冷凍スイーツ界の巨人が放つ「刺客」。今川焼ではなく、あえてのパンケーキ

スーパーの冷凍食品コーナーで、おっさんの「スイーツ探知機」が奇妙な反応を示しました。目に飛び込んできたのは、お馴染みニチレイのロゴ。しかし、そこにあるのはいつもの今川焼ではなく、「和のパンケーキ(きなこ&黒蜜糖)」という見慣れない文字でした
「……ほう! ニチレイさんが今川焼の牙城を飛び越えて、パンケーキに参入したというのか。しかも『和』を全面に押し出してくるとは、なかなかに興味深いじゃないか」
ニチレイといえば、冷凍今川焼で不動の地位を築いている王者。その王者が、いまやカフェスイーツの代名詞となったパンケーキに「和」の要素(きなこ・黒糖蜜)を引っ提げて殴り込みをかけた。この安直とも取れる、しかし戦略的な一手に、おっさんの期待感は静かに、かつ確実に高まっていきました

しっとりとしたきなこ風味の生地に、黒糖蜜を使用したソースを入れました。
ふんわりやわらかな食感の一品です。
国産のきなこと沖縄県産の黒糖で作った黒糖蜜を使用しております。

驚異の「8個入り」の正体。薄さに隠されたニチレイの計算


パッケージを手に取ってまず驚いたのは、その個数です。いつもの今川焼と同じサイズ感の袋でありながら、中にはなんと8個ものパンケーキが詰まっているのです
「!!……素晴らしい。5個入りが定番の今川焼に対して、8個という物量は圧倒的じゃないか。一気に大家族のおやつ問題まで解決してしまいそうな勢いだな」
袋から取り出してみると、その理由がすぐに判明しました。大きさこそ今川焼と大差ありませんが、厚みが明らかにスマートなのです 「……ふむ。なるほど。パンケーキという名前を冠する以上、この『薄さ』がアイデンティティというわけか。だが、こうして見ると……なんだか今川焼を半分にスライスしたような、不思議な既視感があるぞ」
恒例のハーフカットを敢行してみると、中心部には沖縄県産黒糖を使用したという黒糖蜜が鎮座しています。見た目の完成度は高いのですが、おっさんの頭の中では「これ、本当にパンケーキか?」という疑問が、霧のように立ち込めてきました。
きなこ香る生地と黒糖蜜が織りなす「和」の旋律

レンジでチンして、いざ実食。アツアツの状態で、大きく一口 その瞬間、おっさんの口の中で「アイデンティティの境界線」が揺れ動きました 「!!……なるほど。味は悪くない。きなこが練り込まれた生地の香ばしさと、中から溢れる黒糖蜜の濃厚な甘み。これはまさに、和の王道を行く組み合わせだな」
国産きなこの風味は確かに感じられ、ふんわりと柔らかな食感も心地よい。しかし、食べ進めるうちにおっさんの舌が「真実」を叫び始めました
「……ほう。だが、おっさんの感覚が正しければ、これはパンケーキというより、限りなく『薄型の今川焼』に近いんじゃないか? 生地感も含めて、今川焼の血統を色濃く受け継ぎすぎているぞ」
逃れられない「今川焼の影」。パンケーキとしての矜持(きょうじ)を問う

食べ終えて、おっさんは少しばかり複雑な心境に陥りました 「!!……素晴らしいクオリティだ。不味いわけじゃない。だが、せっかく『パンケーキ』という新ジャンルに挑戦したのなら、和というこだわりを一度捨てて、もっと真っ向勝負の洋風パンケーキを見せてほしかったな」
生地の食感や、レンジ加熱後の仕上がりに至るまで、あまりにも今川焼のノウハウが完成されすぎている。その結果、パンケーキとしての新しさを期待したおっさんにとっては、少しばかり物足りなさが残る着地となってしまいました
「……ふむ。正直に言わせてもらえば、これなら同社のいつもの今川焼シリーズを買って、あの厚みと満足感を味わう方が、おっさんの胃袋は納得するかもしれないな(笑)」
安定のニチレイ品質。迷わず「いつもの味」を求める人へ
期待を裏切らない「ふんわり感」、そして期待を良い意味で裏切ってきた「個数の多さ」 「……ふむ。これはこれで、手軽につまめるサイズ感としては優秀だ。小腹が空いた時に、きなこと黒糖の香りに癒やされる時間は、確かに格別ではあるな」
ニチレイさんが、この8個に込めた「和」への情熱。それは、パンケーキというハイカラな存在を、日本の茶の間で馴染み深い「あのお菓子」の距離感まで引き寄せる挑戦だったのかもしれません。
「!!……ニチレイさん、素晴らしい『薄型の美学』をありがとう。でも、次はおっさんの腰が抜けるような、超王道パンケーキも期待しているぞ」 おっさんは、指先に残った微かな黒糖の甘みを楽しみながら、次なる「今川焼の壁を越える名作スイーツ」を求めて、再び冷凍食品コーナーの深淵へ想いを馳せるのでした。
迷わずカゴへ!「薄型和スイーツ」という新ジャンルを楽しめ
結局のところ、王者の作るものは、その血統から逃れられないという真理を、このパンケーキは教えてくれました
「……ふむ。きなこの薫り、黒糖の蜜、そして8個入りの多幸感。この三位一体、今川焼が好きで、なおかつ少しだけ『変化』を求めている人には、最高のスナックになるはずだぞ」
おっさんの個人的な感想としては、特に「お茶請けに、重すぎない和菓子が欲しい」という時に、この和のパンケーキは最強の布陣になるはず。日常のブレイクタイムを、一瞬にして親しみやすくも贅沢なひとときに変えてくれる。そんな、確かな(そして懐かしい)手応えを感じさせてくれる一品でした
ニチレイの和のパンケーキ、この「薄さ」に隠された今川焼譲りの情熱を、あなたもぜひ体験してみてください。一口食べれば、おっさんが「今川焼のハーフサイズ」と呟いた意味が、微笑みと共に理解できるはずですよ!