆説的に教えてくれました。
「……ふむ。豆の誇り、わさびの奥ゆかしさ、そしてカルビーの技術。この三位一体、刺激に弱い人でも安心して楽しめる『優しいわさび』として、一度は体験する価値があるな」
おっさんの個人的な感想としては、特に「お酒のつまみに、さっぱりしたものが欲しい」という時に、この一袋は最高のパートナーになるはず。日常の晩酌タイムを、一瞬にして爽やかな高原の風のようなひとときに変えてくれる。そんな、確かな手応えを感じさせてくれる一品でした。